自己紹介をちょっと楽にするための5つのコツ

230324.JPG

新年や新年度を迎えると、新しい職場や部署、進学や転居、新しいコミュニティへの参加など、「はじめまして」がいちばん増える季節です。

その一方で、自己紹介の順番が近づくたびにドキドキしてしまったり、話し終えたあとに「ああ言えばよかった」と一人で反省会をしてしまったり...。

そんなご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

自己紹介は、決して「センス」や「話し上手かどうか」だけで決まるものではありません。

ちょっとしたコツを知り、何度か試してみることで、誰でも少しずつ楽に、自然に話せるようになっていきます。

この記事では、自己紹介での緊張をやわらげるためのポイントを、5つに分けてご紹介します。

1.「何を、どんな順番で話すか」を決めておく

自己紹介が苦手だと感じる方の多くは、「その場の思いつき」に頼って話していることが少なくありません。

ところが、いざ自分の番が来たとき、人は思っている以上に緊張してしまうもの。
頭の中が真っ白になり、「さっきまで考えていたこと」がうまく出て来なくなります。

まずは、自己紹介で「これだけは伝えたい」という項目を、いくつか決めておきましょう。

名前や仕事、今取り組んでいること、好きなこと、この場に来た理由など、思いつくままに紙やメモアプリに書き出してみます。
書き出せたら、それを自分なりに心地よい順番に並べ替え、簡単な台本のようにしておきます。

そしてぜひ、一度は声に出して読んでみてください。

声にしてみると、「ここは少し長いな」「この言い方の方がしっくりくるな」といった気づきが生まれ、少しずつこなれていきます。

何度か口に出しているうちに、言葉が自分のものになり、本番でも落ち着いて話しやすくなっていきます。

2.「自分がどう見られるか」から「相手への関心」へ、そっと視点を動かす

自己紹介の場面では、つい自分のことばかりが気になってしまいます。

「変に思われたらどうしよう」「つまらない人だと思われたくない」「噛んだら恥ずかしい」
――そう思えば思うほど、緊張は大きくふくらんでいきます。

そんなときに、ほんの少しだけ視点をずらしてみましょう。

この人はどんな仕事をしているのだろう。
どんなことが好きなんだろう。
このあと、どんな話ができたらお互いに楽しいだろう。

そうやって「自分がどう見られるか」から、「目の前の相手はどんな人だろう」へと意識を移してみると、不思議と緊張がやわらぎ、表情や声のトーンもやさしくなっていきます。

自己紹介は、「評価される時間」というよりも、「これから関係をつくっていくための最初の一言」です。

自分を良く見せようと力むより、「この人と、ここから少しずつつながっていけたらいいな」という気持ちで話してみると、言葉の選び方も自然と変わっていきます。

3.自分なりの「緊張ほぐし」の習慣をひとつ持つ

「緊張しないようにしよう」とすると、かえって緊張を強く意識してしまうことがあります。

大切なのは、緊張をゼロにしようとするのではなく、「少しそわそわしていても大丈夫」と受け止めながら、ちょうどよいところまで整えていくことです。

その助けになるのが、自分なりの「緊張ほぐしの習慣」です。

たとえば、
・ゆっくりと深呼吸をしてみる。
・背筋を伸ばして軽く肩を回してみる。
・手のひらをぎゅっと握ってから、ふっと力を抜く。
そんな小さな動きでも、身体がほぐれると心も少し落ち着きます。

