「実は私も...」から生まれる関係性とは?

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
 

4月から新しいメンバーと共に働いているという方も多いと思います。

上司と部下、あるいは先輩、後輩の関係において、自己開示は、信頼関係を築いたり、背中を押したりするのに有効です。

自己開示とは、自分について相手に伝えること。あなたならどのようなことを伝えますか?


たとえば、

・自分も新しい環境で緊張していたこと

・仕事に慣れずに戸惑った過去のエピソード

・うまくいかなかった経験や、その時の気持ち

・最近感じているちょっとした不安や、がんばりすぎない工夫

こうした話をさりげなく共有することで、「この人も完璧じゃないんだ」「自分のままでいていいんだ」と、部下は少しホッとすることがあります。

自己開示は、相手の緊張をほぐし、心を開きやすくするための"潤滑油"のようなもの。

特に4月の終わり頃は、表面的には慣れてきたように見えても、実は心の中では疲れや不安を抱えているメンバーも多い時期です。

だからこそ、今このタイミングで、「私も実は...」と話してみることで、関係性がぐっと近づくかもしれません。

ただし、自己開示には注意も必要です。

たとえば、

「自分が若いころは、もっと厳しい環境だった」というような武勇伝

「自分もできたんだから、あなたもやれるよ」といった無意識の押しつけ

「昔の上司がひどくてね...」などの愚痴や誰かの悪口

こういった話は、かえって距離を生んでしまったり、部下が萎縮してしまう原因になります。

自己開示の目的は「自分語り」ではなく、相手の話しやすさや安心感を引き出すことです。

自分のことも話すけれど、それ以上に「相手の話を聴く」という意識で臨んでみてください。