「自己肯定感を上げなきゃ」が苦しいあなたへー先に必要なのは"自己承認"かもしれません

「自己肯定感を高めましょう」
その言葉に励まされる日もあれば、なぜか胸の奥が重たくなる日もあります。
前向きになろうとしているのに気持ちが追いつかない。
頑張っているのに、自信が増える実感がない。
そんなときに無理やり"肯定"しようとすると、かえって疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。
もしそうなら、あなたに必要なのは自己肯定よりも先に、自己承認かもしれません。
自己肯定と自己承認は、似ているようで役割が違う
自己肯定は、成果や状態に関係なく「存在そのものをOKとする感覚」です。
できていても、できていなくても、「私はここにいていい」と思える土台のようなもの。
一方の自己承認は、今この瞬間の自分を、評価せずに認めることです。
嬉しい、疲れた、焦っている、モヤモヤするーそうした状態を「良い・悪い」で裁かずに、「そうなんだね」と受け止める。
自己承認は、自己肯定を育てるための"日々の入口"のような働きをします。
「自己肯定感を上げよう」が辛くなるのは順番が逆だから
自己肯定をいきなり目指そうとすると、心の中で矛盾が起きやすくなります。
「私は大丈夫」と言い聞かせても、「いや、大丈夫じゃない」と感じる自分が出てくる。
すると今度は、その声を消そうとしてまた疲れてしまう。
自己肯定が"土台"であるほど、それを気合いで作ろうとするのは難しいのです。
だからこそ、まずは"肯定"ではなく、"承認"から始める方が自然です。
自己承認は、派手じゃないけれど効きます
自己承認はとても地味ですが、でも確かに効きます。
やることはシンプルで、「いまの自分」をそのまま言葉にしてみるだけです。
たとえば帰り道、ふっと感じた疲れを「疲れてるんだな」と認める。
理由を探す前に、まず受け止める。
イライラしている自分に気づいたら、「いまイライラしてるな」と言ってみる。
「こんなことで」と責めずに、ただ事実として置いてみる。
それだけで、頭の中が少し静かになることがあります。
感情に名前がつくと、人はようやく"次の選択"ができる状態になるからです。
一人では難しくなるポイントがある
自己承認はシンプルなのに、続けるのが難しい。
深まらない。
むしろモヤモヤが増える。
そんなことも起こります。
忙しさで自分の感情に気づく前に一日が流れてしまったり、気づいた瞬間に「そんなふうに感じる自分はダメだ」と評価が入ってしまったり。
本音に触れそうで、言葉にする手前で止まってしまうこともあります。
「分かっているのにできない」が積み上がると、自己否定の材料にもなりやすい。
だから、ここは無理に一人で頑張りすぎなくていいところです。
だから"対話"が助けになります
自分の内側に起きていることは、自分がいちばん分かっているようで、実は言葉になっていない部分がたくさんあります。
誰かと話すことで、ぼんやりしていたものが輪郭を持ち始める。
言葉にした瞬間に、モヤモヤが少し整理される。
そんな体験をしたことがある方もいるかもしれません。
コーチングは、その"言葉になるまで"を丁寧に扱う方法です。
アドバイスで引っ張るのではなく、問いかけと対話を通して、自分の中にあるものに気づいていく。
自己承認が進むと、自己肯定は無理に作らなくても、少しずつ育っていきます。
自分を裁く回数が減り、心の足元が安定してくるからです。
コーチングが初めてなら、まずは"体験"から
とは言え、コーチングと聞くと少し構えてしまうのも自然です。
うまく話せないかもしれない、何を話したらいいか分からない、自分に合うかどうかも分からない。
だからこそ、最初の一歩は「試してみる」くらいの軽さで十分です。
雰囲気を知るだけでも、安心材料が増えますし、自分に合うかどうかも見えやすくなります。
銀座コーチングスクールでは、コーチングが初めての方に向けて無料体験講座を開催しています。
ここまで読んで、「自己承認が大事なのは分かった。でも一人だと難しそう」と感じたなら、その感覚はたぶん正しいです。
対話の場を一度借りるだけで、気づきや整理が進むことがあります。
無理に変わろうとしなくて大丈夫。
まずは「自分を責めないための入口」として、体験してみる。そんな選び方も、十分にやさしい前進です。