Coach Interview - 菊池千春 コーチ(後編)大阪校・京都校講師

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「自分を認める」は、やりたいことを実現するための第一歩

 看護師としての長いキャリアを経て専業コーチになった菊池千春さん。家庭と仕事に追われる人生からコーチングとの出会いで自分を発見し、そこから大きな変化が起きたそうです。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

自分を認めてこそすべてが変わる

ーー 職場で活かすことができてコーチングの良さを実感して、そして伝えるために認定講師としてスタートされたのですね。

 2016年にGCSの講師になりました。職場で管理職向けの組織内コーチとしてコーチングを提供していて、受けた人たちが活躍していくのを見たりとか、その管理職の下で働いているスタッフにも影響してくるのを見ていたら、組織の中だけじゃなくて広くいろいろな人にコーチングを伝えていきたいと思ったので認定をとりました。

ーー クラスを受け持ってみていかがでしたか。

 クラスにはいろいろな職業の方がいて、価値観もそれぞれですので、お話を伺えることが私自身も勉強になって楽しいです。コーチングを学んだことでその人が自分の人生の中でより輝いていって人生が変わった人もいらっしゃる。伝えていくということはとてもやりがいがあるし、やはりコーチングっていいなっていう実感が湧いてきます。

ーー 長く看護師さんをされていましたが、辞めると決心したのは、大きく背中を押されることががあったからなのでしょうか。

 義理の父が病気がちで介護も必要になって来たときに、看護師をしながらコーチングの講師をするのは難しいと思いました。私はこれからどうしていきたいのかと考えた時に、病院で仕事をしていくよりも人生を変えたコーチングに関わっていきたいと思って看護師は辞めました。看護師の仕事は収入的に安定していますが時間の制約もあるので自由な時間でコーチングに関わっていきたいと。以前から考えていたのですが、介護の問題が目の前に来たのでそのように決めました。

ーー そうですか。コーチングから受け取ったものが大きかったのですね。菊池さん個人ではどのような変化があったのでしょうか。

 以前は、自分に厳しい分、他人に厳しい私でした。若い時は患者さんに舐められたらいけないような気がして。その思いが強かったのかなと思います。家庭でもそんなところがありました。睡眠時間が2、3時間という時もあって仕事も家庭も完璧にきちっとしてという気持ちがありましたね。

 ですから自分でも苦しかったです。夢に仕事のことが出てくるくらい、いつも張り詰めていましたね。鎧を着ている感じで休まるところがありませんでした。でも、私はできるんだっていうところを見せてる割には心の中には劣等感がありました。できていないとか中身がないとか思っていて。それがコーチングピラミッドの「自己基盤」のところの「自分のことを認めて初めて相手のことを認められる」という。あれを聞いた時に、私は自分のことを認めていないんだと思って、そこから私ってどんな人かなということを知ろうとワークなどをやるようになりました。自分のことをちゃんと理解して自分を丸ごと認めることができるからこそ人も認められて変わっていくのだと。自己理解ができるようになってから人に対しても優しくなったと思います。そこからはだんだん怖い上司ではなくなっていったと思います。

 それ以外には、やりたいと思ったことをすぐにやれるようになりました。それまでは「石橋を叩いて渡る」のに渡らずになしくずしにしてしまったりしていました。今は石橋を叩かずに渡ってしまうようなところがあります。興味を持ってやりたいと思ったらすぐに行動しています。

インタビュー

女性が働きやすい職場づくり

ーー 大阪校の講師とパーソナルセッションの他にはどんな活動をされているのですか。

 コーチングではないのですが、女性がやりたいことを実現するためのサポートをするコミュニティに入っています。心理カウンセラーとキャリアコンサルの資格もあるので、SDGSの中のジェンダーの問題を考えたり、子育て中のお母さんたちへ心理学をお伝えするなどしています。子育ての悩みだけではなくて、子育てが終わった後どんなふうに生きていくのかというところに対して何かしらきっかけになるようなことを「幸せになるための心理学」というテーマでお伝えしています。自分が幸せになるには自分のことを理解していくということがすごく大事ですよね。自分を理解するための心理学を使ったワークショップに近いことをしています。

ーー これからやっていきたいことなどありますか。

 そうですね。コーチングで30代以降の女性をメインにパーソナルセッションをやっていますが、女性がもっと働きやすい世の中になるように、もっと活躍できるように。その支援ができたらいいと思っています。今考えているのは企業で働く女性が働きやすいような意識改革です。福利厚生的なもの、セミナーなどをコミュニティの仲間と考えて提案していこうと思っています。

ーー 意識改革というのは雇用主に対してということですか。

 そうですね。ジェンダーの平等ということで世の中はいろいろな取り組みをしていますが、実際の現場は女性が働きやすくなったかというとまだまだです。女性の管理職も男性と比べると少ないですし。その問題を女性だけにアプローチするのではなくて男性の意識も変わっていくような企業へのアプローチもしていき、女性がもっと社会で活躍できるような職場づくりに貢献できたらと考えています。

ーー いいですね。日本は先進国の中でも女性の活躍が下位ですものね。

 こんなに低いのかと驚きました。そういうことに声を上げていく活動になればと思っています。勝手に大きいことを言ってますけれど(笑)。

ーー どんどん口に出した方が実現すると言いますから。女性がさらに活躍できる世の中に変わっていくのを楽しみにしています。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
菊池 千春(きくち・ちはる) コーチ
GCS認定講師
GCS認定プロフェッショナルコーチ
看護師として30年勤務。結婚、出産、30代から管理職を務めるが子育てがひと段落して家庭と仕事以外に何もない自分に気づき焦りを感じていた時、コーチングに出会う。コーチングを学び、「自分らしく生きる」ことを自ら実践することで人生が180度変わったと実感。自身の経験を活かし、管理職の方を主にサポート、企画運営などにもコーチングを提供。コーチングは「豊かな人生を手に入れるためのエッセンス」になることを多くの方に知って欲しいと講師として活動中。

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