Coach Interview - 佐藤 慶子コーチ(後編)

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売り上げが下がってしまった時の対処方法

ーー 順調そうに見える佐藤さんでも、以前はちょっと契約が滞って、コーチングでの売り上げが落ちそうになった時があったと聞いたのですが、それは何が原因だったのでしょうか?

 ある社長さんとの契約が終わった時に、私としては更新していただけるかなという手応えを持っていたのですが、最初に決めた契約期間までで終わりという結果になりました。その原因というのは、社長さんが求めていたニーズと、私がご提供したかった価値がズレていたということです。私は社長さんが自覚していないニーズを察知しているつもりで、それを提供しようと思っていたのですが、社長さんはそんなことは求めていなかったというか、私がそのニーズをはき違えていたんだと思うのですね。それで契約がなくなったことがあります。

ーー そこでどのように対応されたのですか?

 そこからでも動くしかありませんが、自分に今あるリソースでできることをやろうという風に思いました。先輩や仲間に話をしたりして、気持ちが楽になったこともありますし、色々なアイディアをもらったこともあります。そうやって出たアイディアから、集客のためにまた新たにお金を掛けて何かをするというよりは、今持っているものを振り返ってみようとなりました。以前から行っていた異業種交流会と、Facebook、ブログだけで、ホームページもないですし、何か他に広告を出しているわけでもありませんでした。その中でできることをやるということにしました。異業種交流会については、参加していればいいと自分の中で考えていたのですが、せっかくお客様と会う唯一の機会なので、そこにいらっしゃる方のことを知ろうと思って、関連するホームページを拝見しました。そうしたら、従業員さんがとても多い企業さんがあったり、自分が思いつかないような事業を展開されている企業さんもいたりということを初めて知りました。この方とお話をしたいなと目的を持って参加するようにしたところ、実際に会場でお話ができるようになりました。

ーー なんとなく行っていた交流会から、あの人と話をしたいから行こうという風に目的を明確にしたのですね。

 今のところはそこからダイレクトに売り上げがあるわけではないのですが、お会いした方の会社からメールをいただき、様子を見てご依頼を検討してくださったりする方がおられます。その後にご友人を紹介してもらって、単発でコーチングを体験していただいたり。長期の契約にはなっていないのですが、繋がっていることは確かです。

ーー ブログやFacebookの繋がりはいかがでしょうか?

 ブログに関しては自分なりに一段深く考えたことを書こうとしています。私は割と注意力が散漫で、いろんなことを書いていたりしたのですが、どちらかというと経営者をターゲットとして書くように意識することができました。

ーー そうやって行動を変えてからどういう効果が得られましたか?

 ブログにメッセージとかで感想をいただくことがあったりとか、クライアントの中にも読んでくださっている方がいて、たまにコメントも頂いたりとコミュニケーションツールにもなっています。そのように行動を変えたことで、自分の内面が変わり、発するメッセージが変わったことで、共感してくださる方とのご縁ができ、自分のサービスを知っていただき、売り上げも回復することになりました。

ーー 新しい依頼や紹介が増えたということでしょうか?

 はい。元々のお客様ではないのですが、私の考え方を理解してくださっている方が繋いでくださった縁があり、初めてお会いした方とのご契約がありました。私の内面の変化があったので、そういう変化が言葉として出て、理解に繋がったのかなと思いました。

ーー 現在は企業コーチとして月に60人ぐらいにセッションをされたともお伺いしました。

 はい。今は月に70名を超える方とのセッションをさせていただいています。

ーー これだけ企業にコーポレートコーチングしている例は、事例として少ないと思うのですが、では、佐藤さんの強みは何かと振り返ると、銀座コーチングスクールで学んだカリキュラム以外には、あまり学習はされていないですよね。

 していないです。ほとんどカリキュラムの内容だけですね。基礎を叩き込むことだと師匠の中村先生に言われましたので、それは徹底しているつもりです。良い意味でオタクになりたい思っていた時期があり、テキストを自分で読み上げてCDに録音をして車の中で聞いていたので、子どもも一部を覚えてしまうくらいでした(笑)。テキストを丸暗記するところまではいきませんでしたけれども、テキストとの距離がだいぶ近くなりました。最近は、必ずテキストを開いて必ず基本に戻るという意味で、毎日たった3分ですが、テキストを書き写すという時間をとっています。現在はようやくクラスCのところまできました。3分では4〜5行しか写せないんですが、復習に役立っています。

ーー 佐藤さんのやってきたことからは、銀座コーチングスクールのカリキュラムとテキストを繰り返し復習して突き詰めていけば、自分のやりたいコーチングが実現するという勇気がいただけますね。

 叩き込もうとしてきた基本を活用してお客様のお役にお役に立てていると感じます。最近は、クライアントである経営者の方と一緒に、そこの会社にマッチした、「進化したコーチング」をつくろうという風にお話ししています。基本を大事にしながらよりその会社が目指すものに近付けるように、私自身が学んできたことをお伝えするということも意識した、「進化したコーチング」をやろうと経営者の方から言っていただきました。

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皆さんが素敵に変わっていくのを見るのが楽しい

ーー 今、コーチとして楽しいことってどんなことですか?

 素敵な皆さんの素敵なところをより引き出せることですね。1対1になると集団の中ではなかなか見えない素敵なところを皆さんが見せてくださいます。社員さんの素敵なところ、がんばっていらっしゃることをお伝えすると、経営者の方も嬉しそうな表情をされます。そんな表情を見られるのがとても嬉しいですね。

ーー これからどんなことを目指していきたいですか?

 一人ひとりの深いところに向き合うという企業支援のスタイル、愛を注ぐコーチングスタイル、可能性を100%信じるマインド、その人の幸せや成長を祈るような思いで接するという考え方で、しっかりと会社の業績が上がるようなサポートをさせていただきたいです。そして、老後に、大発展したお客様の様子を見つめながら、子どもはもちろん、孫やひ孫に自慢できるような仕事をしていきたいと思っています。

ーー これからコーチを目指す人のために、何かアドバイスをいただけますか?

 お客様をサポートするにあたっては、お客様の可能性を信じること、信じることができる自分になることが必要だと思います。自分と向き合って、自分自身の成長に挑戦していくことが、お客様のお役に立つための大前提だと思います。

ーー ありがとうございました。

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Profile
佐藤 慶子コーチ
小学校教員、営業職、事務職等を経験してきたが、自分には、「仕事で積み上げたものがない」というコンプレックスを抱えていた。そして、いつかは、「人の人生に深く関われる仕事」をしたいと願い、探し続けてきた。職場での悩みの解決方法を模索する中で、コーチングに出会う。2012年独立。現在は、「愛を注ぐ企業支援」をテーマに、企業が将来にわたって業績を上げ続けるための土台づくりをお手伝いしている。経営者のビジョンの明確化、一対一の対話、ミーティングのサポートを中心に活動する「土台づくりパートナー」 >>ブログ

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