目標迷子に効くコーチング
銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
コーチングの基本モデルとして知られる「GROWモデル」。
Goal(目標)、Reality(現状)、Options(選択肢)、Will(行動意思)の流れで対話を進めるこの枠組みは、ビジネスでも日常でも広く役立ちます。
ただし、いつでも万能というわけではありません。
たとえば「すでに目標がはっきりしている」場面ではとても有効ですが、「何を目指したいのかまだ分からない」といったケースでは、いきなりGROWを当てはめても空回りしてしまいます。
ここで大切なのが、相手の思いや価値観に寄り添い、"言葉にならない声"を引き出すこと。
対話の中で少しずつ「本当は何を大事にしたいのか」「どんな未来を望んでいるのか」を一緒に探っていくのです。
すると、ぼんやりしていた思いが次第に形を持ち、やがて明確な目標へと育っていきます。
そのプロセスを経ることで、GROWモデルが生きてきます。
つまり、コーチングを学ぶということは、モデルを"正しく使う力"だけでなく、"目標を共に見つけていく力"を養うことでもあるのです。
これこそが、コーチングが人を前進させる本当の魅力ですね!