コーチングコラム

コーチングコラム「コーチングのテーマを決める」
2008年9月01日

コーチングセッションのテーマは、本来、クライアント側が決めるものです。したがって、何をテーマとしようと、クライアントの自由だと言えるでしょう。 とは言えやはり、コーチングに適したテーマというものがあります。特に、お金を払ってプロコーチを雇う場合は、その投資に十分見合うだけのリターンを得られるようなテーマを選びたいものです。職場で上司・部下の間柄でセッションを行なうにしても、貴重な時間を費やすのですから、実り多いものにしたいですね。 もちろん、セッション技術の巧拙により費用対効果も異なりますが、それ以前に、テーマ設定を間違えないことが、前提として大切です。 取り組むべきテーマを設定する際、よく
コーチングコラム-「コーチング力は人間力を高める」
2008年8月22日

ビジネスにおいても、一般的な社会生活や家庭生活においても、コミュニケーション能力の巧拙で、それらから得られる成果や満足度が大きく変わってきます。そのため、「人生の質はコミュニケーションの質で決まる」とさえ言われます。コーチングの本質がコミュニケーションスキルであることを踏まえると、コーチングスキルの修得は、人生の質を高めていくことにつながるはずです。 実際にコーチングを学び、修得した人たちの多くは、「コーチングとの出会いにより、人生が変わった」とさえ言います。もしコーチングが単純な言葉のテクニックであれば、それはあまりにも大げさな表現だと言えるでしょう。コーチングの何が、そこまで人を魅了する
コーチングコラム-具体的行動を設定する
2008年8月01日

成果は行動によってもたらされます。成果を上げ、目標を達成するためには、いかに具体的行動を促すかがポイントとなります。一方的な命令ではなく、共感を踏まえた自発的かつ具体的行動を促すことで、部下のモチベーションも高まるのです。 コーチングセッションの中で、目標設定し、現状を把握したら、その目標を達成するためにどうするかを考えていくことになります。目標を達成するには「行動」しなければなりません。従って、どのような行動をするのか、その内容と手順を具体的に決めることが必要となります。 既にクライアントの頭の中には目標が描かれているので、まずはそれを達成するためのステップを考えていきます。同じ「山の頂上
コーチングコラム-「気づき」を促す質問をする
2008年7月07日

相手の「気づき」を促すことは、コーチングの醍醐味です。適切な質問がそれを実現するのですが、それは決して難しいことではありません。物事に対する認識の「歪み」や「欠如」の存在を確認すれば、自然と「気づき」につながるのです。 コーチングの重要な機能の一つは、相手の「気づき」を促すことです。「気づき」とは、他人から教えらたり指摘されることなく、自ら心で感じ、物事に対して今までとは異なる理解や認識を持つようになることだと定義づけられるでしょう。 「他人から」ではなく、「自ら」というのがポイントであり、自発性を引き出していくコーチングが威力を発揮する分野です。では、人は何によって「気づき」を得るのでしょ
コーチングコラム-現状を把握する
2008年6月23日

相手の目標達成をサポートするコーチングにあっては、将来の目標に目を向けると同時に、足元の現在についても正しく認識することが必要です。「現状把握」を的確に行なうことが、より早く、より高い目標達成につながるのです。 コーチングは「パフォーマンスを向上させるために対象者を勇気づけ、質問によって気付きを引き出し、本人の自発的行動を促進させるコミュニケーション技術」と定義されています。 「パフォーマンスを向上させる」ことが目的であるため、「将来どうなりたいのか」という観点で相手との対話を進めていくスタイルが基本となりますが、将来ではなく、「現在」に目を向けてみることも、「気付きを引き出す」ことにつなが
コーチングコラム-目標を設定する
2008年6月12日

コーチングは相手の目標達成をサポートする仕組みである。だから、目標設定のないコーチングはあり得ない。目標を「ノルマ」ととらえるのではなく、その達成へのチャレンジは、胸の躍るすばらしい体験だと、ポジティブにとらえたい。 コーチングを活用する目的は、相手のパフォーマンスを高めていくことにある。そしてそれは、行動することよって達成される。とは言え、やみくもな行動ではパフォーマンス向上にはつながらない。前提として、目標を設定することが必要である。パフォーマンスが向上したかどうかは、すなわち、より高い目標を達成しているかどうかにより、測られる。 コーチングセッションで扱う「目標」には、クライアントが長
相手の中にあるものを引き出す
2008年5月29日

コーチングでは、「引き出す」という表現がよく使われます。クライアントの中にあるものをどんどん「引き出す」ことは、コーチングの醍醐味でもあるのです。自分ではそれができなくても、優れたコーチがいれば、驚くほどたくさんのものが引き出されます。 相手との間に安心感を築くことが、セッションを運営する前提となります。そうすることで、何でも話せる雰囲気を作り出すことができるからです。そうなったら次は、相手の中にあるものを引き出す作業に移ります。コーチングセッションのストラクチャーとしては、「発見モード」に入ることになります。 この「発見モード」では、「質問する」「フィードバックする」といったコーチングの基
相手との間に安心感を築く
2008年5月20日

コーチングのキモは、相手にたくさん話させ、相手の中にあるものをできる限り引き出すことです。そのためには、安心して何でも話せる雰囲気や環境を整備することが求められます。それが十分なコミュニケーションを生むのです。 あなたが部下とコーチングセッションをするとしたら、いきなり質問攻めにすることは避けるべきです。その事前段階として、相手との間に安心感を築くことが必要だからです。 人は、聞き手に安心感を持つ(不安がない)と、本音で「話す」ことができます。クライアントがコーチに対して安心感を持っていれば、クライアントは、本音=本当のことを話しやすくなり、コーチはクライアントからよりたくさん引き出すことが
コーチングセッションを組み立てる
2008年5月09日

コーチングの基本スキルを習得したら、次は一連の「セッション」を組み立てていくことを学びます。十分な信頼関係を構築した上で、相手の中にあるものを引き出し、最後は具体的な行動に結びつけます。それにより、成果を上げていくのです。 前回まででコーチングの基本スキルについて、一通りの説明をしてきました。それらの基本スキルを使いこなせるようになれば、職場でのコミュニケーションは、大幅に改善されるでしょう。とは言え、個々のスキルだけではまだ、本来のコーチングとは呼べません。 例えばプロのコーチの場合、「セッション」と呼ばれる一連の対話(通常は30分~1時間程度)を定期的に行ない、クライアントの目標達成をサ
コーチングの基本スキル-リクエストする
2008年4月23日

相手のモチベーションを高め、自発的な行動を促すには、「聴く」「質問する」といったスキルに加え、「リクエストする」スキルを用いることが効果的です。上手に使えば、行動へ向けての相手の意識を、一瞬にして高めることができるでしょう。 コーチングで具体的な成果が上がるのは、相手の行動が促されるからです。コーチは、相手の行動を促すための前提として、目標を明確にし、現状を把握するための質問を投げかけます。そしてさらに、目標達成へ向けて、どのような道筋をたどるのか、具体的にどのような行動を起こすのかを尋ねていくのです。 具体的な行動が決まったら、コーチは相手を励まし、ちょうど背中を押してあげるような感覚で、