組織・人事関連用語:ナ行

ノンバーバル・コミュニケーション


「ノンバーバルコミュニケーション」は「非言語コミュニケーション」とも呼ばれ、その名の通り
「言語」以外の情報で行う、コミュニケーション・スタイルです。

具体的には、「表情」「声」「行動」などの情報を用いた方法で、相手の気持ちを「目で見る」
「耳で聞く」「体で感じる」という、人間の五感を多用したコミュニケーションです。

ノンバーバルコミュニケーションを使う事で、相手との信頼関係を醸成するなど、コミュニケーションを
円滑に運ぶことができたり、言葉だけでは足りない部分を補完してくれる力を持っています。


ノンバーバルコミュニケーションの特徴は、大きく「声」「表情」「動作」に分けられます。

■声
声のトーンや大きさなど、人間は無意識に細かい変化を感じ、その変化から相手の気分や感情を
読み取ります。
例えば声のトーンが低いと、「気分が沈んでいる」「怒っている」。 逆にトーンが
高いと「気分が高揚している」「喜んでいる」という印象を与えます。

■表情
非言語コミュニケーションの中でも、最も多くの情報を発すると言われているのが「表情」です。
「表情」からは、性別や年齢といった客観的なものから、その人の感情や意図などの心理状態まで、
非常に多くの情報を読み取る
ことができます。 明るい顔、嬉しい顔、困った顔、やつれた顔、
挑戦的な顔、優しい顔、穏やかな顔、不安そうな顔、緊張の顔など・・・、表情(顔)には20種類以上の
表情筋があり、意図的にそれを動かして作られる表情は60種類以上あるとも言われています。

■動作
会話をする上で「言葉」にふさわしい「動作」を交えることで、より密なコミュニケーションをとる事が
できます。 相手は自分の会話をうなずきながら聞かれることで、「自分の話が受け入れられている」という
安心感を得ることが出来たり、相手の信用を得るには、話すときの姿勢や仕草なども影響します。
話の内容だけでなくこの「姿勢や仕草(態度)」も意識しましょう。