Coach Interview - 川井 裕之 コーチ(前編)

1.5時間でコーチングの全体像がスッキリ分かります!
「コーチング無料体験講座」詳細と開講日程

誰もが夢や目標を無制限に追求できる世の中に

 会社に勤めながら、副業という位置づけでは収まらないほどコーチングを深めている川井さんに、ご自分の変化やこれからのことをうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

人生のパートナーにはコーチを

ーー川井さん、現在はどのような活動をされているのですか。

 会社に勤めながらコーチをしています。コーチングは副業というより会社の仕事と同じように本気でやっています(笑)。パーソナルコーチングの他にICFのコア・コンピテンシーの勉強会の主催とセッションの練習会をしてYouTubeもやっています。YouTubeは去年から始めて150本以上になりました。

ーー 150本続けるとはすごいですね。反響はいかがですか。

 そこからコーチングの契約が成約したり、コーチの集まりでYouTube見ましたと言われたりしています。あとは自分の言葉で話すために勉強しますので知識も高まりますし、セッションの時の癖とか話し方とかを後から観られるので、そういう意味ではフィードバックの良いツールだと思います。

ーー コーチングを学ぼうと思ったきっかけは?

 勤めているソフトウェアの会社で、当時開発チームのリーダーをしていました。でも指示待ちというか雰囲気が活発とは言い難かったのです。指示を出すと納得感がないままタスクをこなすだけという感じでした。これじゃダメだと思ってネット検索をしてGCSの金沢校を見つけたんです。ちょうどその週末にクラスがあるというのですぐに申し込みました。2014年の1月でした。

ーー 体験講座を飛ばしてクラスAに行ったのですね。

 そういう講座があることも知らずに行きました。

ーー コーチングのことをある程度ご存知だったのですか?

 キーワードを知ってる程度です。スポーツのコーチではなくてコミュニケーションをとりながら目標達成していくというくらいは記事などで読んでいました。そんな状況でよく知らずに受けました。
 それでペアになって練習をしたんですが最初は全然できませんでした。誘導するような聴き方は僕の癖みたいで、講師からそのことをフィードバックされてすごく恥ずかしかったです。
 でもこの練習の体験で「これは本気で学びたい」と思って、それ以降ものすごく勉強しました。テキストの一字一句を全部覚えるくらいに。

ーー そうですか。それでスムーズにクラスを進級していったのですね。

 実はその上のクラスがあることも認定コーチというのがあるのも知らなかったのです。その時はただ会社のチームで使えればいいやと思っていました。でもせっかく学び始めたのでクラスDまで進むことにして2014年に認定試験を受けました。

ーー 上のクラスや認定のことをよく知らないまま始めて、クラスが全部終わってどんな感じでしたか。

 「認める、聴く」やフィードバックのスキルが自分を助けてくれました。それまでは人から何か相談を受けたら自分が解決しないといけないという気持ちでいたのが、一旦受けとめることができるようになって。時には共感したりしながら相手の話を聴けるようになったところです。そこがずいぶん変わったと思います。
 あと、フィードバックについては、悪い所を指摘するようなイメージを持っていたのであまりしたくなかったのですが、実はそういうことではなくて、鏡になるようにただ事実を伝えるだけということがわかってからは気持ちも楽になりました。これも会社の中ですごく役に立ちました。

ーー クラスのどの辺りから職場で実践できるようになったのでしょうか。

 最初の「認める、聴く」からすぐにです。「言いたいことや反論したいことがむくむく湧いてくるけれどそれを我慢していったん受け取る。ダメ出しをしない」ということを意識してするようにしました。

ーー そのことで、職場はどんなふうに変わりましたか?

