組織・人事関連用語:サ行

サーバントリーダーシップ

サーバントリーダーシップの考え方は、従来の支配型リーダーシップとは対照的です。


従来のリーダーは、相手の上に立って相手を動かそうとしますが、ロバート・グリーンリーフ
(1904~1990)が1970年に提唱したリーダーシップは「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、
その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学です。


リーダーシップとしての「奉仕する」「尽くす」「仕える」という言葉は、違和感を感じる
言葉かもしれませんが、リーダー自身が相手を理解しサポートすることを信条として実践する
ことで、メンバーも同じように実践すると強固な信頼関係を築くことに繋がります。


またサーバントリーダーシップは、言葉のイメージから誤解されやすいリーダーシップです。
「奉仕する」という言葉が重要視されがちですが、本来はリーダー自身が目指そうとしている
ビジョンをメンバーに共有することが前提になります。


ただメンバーの思いを支援するのではなく、リーダーとしてミッション、ビジョンを共有し、
ゴールに向けてメンバーが主体的になるよう支援することが、サーバントリーダーシップです。