行動変容のための内的モチベーション

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個人の成長や目標達成において、「行動変容」と「内的モチベーション」は密接に関連しています。行動変容は、自分の行動や習慣を意図的に変えるための努力や取り組みです。これには新しい行動パターンの確立や既存の悪い習慣の改善が含まれます。


だからこそ、従来のパターンを変えて行動するには、内的モチベーションが重要な役割をもつのです。外部からの刺激や報酬に依存せず、自己の動機や興味に基づいて行動することで、より持続的かつ意義のある変化や行動を促すことができます。


ただし、内的モチベーションは個人によって異なるため、モチベーションを上げる方法はひとつとは限りません。上司と部下やメンバー間にも差があるでしょう。異なるモチベーションを理解するには、定期的な振り返りや日々のコミュニケーションを通じて、お互いの興味や関心、価値観を理解することが重要になってきます。リーダーとして部下やメンバーのモチベーションを理解することも大切ですが、部下やメンバー自身がリーダーのサポートを受けることで自分自身の理解を深めることも重要です。自分自身の行動パターンや経験を客観的に見つめ直すことで、新たな学びや気づきを得ることができるでしょう。これは行動変容や成長に繋がる重要なステップです。

 

頭では行動を変えなくてはいけないことを理解していても、人は新たな行動や環境に飛び込むことが求められるときには不安や混乱を感じることがあります。これは、不確実性や快適ゾーンを離れることに反応しているからです。行動変容を進める際には、「べき論」で促すのではなく相手の状況に理解を示しながら、不安の中でもチャレンジできるようにサポートすることが重要です。部下やメンバーの内的モチベーションを育て、意義のある未来や目標に向かって進むための環境を整えることから始めてみましょう。

(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)