Coach Interview - 山本 カオル コーチ(後編)

1.5時間でコーチングの全体像がスッキリ分かります!
「コーチング無料体験講座」詳細と開講日程

自信がある立派なコーチにならない選択

 香川、愛媛、高地、徳島の四国校の代表で、研修、コーチング、コンサル会社の経営、発達障害の方々のサポート等をしている山本カオルさんに、ご自身が体験した前職の職場での問題から、独立起業、現在の四国エリアを統括する地方校運営までの、たいへん興味深いお話をうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

コーチングを活かしながらつながりをつくる

ーー 地方校の運営をしてみていかがですか?

 やって本当に良かったと思っています。運営はいろいろな秘訣があります。GCSの理念は「すべての人にコーチングを」ですね。そして、森元代表は「カリスマコーチはいらない」と言っています。じゃあ、どう運営しようかと考えて、チームでやればいいと思ってその仕組みを作ったんです。私自身は自己肯定感が低いからカリスマ性もないタイプなんですが、その特質を活かすことができていると思います。今、それぞれの特質が違う講師9人で運営していて、私一人ではできないことはみんながやってくれている。
 先日、日本コーチ協会の四国チャプターで、受講者のコーチングを学んでよかったこととか、なぜコーチングを学ぼうと思ったかの発表があったんです。そのときに、GCSの人たちは、よい成功事例がたくさんあるとみんなが言ってると耳にしました。受講された方がきっといい感じで使ってくれているからでありがたいです。四国で国際ライセンスが取れて、10年以上やってるところは唯一GCSだけですし、私がコーチングを始めたときには、東京や大阪との情報格差があったし、近くに仲間がいて勉強会ができる環境もなかったし。例えば、四国から大阪や東京へ学びに行こうと思ったら連泊するから、受講料に加えて、たくさんの交通費と宿泊費がかかるんです。だから地元で学べて尚かつつながりができるってことは、予想以上に喜んでもらえることだとわかりました。地方だからクラスをやる価値が高いと思うんです。秘訣はチームでやることと地道に体験会を続けること、クライアントの成果をあげ続けることです。
 地方都市での「口コミ」による応援は、とてもありがたいです。

 「すべての人にコーチングを」って意味では、今回、聴覚障害の人のクラスを担当させてもらって、その方も認定試験を受けるんです。GCSをきっかけにしていろいろなつながりをつくっていけば、受講者にも講師にもいいことがあると確信しています。
 私自身は個人セッションのクライアントが全国にいて、海外はアメリカの方。長い人は10年継続の方もいます。有料の個人セッションの時間は1万時間を超えました。ですから、「地方だからプロコーチとして活動できない」という感覚はあまりありません。

ーー 講師それぞれの特質を活かすというのは、受講生の方にはどんなメリットがあるということですか?

 コーチングにはいろいろなやり方があるっていうバリエーションがわかります。子育てに強い人がいれば、医療現場に強い人、私はビジネス系で、フォローセッションは別の講師がやったり、複数の講師がサポートすることもあります。そうするといろいろな形でコーチングを活用できるイメージがわくので、実際に使えるようになります。森元代表には、「どうやって現場で使って、成果はどう出るかを具体的に話してください」。林代表からは、「コーチングって堅苦しく考えるのではなくて、クライアントのためにどうやって貢献すればいいかっていう視点もあります」って。それぞれの現場での使い方の違いを頭で理解するのは難しいかもしれないけれど、実際に使っているのを見たらわかりやすいです。

ーー 以前の職場での悩みから、コーチングとの出会い、そして四国エリアでのチームの連携と、コーチングを活かす流れがよく見えてきて、皆さんにとても参考になると思います。

 自慢できることは失敗の数の多さです(笑)。地方校運営は確かにエネルギーがかかりますが、それをどうとらえるかですね。考え方はいろいろですが、競争と思うとコーチ同士はライバラルですが、チームだと思うとライバルじゃないです。日本全域でコーチングを知っている人はまだ多くないから知らせていきたいと思っています。

ーー 他のことでも、もう競争という概念ではないと感じました。

 時代が変わって、SNSとか使うようになってから人の意識も大きく変わったように思います。、競争するより共存共栄していった方がいいこともいっぱい出てくるし。以前のアパレル小売業は競争だから、1つのショッピングセンターで売り上げ上げようと思ったら、他の店のお客さんをとるしかなかったです。ずっとそうだったからそういう考え方に馴染み過ぎてたけど今は違います。

ーー 山本さんの人生でコーチングと出会ったことにはどんな意味があると思いますか?

