コーチングとコンサルティングの違いとは?

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわみさこです。
ビジネスの現場でも個人のキャリアでも、「コーチング」「コンサルティング」という言葉はよく登場しますよね。
どちらも『人や組織をより良くする』という目的は共通していますが、そのアプローチは大きく異なります。
この2つの違いが正しく理解されていないために、「思っていたのと違った」「受けたけれど効果が出づらかった」と感じる人も少なくありません。
今回はコーチングとコンサルティングの違いを、できるだけシンプルに、そして現場の実感も交えてまとめます。
1. コンサルティングは問題解決するための「答えを提供する」こと
コンサルティングの主軸は問題解決です。
業務改善、売上アップ、人材戦略、組織構造など、様々な課題に対して専門的な知識や経験をもとに改善策を提示します。
いわばコンサルタントは 答えを持っている専門家です。
『現状分析をし、課題を特定し、解決策や改善案を提示し、実行をサポートする』
というアプローチで、できるだけ短期間での結果を求める場面で効果を発揮します。
2. コーチングは相手の中から答えを引き出す
一方のコーチングは、コンサルティングとは真逆ともいえるアプローチを取ります。
コーチングは「答えは本人の中にある」という前提に立ち、承認・傾聴・質問・フィードバックなどによって、相手の可能性や選択肢を引き出します。
コーチは答えを与えない存在 です。
その代わりに、
『本人の価値観を明確にする、本来の望みを引き出す、思い込みの枠を外す、気づきを促す、自発的な行動を後押しする』
という、内側からの変化を支援します。
クライアントは考える力が鍛えられることで、目の前の問題だけでなく、将来の課題にも自走して対処できるようになります。
3. コンサルティングは「過去と現在」に、コーチングは「未来」にフォーカスする
両者の思考の向きにも違いがあります。
◆コンサルティング:過去と現在の分析 → 問題を特定し解決へ
◆コーチング:未来の望む姿 → そこへ向かうための行動を引き出す
同じテーマを扱ってもフォーカスする点が異なるためアプローチも変わります。
「売上が伸びない」という相談であれば...
・コンサルティングは、原因分析や施策提案をする
・コーチングは、「どんな状態になりたいか?」「あなたが本当に大切にしたいことは?」「そのために今日できる一歩は?」と本人の思考と行動に働きかけます。
どちらが優れているという話ではなく目的が異なるのです。
4. コンサルティングは「専門知識」、コーチングは「関係性の質」が成果を決める
コンサルタントに求められるのは、専門性・業界知識・分析力。
一方、コーチに求められるのは、傾聴力・質問力・観察力・共感力など、対話を通して相手の内面の変化を引き出す力です。
だからこそコーチングでは、コーチとクライアントの信頼関係(ラポール)が成果に影響します。
話しているだけで行動したくなる。聞かれて新たな気づきを得る。そんな対話が生まれると、内発的な変化が加速していきます。
5. どちらを選べば良いのか?
迷ったときのシンプルな目安としては、
◆正解や改善策が今すぐ欲しい → コンサルティング
◆内省を深めたい、自分で考えて答えを決めたい→ コーチング
この観点が分かりやすい指標です。
また、実際の現場ではコンサル × コーチングを組み合わせるハイブリッド型のサポートも増えています。
課題の答えを外から得つつ、「行動」や「継続」はコーチングで支えることで、総合的な成長が起こりやすくなるためです。
6. 最後に...
コンサルティングは「答えを提供する」アプローチ、コーチングは「答えを引き出す」アプローチです。
どちらも役割やアプローチは異なりますが、自分の状況や目的に合わせて使い分けることで、人生やビジネスの質は大きく変わっていきます。
ぜひ、有効に使い分けていきましょう。
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