家族の力になるということ
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
こんにちは。
お盆の時期、いつもより家族と過ごす時間が増えている方も多いのではないでしょうか。
今日は、何気ない家族との会話にまつわるお話をお届けします。
ポイントは―「アドバイスよりも、まずは聴く」です。
ある女性が、こんな経験を話してくれました。
高校生の息子が、部活のことで悩んでいる様子だったので、「先生に相談してみたら?」「イヤならやめてもいいんじゃない?」などと話していました。
でも返ってくるのは、いつも「別に」「うるさいな」ばかり‥‥
そうした日々が続いた夏休みのある日、夕食後もリビングに残っていた息子に、何気なく「最近、部活どう?」と声をかけ黙っていました。
すると、「レギュラーになれそうにないから、辞めようかなと思ってる」とぽつり。
「そっか。辞めようと思ってるんだね」とだけ返しました。
すると、その数日後、自分から「やっぱりもう少し続けてみる」と話してくれたそうです。
人は「わかってもらえた」と感じることで、初めて本音を話せたり、本音を出せたことで、自分と向き合い、自分で決断する力が生まれたりします。
家族だからこそ、良かれと思って、応援したい、力になりたい、頑張ってほしいと思って、アドバイスしたくなることもありますよね。
でも、まずは「口をはさまずに聴く」。
聴くことは、相手を知ろうとすること。
聴くことは、相手の力を引き出すこと。
今よりもっと相手のことを理解できたら、より大きな力になれると思いませんか?
視点を変えれば、アドバイスをしなくても「聴く」ことで、家族の力になることができるのです。