ACC(Associate Certified Coach)認定要件

※内容は極力、正確を期していますが、適宜変更される可能性がありますので、国際コーチング連盟のウェブページでもご確認ください。

学習時間数メンターコーチングセッション経験実技評価筆記試験

【1】トレーニング(学習時間数)
  • <レベル1申請の場合>
    ・少なくとも60時間以上のレベル1プログラムでの学習を完了していること。GCSコーチング国際資格取得コースのクラスJ・K・L(クラスA~Dからの切り替えを含む)を修了していればクリアです。
  • <ポートフォリオ申請の場合>
    ・少なくとも60時間のコーチング専門プログラムを修了し、その内容を示す文書を提出すること。GCSのクラスA~Dを修了された方は、追加でクラスLを修了していればクリアです。
    ・60時間のうち、少なくとも48時間は、講師と生徒がリアルタイムのやりとり(音声または対面によるレクチャー、ディスカッション、セッションのオブザーブとフィードバック、生徒へのメンタリングを含む)により行なわれる形態であること。
    ・ICFの定めるコアコンピテンシーに基づいた内容で、コアコンピテンシーの項目をすべて含むこと。
    ・60時間のうち、読書課題、レポート作成、調査、日記をつけることなど講師と生徒とのリアルタイムのやりとりでない、宿題や自習に費やす時間数が12時間を超えないこと(ICFのコアコンピテンシー以外の内容は最大12時間まで認められる)。
【2】メンターコーチング
国際コーチング連盟による説明ページ
  • 3ヶ月以上にわたりICF認定コーチ(ACC以上)による10時間のメンターコーチングを受けていること。ACCがメンターコーチを務める場合、当該ACCはACC認定取得後1回以上の資格更新を経験していなければならない。
  • 10時間のうち3時間は、一対一のコーチングでなくてはならない(7時間まではグループコーチングも認められる)。
  • グループコーチングの1グループの人数は10名以内であること。
  • メンターコーチングはACC認定申請時には完了していること。
【3】セッション経験
国際コーチング連盟による説明ページ
  • 少なくとも100時間(うち有料で75時間)を、少なくとも8名のクライアントに対してコーチングを行なっていること。
  • 時間数にカウントできるのは、GCSでコーチングの学習を開始された方は、クラスAまたはクラスJの受講開始以降に行なったものに限る。
  • コーチングセッションの記録そのものを提出することは不要だが、記録を保持することについて書面による許可をクライアントより受領しなければならない。もし氏名の保持をクライアントが拒否した場合、セッション経験時間数に算入されない。但し組織内コーチングの場合はクライアントの氏名ではなく当該組織の責任者名を記載しても算入される。
  • ICFによる監査を受けた場合はクライアント等の連絡先をICFに提出しなければならない。虚偽の申告を行なった場合、認定資格は剥奪され、その後5年間は再申請できない。
  • 100時間のうち25時間は、申請に先立つ18ヶ月前以降に行なっていること。
  • 時間数には、下記は含まれない
    ・クラスのフォローセッション(オブザーブセッション含む)としてクライアント役またはコーチ役を務めた実施時間数
    ・コーチングのクラス内で実施したセッション時間数
    ・コーチとしてのスキルアップを目的としてクラス外で実施した「練習セッション」時間数
    メンターコーチング/コーチングスーパービジョンを提供した時間数並びに受けた時間数
  • 下記は「有料」としてカウントできる。
    (1)クライアントから金銭を受領したコーチング、または相応の価値のある商品やサービスと交換で行なった時間数(コーチングのクラス外での相互コーチングを含む
    (2)組織に雇用されている立場での組織内でのコーチングで実際にコーチングを行なった時間数
    (3)コーチングを受けるクライアント以外の第三者が対価を負担したコーチングの時間数。但し、職場で直属の上司・部下の関係で行なったコーチング時間数は含まない
  • グループコーチングの場合は、グループの代表者1名の氏名とメールアドレスのみの記録でよいが、グループの人数は15名以内であること。コーチング時間数は実際に要した時間であり、人数分を乗じてカウントすることはできない。但し、クライアントの人数としてカウントすることはできる。
【4】実技評価
国際コーチング連盟による説明ページ(ポートフォリオ申請の場合)
レベル1修了実技評価の説明ページ(レベル1申請の場合)
  • 音声を明瞭に聴き取ることができる1セッション分の録音とその逐語記録原稿を提出すること。
  • 録音ファイルはMP3またはWMAまたはM4A形式で、サイズは95MB以内であること。
  • 実際のクライアントとのセッションであり、コーチングクラス内での練習セッション等は不可。
  • 複数のセッションを録音し、ICFのコアコンピテンシーが幅広く使われているものを選択すること。
  • 録音セッション内では、クライアントのフルネームが呼ばれていないこと。
  • 審査のために録音と原稿が提出されることについて、クライアントから書面で許諾を得ていること。
  • 録音セッションの時間は20分以上60分以内で、編集されていないこと。60分を超える録音は審査されない。
  • 録音ファイルは1つであること。複数ファイルに分割された録音は審査されない。
  • 逐語記録原稿については、セッションが行なわれた言語(通常は日本語)の逐語記録原稿に加え、
    ポートフォリオ申請の場合は英訳した逐語記録原稿をICFに提出すること(通訳を介したセッションは不可)
    ・レベル1申請の場合は英訳不要(GCSに提出)
  • 逐語記録原稿は、(1)コーチとクライアントのどちらの発言かがわかるように表示し、話者が変わる度に改行すること。(2)話者が変わる度にタイムスタンプ(経過時間;分と秒)を記載すること。(3)ファイルはワード形式(.docx)とすること(PDFは不可)
  • 逐語記録原稿のサンプルは下記を参照のこと。
    https://coachfederation.org/app/uploads/2017/12/SampleTranscript.pdf
【5】筆記試験(ICF Credentialing Exam)
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