職場のコミュニケーションを5月病予防に役立てる

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5月病は、春先に多くの労働者が発症するストレス症状の一つです。この時期は新しい始まりや目標を設定する季節でもありますが、理想と現実のギャップや、過去の成果と現状を比べてストレスや不安につながり、バランスを崩すことが原因と考えられます。

 

その原因の多くは環境の変化とも言えますが、職場でのコミュニケーションを工夫することで5月病の予防やストレス解消に役立つことがあります。例えば、コミュニケーションを通じて、ストレスを共有してみたり、チームメンバーや上司と話し合ってお互いの意見やアイデアから新しい捉え方を学ぶと、マイナスの思い込みを手放したり、成長の視点を得ることができます。したがって、ストレスがあることやバランスが崩れていることを否定せず受け止めることが重要なんです。

 

コミュニケーションが不十分であったり、うまくいかない場合は、焦らずに、言葉の使い方や表現の仕方に注意し、誤解を生んだり、対立や否定するようなことがないかを確認してみましょう。特に5月の時期は、相手の立場や感情に配慮してコミュニケーションをとることが求められます。

 

また、リーダーだけがコミュニケーションを工夫するだけでなく、職場全体を巻き込んでコミュニケーションの改善を考えていくことも効果的です。職場全体で取り組むことで円滑なチームワークを促進し、仕事の効率や成果を向上させることが期待できるでしょう。

 

5月病の予防やストレス解消には、コミュニケーションだけでなく、自己管理やライフスタイルの見直しも重要です。適度な運動や睡眠、バランスの良い食生活、趣味やレジャーなど、自分自身をリフレッシュするための時間を確保することも大切です。これらの要素を考慮することで、健康的で生産的な職場環境を実現することができます。

(執筆:銀座コーチングスクール法人事業部・葉山みなみ)