ティーチングとコーチングの違い

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
今日はティーチングとコーチングの違いとそれぞれどんな場面で使うのが効果的かをお話します。
職場では、部下や後輩に「どうすればうまくいくか」を教える(ティーチング)場面がよくありますよね。
ティーチングは、手っ取り早くゴールに近づける方法です。
明確な答えを伝えることで、短期間で成果を上げやすくなります。
一方で部下が自分で考える機会を失ってしまうこともあります。
「こうしたほうがいい」と言われ続けるうちに、いつしか「言われないと動けない」状態になってしまうのです。
ではコーチングはどうかというと、答えまでは多少時間がかかります。
けれども、「この仕事を進めるうえで、どんな工夫ができそう?」「どこが一番難しいと思う?」と問いかけることで、相手の思考や意欲を引き出し、主体的な行動を促すことができます。
問いかけや対話を通じて本人の中から答えを引き出すことで、思ってもみなかった斬新なアイデアが生まれたり、自分に合ったやり方が見つかったりします。
その結果、本人の"納得感"や"やる気"が格段に高まり、持続的な成長につながるのです。
ティーチングが「効率的にゴールへ導く技術」なら、コーチングは「その人らしいゴールを見つけるプロセス」。
最初のステップとしてティーチングで知識と経験を得てもらい、
その次のステップとしてコーチングでさらなる成長を促していく、
この順番がとても大切です。
教える力に"引き出す力"が加わると、チームも人も驚くほど伸びていきますね!