ちゃんと聞いているのに、伝わらない理由

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
新入社員が配属されるこの時期、
「しっかり教えなきゃ」「早く戦力になってもらいたい」
そんな思いで関わっている方も多いのではないでしょうか。
一方で、こんな場面もあるのではないでしょうか。
話をしても反応が薄い。
理解しているのか分からない。
質問もあまり返ってこない。
つい「ちゃんと聞いてる?」と確認したくなる瞬間です。
ただ、ここで一度立ち止まって考えてみたいのが、
こちらはどれだけ"受け取れているか" という視点です。
たとえば、相手が話し始めたときに、
途中で補足したり、すぐに答えを出したり、
「つまりこういうことだよね」とまとめてしまう。
悪気はなくても、その関わりが続くと、
新入社員側は「もう十分話さなくていいんだ」と感じ、
少しずつ言葉を引っ込めていきます。
人は、自分の話をきちんと受け取ってもらえたと感じて、
はじめて考えを言葉にしようとします。
特に経験の浅いメンバーほど、その安心感が重要です。
だからこそ、すぐに答えを出すのではなく、
「今どう考えてる?」と聞いてみるとか
話が途中でも遮らず、最後まで待ってみる
「そう考えたんだね」と一度受け取ってみる
それだけで、相手の思考は少しずつ動き始めます。
コーチングでは、この"受け取る力"をとても大切にします。
教える前に、まず受け取る。
その積み重ねが、「自分で考えられる人材」を育てる土台になっていきます。
忙しい日々の中でも、ほんの少しだけ"受け取る余白"をつくってみる。
その違いが、これからの成長に大きく影響していくはずです。