Coach Interview - シド 聡子 コーチ(後編)四国校講師

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生き方を見直す今、そこに向かう自分らしいコーチング

 子どもを授かったときに感じた「親としての在り方」を追求し、自分自身の評価を大きく書き換えて変化を果たした、シド 聡子さん。そこから得た気づきとはどのようなものなのでしょうか。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

相手のやさしさにさえ気づかなかった

ーー ご自分の人生の中でコーチングとの出会いというのはどんなものだと思いますか。

 コーチングと出会ってなかったら、今いないかもしれません(笑)。たとえば子どもの話を聞いて笑い合うとか、何気ない日常に対しての幸せを感じることもなかってでしょうし、新しいことや少しでもやってみたいと思ったことを実際にやることはなかったのではないかと思います。コーチングと出会う前は自分否定が強すぎることもあってか、自分と意見や価値観の違う人を批判したり、愚痴や不満ばかりを言っていましたけれど、今は自分を肯定できる部分が増え、いろいろな人間がいるのだということを受け止められるようになりました。昔の私を知る人に、少し柔らかくなったと思っていただけたら嬉しいですね。

ーー 身近な方、例えばご主人との関係で変化はありましたか。

 夫はそもそもすごく優しい人で、そうでなければ私を結婚相手には選ばなかっただろうと思います(笑)。おそらくその優しさにさえ気づいていなかったでしょうね。

ーー奥様であるシドさんがコーチングという新しいことを学び始めることについてはどんなご意見だったのですか。

 事後承諾ですが、反対は全くありませんでした。ありがたいことです。夫も「コーチングをやってよかったね」と言ってくれます。以前は私が自己否定することが多いということは夫も感じていたようですが、その辺は随分軽くなったと思っているようです。

ーーご主人はそういうことも含めてシドさんの全てを認めてくださってるんですね。

 そうですね。

ーー大きな変化を果たして、これから何かしていきたいことはありますか?

 実はコーチングをやった弊害というのが一つあると思うんですけれども。なんでもよくなっちゃったというのがあるんです。これもありだしあっちもありだしっていう。

ーーそれはやることについてのことですよねBeではなくてDo、行動ですね。とてもよくわかります。私も何でもいいと思っています。そのこと自体はさほど重要ではないですよね。

 そうなんです。コーチだからこういう目標をもってがむしゃらに向かうぞとか、頑張りますっていうのがなくて。今の喜びというのはクライアントさんの成果が出ること、そしてクライアントさんのクライアントさんの成果が出ることです。現在、私のクライアントさんは社会性のあることにチャレンジしている方が多くおられます。社会の問題に対して行動を起こすことはとても良いことですが難しいのでちょっと脇に置いておこうということがありがちではないかと思います。そこに一生懸命に立ち向かって行かれて、ちゃんと成果を出している方を見ると本当にうれしいです。

 私の中に今あるのは壮大な目標です。それは、社会というか地球がうまく循環していく世の中になったらいいなということです。その中で私は何ができるかはまだ分かりません。こうすれば便利とかこれがあったらいいよねということも大事なのですが、それだけではないところに視点を置いて活動をしている人たちがいて、それがもっと広がれば社会がより良い循環を生み出すかなといます。そういうより良い循環を広めようとしている方々と共に進みたいと思っています。

ーーシドさんご自身はそういうことをしている方々の支援というか後押しをするということに喜びを感じているのですね。

 そうですね。下で支えているという感じです。活動している方々は「もしかしたらみんなはこれを求めていないのではないか」と不安になることもあると思います。大事なことだからとやり始めたのに広がらなかったり、受け容れられなかったりすると、自分がやってることは間違いなのかなって思うことがある。
 そういう時に私が力になれて、クライアントさんのクライアントさんが良くなったとか幸せになれたとかいう話を聞くと、私はクライアントさんのクライアントさんは存じ上げませんが、3人で喜びを分かち合っている感じがします。

 私は、今、自分たちの生き方を根本的に見直す時が来ているような気がしています。私がそこに向かってどうやってコーチングを活かせばいいのかを考えています。まだわからないんですけれど。

ーー大きな変化を果たして、これから何かしていきたいことはありますか?

 実はコーチングをやった弊害というのが一つあると思うんですけれども。なんでもよくなっちゃったというのがあるんです。これもありだしあっちもありだしっていう。

インタビュー

諦めるけれど諦めない

ーー お話の最初の方で「私がやりたいことをやっていい」ということに気づいたとおっしゃったのが印象的的でした。それは「やりたいようにやっていい」ということでもあるのだと感じます。

 はい。先日、テニスの松岡修造さんが「あきらめてもいい。あきらめなければ」ということをおっしゃっていてとても共感しました。私も何度かコーチングをやめようかなと思ったことがあります。結局役に立たないじゃないと思ったりして。魔法みたいにうまくいくこともあればいかないことも当然ありますし。自分自身がすごく変わることができたと思っていたけれども芯のところは何も変わってない。どんなに頑張っても自分は変われないのだと絶望にも似たような感情を抱いたことも何回かあります。

 コーチとして向いてないのかもしれないとも思ったこともありましたが、やっぱり人と一緒に進んで行きたいという思いが強かった。私の中には、こぼれてしまう人をそのまま置いて進むことができないという思いがあります。そういう人たちに寄り添っていきたいということが基本にあって、その生き方というのは外せないんです。

 それを考えると細々とでも諦めずにやればいいかなと。コーチだからいつも元気で明るくとか、クライアントさんよりも半歩先を歩かないといけないとか、いつも何かに一生懸命チャレンジしているとか、そういうコーチでいなければならないなら、それは諦めます。でもコーチであることは諦めない。ありがたいことに今言ったようなコーチではないコーチを求めてくださる方もいらっしゃるので。諦めきれなかった2割でここまで来た感じがしています。

ーー その2割の力が大きかったのですね。生き方を見直すときに活かされるコーチング。どんなふうになるか楽しみです。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
シド 聡子(しど さとこ)コーチ
GCS認定講師
GCS認定プロフェッショナルコーチ
香川県生まれ。 出産後、母親になりきれない自分に悩みコーチングを学ぶ。
2012年、銀座コーチングスクールの認定資格を取得。その後四国校の講師となる。現在は、本来の自分と乖離した生き方に悩む女性起業家たちの力になるべくコーチングを提供している。クライアントからは「こんな自分になれると思わなかった」「自分の進む道が分かった」など好評を得ている。

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