コーチングが成立しにくい相手とは?

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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム あかがわ みさこです。
 

コーチングは「人の中に答えがある」という前提に立って相手の可能性を引き出す対話です。しかし、どんな相手にも通じるわけではありません。

中には、コーチングをしても成果が出にくい、あるいは成立しないケースもあります。では、どんな相手が「コーチングが成立しにくい相手」なのでしょうか。


1. 変わる気がない人

まずは「現状を変える気持ちがない人」です。
例えば、「上司に言われたから」「部下育成の一環だから」といった外的な理由でセッションを受ける場合は、本人の内側に変化の意思がないことがあります。
コーチングは「やらされるもの」ではなく、「自分から変わりたい」と思う人に効果を発揮します。
変化への意思がないままでは、どれだけ問いを投げかけても、表面的な言葉しか返ってきません。
逆に、明確な目標がなくても、「今のままでは何か違う気がする」「もう少し自分を知りたい」という小さな違和感を持っている人にはコーチングは十分に機能します。
「変わりたい」という意思の有無が、コーチングの成立を左右するのです。


2. 「他責思考」の強い人

次に、すべてを環境や他人のせいにしてしまう人です。
「上司が悪い」「会社が合わない」「家族が理解してくれない」と他終始してしまうと、思考が自分の外側に向いてしまい、自己内省が進みません。
コーチングは「自分がどうしたいのか」「どんな選択をするのか」という自己決定を促すプロセスです。
他責思考が強いままでは、そのプロセスが止まってしまいます。
もちろん、最初から完全に自分事として考えられる人は少数です。
大切なのは、「自分にもできることがあるかも」と気づけるかどうか。
その小さな気づきが生まれれば、他責思考から内省的な思考の変化が始まります。
コーチはその「気づきのきっかけ」を見極めてサポートする必要があります。


3. 「答えを教えてもらう」姿勢の人

「どうしたらいいか教えてください」「正解を知りたいです」という人もコーチングとは相性が良くありません。
コーチングはティーチング(教えること)とは異なり、答えはクライアント自身の中にあります。
この場合、最初の段階ではティーチングやメンタリングを組み合わせることで、学びと内省のバランスを取りやすくなります。


4. コーチングが必要ではないケース

また、心理的なサポートが必要な場合や、心身が極度に疲弊している場合も、コーチングは適切なアプローチではありません。
コーチングは「健常な人の成長支援」であり、治療やカウンセリングとは目的が異なります。
感情が整理できないほど混乱している、うつ状態が疑われる、強いトラウマがあるなどの場合は、心理士や医療機関への連携が望ましいです。


5. コーチングを「成立させる」ために

「コーチングができない相手」と言っても、一生できないわけではありません。
また、多くの場合はまだコーチングを受け取る準備が整っていない、もしく現段階では不要なだけです。
コーチとして大切なのは、「相手のコーチングへの準備段階を見極める力」と「その方の段階に合わせた関わり方」を選ぶことです。


いかがでしたか?
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