話を聴ける人・聴けない人の心理的な違い

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
「ちゃんと話を聴いているつもりなのに、なぜか相手が話しにくそう」
そんな経験はないでしょうか。
実は、話を聴ける人と聴けない人の違いは、テクニックよりも心理状態にあることが少なくありません。
たとえば、相手が話している途中で、
「それってこういうことですよね?」
「だったらこうしたらどうですか?」
「私も同じ経験があります」
と話したくなることがあります。
もちろんまったく悪気はありません。
むしろ役に立ちたい、早く解決したいという気持ちから出てくることがほとんどです。
でも、そのとき実は相手ではなく、自分の中で起きていることに反応しているのかもしれません。
「何か良いことを言わなきゃ」
「沈黙は気まずい」
「早く答えを見つけてあげたい」
そんな焦りや不安があると、人は待てなくなります。
一方、話を聴ける人は違います。
相手が言葉を探している時間も、少し話がまとまっていない時間も、
「今、この人の中で何かが起きているんだな」
と受け止めることができます。
だから、すぐに口を挟まずに待てるのです。
話を聴ける人と聴けない人の違いは、知識の量ではありません。
相手に意識が向いているか、それとも自分の不安や焦りに意識が向いているか。
その小さな違いが、信頼関係にも、対話の深さにも、大きな違いを生み出しているのかもしれません。
コーチングを学ぶことで、相手の話を最後まで受け取り、待てる自分になることのほうが大きな学びかもしれません。