制限しようとすればするほど反発を招く理由


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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわ みさこです。
 

皆さんは部下や子供に何かを指導した時に、聞いてもらえなかったり、説得に困ったりした経験はありませんか?

例えば部下に「こっちにした方がいいよ」と言ってもなかなか実行しなかったり、子供に「片付けなさい」と言ったらもっと散らかしてしまったり...。

これは『心理的リアクタンス』と呼ばれる心理現象で、自分の自由が制限されたと感じた時に、それを回復しようとして抵抗・反発する作用のことです。

人は基本的に自分の行動や選択は自分で決めたいという欲求を持っているため、それが制限されると反発心を抱いてしまうんですね。

そんな時は、できる限り選択肢を残すのがオススメです。

「この案もすごくいいけど、こういう考え方もあるよ。どう思う?」

「片付けは後でやってもいいけど、今やってしまえば後でテレビが見れるけど、どうする?」

営業などで会社からBの商品がオススメと言われている場合でも、

「Bの商品がオススメではございますが、お客様のご希望や用途に合わせてお決めいただくのが宜しいかと思います。」

など、選択する余地を残すと、反発心が和らぎます。

この心理的リアクタンスは、近年コーチングが注目されている理由の一つでもあるそうです。

コーチングでは、コーチはクライアントに制限をかけることはなく話を進めます。基本的に提案やアドバイスはせず、クライアントの中にある欲求や価値観、考えを引き出していきます。

クライアントは自分で考え、決断し、行動していくため、やらされている感がなく、モチベーションも上がりやすいのです。

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