ため込まずに伝える力
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
家庭でも職場でも、「なんだか雑に扱われているな」と感じる瞬間はありませんか?
たとえば話の途中でスマホをいじられたり、こちらの意見を最後まで聞かずに結論を出されたり。
そんなとき、私たちは「自分は大切にされていない」と受け止めがちです。
しかし実は、それは相手の性格や悪意だけが原因とは限りません。
忙しさや余裕のなさが態度に出てしまうことも多いのです。
ここで大事なのは、「私はどう感じたか」を素直に伝えること。
境界線(バウンダリー)を引くことで、自分を守りながら相手との関係を健全に保つことができます。
コーチングを学ぶと、この「感じたことを整理して、相手に伝える力」が磨かれます。
結果として「雑に扱われている」という被害感覚にとらわれすぎず、むしろ自分の気持ちを大切にしながら相手と新しい関係を築くことができるのです。
「どうせ分かってもらえない」とあきらめる前に、自分の感じ方に耳を澄ませ、対話で一歩踏み出す。
その積み重ねが、人間関係の安心感につながっていきます。