 簡単に言うと職場の雰囲気がかなり良くなりました。メンバーが意見を言いやすくなったと思います。必ず「どうなったらいい?」とか「どうしたらいい?」とこちらが聴くので「こういう方法があります」とか言ってくれるようになりました。それにこちらが付け加えることもありますが、僕とメンバーが話す割合が変わってきて自分の意見をたくさん話してくれるようになりました。 以前とは大きく変わりました。本当にコーチングを学んでよかったと思っています。

ーー 職場以外での変化はいかがですか。

 お客さんとの会話ですね。お客さんと相談しながらソフトウェアを作るんですが、そういうときには自分から何か話さないといけないとか、話が途切れてはいけないとずっと思っていて、仕事のこともそうでないこともたくさんネタを仕込んで準備をして行っていました。それがちょっと苦しかったです。でもコーチングを学んでからはお客さんの話を聴けば良いので楽になりました。仕事に対する思いとかプライベートなことでは何に興味があるのかとか。もちろん準備はしていきますが、沈黙になっても十分待てるようになりました。

ーー ということは社内のメンバーと同じようにお客さまの方が以前より話す割合が多くなったということですか。

 割合についての認識はなかったけれど、それまでは自分から「これをどう作るか」という話をしていたのが、今はお客さんに「これをどうしたいのか?どう使っていきたいか?」などと聴けるようになりました。質問自体もきっと短くなっていると思います。

ーー 身近なご家族とのコミュニケーションは?

 家庭では、子どもに「あれやれ、これやれ」とか、「約束を守れ」とか、ずいぶん強く言っていましたがそれがかなり減りました。8年前からコーチングを学んでいるので、3人の子どもの一番上が小学校6年生くらいの頃ですね。
 あとは、よくあることかもしれませんが、奥さんから相談を受けたときに解決してやろうという姿勢があったのが変わったことですね。コーチングを学んでからはまず基本は聴くことに徹して、気持ちを受け取るようになりました。自分だったらこうするという話はしますがアドバイスはあまりしなくなりました。そうなったので自然に会話が増えたと思います。前は何か言われたら「ああしろ、こうしろ」とか、「なんでそれをやらないんだ」とか。そんなことばかり言われたら話したくなくなりますよね。
 僕から皆さんに強くおすすめしたいのは、これから人生のパートナーを選ぶ時にはぜひコーチの人を選んでほしい(笑)。
 基本的に相手のことを肯定してくれるし、話を受け取ってくれるし。もちろんコーチングするぞっていうモードの時とそうでないときはありますが、その素養がある人というのはいいと思います。

ーー わかります。俗に言うネガティブ思考だった女性がコーチの男性と結婚してキャラクターが正反対に変わったという話を聴いたことがあります。

インタビュー

後編ヘ

Profile
川井 裕之(かわい ひろゆき) コーチ
GCS認定プロフェッショナルコーチ
大学卒業後、大手電子部品メーカに就職。
その後「ソフトウェアこそが世界を変える」という思いから、独立系ソフトウェア開発会社に転職。
インターネットサーバ構築、Web、ケータイ・スマホアプリの開発と時代を象徴する技術に携わった。
チームリーダとして開発現場のコミュニケーション・ギャップから生まれる意欲低下を解消すべく、GCSの門を叩いた。
現在は管理職としてコーチングを生かした人材育成と組織開発をしつつ、パラレルキャリアとして、プロコーチをしている。
2020年1月 国際コーチング連盟 ACC(Associate Certified Coach)取得
2022年1月 国際コーチング連盟 PCC(Professional Certified Coach)取得
趣味:読書とゴルフ(大好きです)
石川県金沢市在住

コーチプロフィールページ

全国30箇所以上でコーチング無料体験講座を開講中!

オンラインクラススケジュール一覧対面クラススケジュール一覧

北海道・東北エリア首都圏城北・城東エリア東京都心エリア
首都圏城南・城西エリア神奈川・伊豆エリア北陸エリア
中部エリア関西エリア中国・四国・九州・沖縄エリア

※対面・オンラインのいずれにつきましても、開催予定が表示されていない、あるいは都合の良い日程がない場合は、
コーチング無料体験講座 日程リクエストフォーム」よりリクエストください。

ms_banner.png