「聴く」スタンスを育てよう

コーチング無料体験講座-1.5時間でコーチングの基礎を学び、スキル演習を体験


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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
 

コーチングを学んでいると、「聴くこと」がどれほど奥深いかに気づかされます。
相手の話を丁寧に受け止めようとするほど、どこか自分が構えてしまう。
「うまく聴けているだろうか」「質問を投げかけられるだろうか」と頭で考えてしまい、
相手に十分に寄り添えていないことがあります。

最近、クラスで印象的な場面がありました。
ロールプレイのあと、ある受講生が言いました。
相手のために質問しようとするのをやめて、ただ聴こうと思ったら、相手が自然に話し出したんです。
その瞬間、場の空気がふっとやわらかくなりました。
「聴くこと」は技術の前に、相手を信じて待つ姿勢なのだと感じました。

コーチングを続けていると、うまくいく日ばかりではありません。
焦りや雑念で、相手の話が入ってこないこともある。
けれど、そうした自分の状態に気づけること自体が、聴く力の一部だと思います。
大切なのは、完璧に聴くことではなく、相手と自分の間に安心をつくること。

聴くとは、相手を理解しようとする小さな選択の積み重ね。
その場にある空気を感じ、相手の言葉を信頼して待つ。
そんな時間の中で、相手の内側に変化が起きるのを何度も見てきました。

あなたが最近、印象に残った「聴けた瞬間」はどんな場面でしたか?