Coach Interview - きむら いずみ コーチ(後編)

信頼するコーチとの出会いで得た「自分自身を信じる」こと

 今回は、GCSの運営サイドで、コーチたちをサポートしながら、自らも長いコーチング経験をお持ちの木村伊澄さんにお話をうかがいました。木村さんとコーチングとの出会いは2000年。GCSが誕生したばかりの頃から、既に、クライアントとしてコーチングのよさを実感していたそうです。前編に引き続きお楽しみください!
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

相手のためと思っていたことの行き違いからわいた、コーチとしての学び

ーー コーチングを受けていて、自分でも学びたいと思うようになったのは、どんなきっかけからですか?

 始めはクライアントでいいと思っていましたが、ある時、コーチが開催したワークショップに出ました。ゲームで私は、目隠ししたクライアントを、言葉だけでゴールに連れて行くという役目(コーチ役)をやりました。クライアント役の人を、時間内に安全にゴールまで連れて行くことができたので、うまくできたと思っていましたが、クライアント役の人の感想は、「何かにぶつかってもいいから、もっとガンガン進みたかった」だったのです。相手のためと思ってやっても、本人は違うことを望んでいたことを知りました。

このことが面白くて、コーチングの勉強をしたくなって、すぐに始めました。そして、自分でクライアントをとるようになってしばらくして、コーチング業界に近いところで仕事ができたらもっといいと、コーチに話していました。そうしたら、ある忘年会で、GCSのスタッフを探している森さんに会って、その場でコーチが紹介してくれてご縁ができました。森オフィスの在宅スタッフからのスタートでしたが、それからもう15年も経ちました。

ーー それはタイミングがよかったですね。その後GCSのクラスでも学んだということですが、別のところで学んでから、GCSを受講していかがでしたか?

 以前学んだところは、スキル中心のカリキュラムで、自分のスタイルをつくり上げなければならなかったので、GCSでストラクチャーを学んで、やりやすさを感じました。コーチングセッションが一通りできるようなカリキュラムは、日本人が勉強するのに合っていると思います。外国人は、自分なりに使うというのが得意かもしれないけれど、日本人はある程度形があった方が入りやすいように思います。

インタビュー

信じられるものを外部に探していた

ーー コーチングと出会う前と後では、どんな変化がありましたか?

 自分自身を発見できるようになって、自分にどんどんOKを出せるようになりました。それまでは、わからないことは、一般的にはこうだろうと外部に合わせたり、宗教でも人でも、何か信じられるものがあったりした方が、ものごとを成し遂げられるのではないかとか。では、私は何を信じればいいんだろうって。でも、コーチングを始めて、自分自身を信じればいいんだと思えて、とても自由になれました。

ーー さらに、トライしていきたいことは何かありますか?

 今、小笠原流礼法を勉強中ですが、コーチングと共通点があると思うので、組み合わせて伝えたいと思っています。相手を尊重したり、思いやったりするところはどちらも同じです。礼法は礼儀作法で、形がはっきりしていますが、必ずしもその通りでなくてはいけないということはありません。例えば、会合などの時に、お客さまや目上の方には上座に座っていただきますが、その方の足が不自由だったり体調がすぐれなかったり、外の眺望がよくないような時は、本来の上座ではなく、別に席を設けることもあります。

 そんなふうに、相手を思って臨機応変に対応し、常に最上のことを考えます。そういうことも含めて、近々ワークショップで伝えていきたいと考えています。

ーー 新しくコーチになった方が、自分に合うコーチを探したり、道に迷ってしまったりということもあるかもしれませんが、何かアドバイスをいただけますか。

 コーチを選ぶ時は、コーチ自身がコーチをつけている人を選んでください。どんな成果が上がっているかを聞いて、自分もそういう体験をしたいと思えるような、共感できることがあればさらにいいです。私がコーチを選ぶポイントは、そのコーチの話を聞きたい、話がしたいと思える人です。

 また、迷った時は、なんでコーチングが好きなのか。なんでコーチングを仕事にしようと思ったかを自分に問いかけてください。それを思い出せば、きっと力がわいてきます。

ーー コーチ人自身に興味が持てるか、話を聴きたいか。そして、迷った時は、もう一度原点に戻ってみるということですね。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
きむら いずみ
コーチ
GCS認定講師
GCS認定プロフェッショナルコーチ
国際コーチ連盟ACC
Points-of-You認定マスタートレーナー
銀座コーチングスクール上野校講師
東京外国語大学ペルシア語学科卒業。通信ソフトウェア会社にてシステムエンジニア、通販会社にて営業サポートを経験したのち、2000年にコーチングと出会い、2001年からコーチとして活動をはじめる。自己基盤にフォーカスしたコーチングセッションでクライアントの自己実現やキャリアアップをサポートすると共に、コーチング研修のプログラム作成や運営サポートを行う。その他、小笠原流礼法を通して日本の伝統文化への学びを深め、現在、小笠原流礼法師範となる。

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