「なるほど」はどうなの?相づちを使いこなそう!

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
 

コーチングとは、銀座コーチングスクールでは
「パフォーマンス向上のために、対話によって対象者を勇気づけ、"気づき"を引き出し、自発的行動を促すコミュニケーションスキル」と定義づけております。

言葉によるコミュニケーションなので私たちコーチは言葉を大切にしたいですね。
そこで考えていきたいのが相槌です。

コーチングセッションの中で何気なく使っている相槌ですが、
あなたはクライアントの言葉に適切に反応できていますか?
私が録音のセッションを聞いていて気になるのが「なるほど」です。
「なるほどなるほど」。
これを口癖のように連発している方、とても多い印象です。
ここまで読んでドキッとした方もいるのではないでしょうか。

「なるほど」には二つの意味があります。

一つは相手の発言に対して納得した時。
そのような時は「なるほど」と深く頷いているのではないでしょうか。
言葉の意味としてはあなたの考え方にとても理解できました、と言う同意の気持ちを表しています。

もう一つの意味合いとしては譲歩の時です。
こちらは一旦自分の意見は置いておいて、相手の意見に表面上に合わせる時、
相手の内容に評価のニュアンスが入ってくる時です。
そのため目上の人に対して「なるほど」を使用すると
意見を評価して同意したと失礼に感じられてしまうのです。
納得していない、反論がある、そのようなニュアンスが含まれるため、
ビジネスシーンでは使用を避けたほうが良いでしょう。

「なるほど」丁寧にしようと「なるほどです」と言い換えている方も、
みられますが、評価の意味合いは変わらないため避けましょう。

また、「認める」スキルの具体的方法として使用する相づちですが
同じ言葉を何度も繰り返すと、話をきちんと聴いていない印象になります。
例えばクライアントが何を話しても「はいはいはいはい」「はいはいはいはい」
と連呼している方もいらっしゃいます。
「はい」といった相づちも「はいはい」「はい(深く頷きながら)」など
バリエーション豊かにしてみましょう。

これを直す自分で自分の相づちの癖を知るには録音を逐語録にするのがお勧めです。
ぜひ録音を聞きながら逐語録を目で追ってみてください。
自分の口癖となっている相づちにびっくりするはずです。
そんな私も以前国際コーチング連盟ACCの実技の提出の際、
逐語録を作成していて自分の「うんうんうんうん」の多さに辟易しました。
口癖は気がつかずに使っているので口癖です。
言葉は意識して使うだけで大きく改善できますので
まずはづちを意識してみましょう。
あなたのコーチングセッションがクライアントの気づきや成長のサポートとなるように。