ちなみに筆者は、本番の前に肩をぐっと持ち上げてからストンと落とす、という動きをよくしています。

それだけのことなのですが、「よし、いけるかな」という気持ちに切り替わる、小さなスイッチになっています。

どうしても緊張してしまうときには、自己紹介の最初に「少し緊張していますが、よろしくお願いします」と、素直に口にしてしまうのも一つの方法です。

同じように緊張している人がほとんどですから、その一言で場がふっと和み、「実は私もなんです」と心の距離が近づくこともよくあります。

4.「全部話そう」としないで、あえてコンパクトにまとめてみる

自己紹介となると、「これまでの経歴をきちんと説明しなくては」と肩に力が入ってしまいがちです。

ですが、初対面の短い時間でできるのは、「どんな人なのか」というざっくりとしたイメージをお渡しすること。

完璧な説明ではなく、「もっと話してみたいな」と思ってもらえれば十分なのかもしれません。

そのためには、「あれもこれも」と詰め込みすぎないことがポイントです。

今していること、今興味を持っていること、今日この場に来た理由や一言。

たとえば、そんな要素を中心に、あえてコンパクトにまとめてみると、聞き手にとっても分かりやすく、印象に残りやすくなります。

コーチが投げかける質問も、あれもこれも聞くより、シンプルで本質的な問いのほうが相手の心に届きます。

自己紹介も同じように、「あれも話そう」ではなく「ここだけは伝えよう」と決めておくことで、言葉に落ち着きが生まれます。

5.「上手さ」より「今の自分らしさ」を大切にして話してみる

最後のポイントは、「完璧を目指しすぎないこと」です。

多少噛んでしまっても、言い直してしまっても構いません。
むしろ、その人らしさがにじみ出て、親しみを持ってもらえることも多いものです。

ここにいることを選んだ自分。
準備をしてきた自分。
緊張しながらも、きちんと向き合おうとしている自分。

まずはその自分を、自分自身がそっと認めてあげるつもりで、一言ずつていねいに話してみてください。

相手の方をちらっと見て、声をいつもよりほんの少しだけ大きめに、口角をすこし上げて話す。
それだけで、受け取る側の印象は驚くほど変わります。

「話が上手かどうか」よりも、「この人と話してみたいな」と感じてもらえるかどうか。
自己紹介の本当のゴールは、そこにあるのかもしれません。

おわりに――自己紹介は、練習すれば必ず育っていく

ここまで、自己紹介での緊張をやわらげる5つのコツをご紹介しました。

どれも特別な才能はいらない、ささやかな工夫ばかりですが、「知っている」から「できる」へと変わっていくためには、やはり少しの練習が必要です。

たとえば、一度スマホでご自身の自己紹介を録画して、あとから見返してみるのもおすすめです。

表情や話すスピード、声のトーン、言い回しの癖など、これまで意識していなかった部分が、さりげなく映し出されます。

それは決して「ダメ出しの材料」ではなく、次の自己紹介をもっと楽にしてくれるためのヒントです。

自己紹介が少しでも心地よい時間になっていきますように。
そして、その先につながっていくご縁や会話が、穏やかであたたかなものになりますように。

もっと安心して練習してみたくなったら

もしこの記事を読みながら、「頭では分かったけれど、実際にやってみるとなると不安」「できれば、安心できる場で練習してみたい」「自己紹介だけでなく、ふだんのコミュニケーションも少し楽にしたい」

そんな気持ちがふと浮かんできた方がいらっしゃったら、一つの選択肢として、銀座コーチングスクールの「コーチング無料体験講座」をご紹介させてください。

この無料体験講座は、約90分でコーチングの本質と良さをぎゅっと体感できる時間です。

講師を務めるのは、全国各地のGCS地方拠点でクラスを担当している現役プロコーチたち。
オンラインでも、全国の拠点でも開催されているので、ご自宅からでも、通いやすい会場からでも、ご都合に合わせて参加していただけます。
受講料はもちろん無料です。

講座の中では、コーチングの仕組みや効果の解説を聞くだけでなく、実際のやりとりを通じて「対話によって相手を勇気づけ、気づきを引き出し、自発的な行動につながっていく」感覚に触れていきます。

いつもの会話ではなかなか見えてこない、自分の聴き方や質問のクセにふと気づいたり、「こう聴かれると話しやすいんだな」という体感が得られたりするのも、この講座ならではのポイントです。

参加された方からは、「『聞いているつもり』と『本当に聴く』の違いに気づき、職場や家庭での会話が変わった」「1on1の場が、上司と部下の"面談"から、可能性を一緒に見つけていく時間に変わった」「人との関わり方だけでなく、自分自身との対話も深まり、前向きな選択が増えた」といった声が寄せられています。

自己紹介の場面も含めて、これからの人間関係をもう少し楽に、もう少し豊かにしていきたいと感じておられるようでしたら、その思いにそっと寄り添う入り口として、コーチング無料体験講座のことを、どこか頭の片隅に置いていただけたら嬉しく思います。

コーチング無料体験講座の
詳細・お申し込み