アドバイスモンスターのあなたへ

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
コーチングを学ぶと、多くの人が一度は遭遇すること。
それが、心の中に潜んでいるアドバイスモンスターです。
相手が話し始めると、どこからともなく顔を出し、
こうしたほうがいいよ、と言いたくてウズウズし始める。
役に立ちたい気持ちが強い人ほど、モンスターは元気いっぱいです。
ただ、このモンスターが暴れ出すと、相手は自分で考える前に答えを渡されてしまい、
主体性が静かにしぼんでいきます。
相手の中にある答えが目を覚ます前に、もう結論が出てしまうのです。
コーチングが大切にしているのは、答えは相手の中にあるという前提、コーチングマインドです。
だからこそ、耳を澄ませて聴く、急がず待つ、問いを投げることに意味があります。
とはいえ、モンスターは完全には消えてくれません。
そんなときに役立つのが、次の3つの習慣です。
1. 今、誰の話をしているのか、自分にそっと問いかける
2. 沈黙は成長タイムと思って、埋めたくなる衝動を手放す
3. 相手には自分で選ぶ力があると信じる
アドバイスモンスターは悪者ではなく、あなたの中の優しさのあらわれです。
ただ、その優しさをストレートに出しすぎると、相手の力を奪ってしまうこともあるのです。
エネルギーの向け先を、アドバイスから認めるスキルと聴くスキルへ。
そうすると対話はもっと深まり、相手の中の可能性がふっと開き始めます。
今日もあなたのモンスターと、ほどよい距離で仲良くお付き合いくださいね!