 出会いは必然です。天職だと思います。クライアントの成果があがったときに天職だと感じます。クライアントが起こした奇跡をいっぱい見ていますから。OLから起業して予約が取れない人気カフェができたり、2億円くらいの研究施設ができたり、工場で特許を取って世界的に認められたり。そういうことがたくさん起きているのがうれしいです。

インタビュー

自分の気質と使命を理解する

ーー コーチになったばかりの方へ、これだけはやったらいいと思うことはどんなことですか?

 心の底から、コーチをつけたらいいと思っています。コーチをつけて自分自身が成果を上げたら、それが結果クライアント獲得の道につながると思います。あと、プロとしてやって行くなら、収益を上げる方法はいくらでもあります。私は、その中でも自分の気質を理解することが大切だと思っています。今は自己肯定感が低くてもカリスマでなくても、クライアントの成果が上がればいいので大丈夫なんです。だから他の人と比べて素敵じゃないとかいう妄想から逃れてください。自己基盤で言うと自己理解と自己承認ですが、ポジティブなことばかり焦点をあてるのではなくて、いいことも悪いこともそのまま受け容れるって私は理解しています。そう思うと、キラキラ輝いてなくても立派じゃなくても全然いいわけですよね。周りの声に振り回されると無駄なエネルギーを使ってしまいます。自分の気質と使命をよく理解して、他の人より多少マイナスだと思ってもそこから始める方がいいと思います。気質に合ったやりかたをすればみんな成功します。

ーー 自己基盤のこと、コーチの皆さんからよく聴きますが、悪いことも含めて自分の特質をよく理解することが大事ですね。基本に立ち返るようであり新鮮にも感じるお話でした。ありがとうございました。

インタビュー

前編ヘ

Profile
山本 カオル
コーチ
株式会社かのん代表取締役
銀座コーチングスクール四国校代表
発達サポートセンター プレスタかがわ代表
アパレル小売業の管理職時代、業績アップと部下育成に悩みぬいていた時にコーチングに出会う。その学びをもとに、自分ひとりで頑張るやり方から、チームでの売上アップにシフト。某有名ファミリーブランドで売上日本一を達成し、2007年独立。 「全ての人が自分の才能を活かし、楽しく働きつづけることが当たり前の世の中を創る」をビジョンに、経営者・企業の業績向上をサポート。 2011年㈱かのん代表取締役就任。2013年(社)「ここからだ」理事に就任。 その後児童デイサービスセンター「発達サポートセンター プレスタかがわ」の開設・経営を手がけるなど、自ら実践するコーチとして活躍の幅を広げている。
【取得資格】NLPマスタープラクティショナー、産業カウンセラー、生涯学習認定プロフェッショナルコーチ、ブレインジムインストラクター、ビジネスモデルデザイナー、経営士、ITコーディネーター
【講演実績】国税庁税務大学校(6年連続)、高松酒税組合、高松高等裁判所、兵庫県洋菓子協会、芦屋税理士協会、日本経済新聞、製造業、銀行、四国中央市商工会議所など多数

[山本 カオルコーチの担当クラス一覧]

全国30箇所以上でコーチング無料体験講座を開講中!

オンラインクラススケジュール一覧対面クラススケジュール一覧

北海道・東北エリア首都圏城北・城東エリア東京都心エリア
首都圏城南・城西エリア神奈川・伊豆エリア北陸エリア
中部エリア関西エリア中国・四国・九州・沖縄エリア

※対面・オンラインのいずれにつきましても、開催予定が表示されていない、あるいは都合の良い日程がない場合は、
コーチング無料体験講座 日程リクエストフォーム」よりリクエストください。

ms_banner.png