組織・人事関連用語:ハ行

フィードバック

一般的にフィードバックは、行動や成果に対する評価内容を伝えたり、「あの件、フィードバックしてくれない?」とフィードバック=報告と認識されていますが、「上司が言いにくいことを伝える」「部下のモチベーションアップに活かす」そのような伝え方もフィードバックです。

部下を支援する上で、フィードバックスキルは相手の成長の後押しになります。その内容がポジティブなことはもちろん、ネガティブなことを伝えるのも効果を発揮します。ただし、その効果になくてはならないものがあります。それは、お互いの『信頼関係』です。

こんな経験はないでしょうか?

同じ内容のフィードバックを受けて、そのフィードバックがポジティブな内容でもネガティブな内容でも、素直に行動しようと思わせてくれる人や、ついつい反抗的な気持ちを抱いてしてしまう人。

その違いは何だと思いますか?
その相手にはどんな特徴があるでしょうか?

素直に行動してみようと思わせてくれる人は、尊敬できるところがあったり、憧れを感じる人だったり、有言実行する人だったり、自分を見守ってくれる人だったり・・・、そんな特徴があるのかもしれません。その方との関係性の中で、「この人が言うならやってみよう」「この人が言うなら間違いない」「この人が言うならうまくいくかも」と思えるメンターという存在になっているのだと思います。

フィードバックのスキルアップも大切ですが、そのスキルが相手に伝わるように部下との信頼関係についても合わせて見直したいものです。