「深刻」と「真剣」の違い。深刻は停滞し、真剣は前進する

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
「真剣」と「深刻」は、似ているようで違います。
真剣である、というのは大切にしたいものがあり、向き合おうとしている状態です。
視野は開いていて、選択肢もまだ残っています。
一方、深刻になるとどうでしょうか。
「こうしなければならない」
「失敗できない」
そんな思いが強くなり、気づけば視野が狭まり、心に余裕がなくなっていきます。
本来は真剣だったはずのテーマが、重たく、動かしづらいものに変わってしまうのです。
コーチングに来られる方の多くは、最初から深刻だったわけではありません。
真剣に考えていたことが、いつの間にか深刻になり、
こじれてしまった状態で持ち込まれることがとても多いのです。
「ちゃんと考えなきゃ」
「答えを出さなきゃ」
そう思えば思うほど、考えは堂々巡りになり、前に進めなくなってしまう。
コーチングの場で起きているのは、その問題を無理に解決することではありません。
問いを通して、絡まっていた思考や感情を丁寧にほどいていく。
すると、張り詰めていた"深刻さ"が少しずつ緩み、元の「真剣さ」に戻っていく瞬間が訪れます。
真剣に戻ると、不思議なことが起こります。
「どうしたいのか」
「何を大切にしたいのか」
その答えが、誰かの正解ではなく、自分の言葉として語れるようになるのです。
コーチングは、気合を入れさせるものではありません。
深刻になってしまったテーマを、もう一度、真剣に扱える場所へ戻してくれる時間。
もし今、考えているのに前に進まないテーマがあるとしたら、
それはあなたが弱いからではなく、
少し"深刻"になりすぎているだけかもしれません。
真剣さを取り戻すこと。
そこから、新しい一歩が始まります。