Coach Interview -高野慎吾 コーチ(後編)

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夢と可能性を育てながら成長していく人生100年時代

 長く勤めた会社を62歳で退職し、フリーランスのコーチとして活動している高野さん。ものの見方が大きく変わり、異なる分野であってもこれまでの経験は十分活かせると確信したそうです。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

フィードバックで知る意外な自分

−「ものの見方を変えたら人生の景色が変わった」って、素敵な表現です。クラスでの実践練習はいかがでしたか。

 びっくりしたのはセッションの練習をした時の皆さんからのフィードバックがものすごく自分に刺さったことです。いいことをたくさん聞きました。
 「包容力があるとか、質問が鋭いとか、ものを考えさせるとか」こんなに未熟でプロでもないし、サラリーマンで挫折したのになんでなんだろうと思いながら、驚くような感動があったのです。
 今まで出世のために身につけた知識とか経験とかスキルとかは、その仕事以外でも使えるんだ。何かに頑張ると自分の成長は普遍的なもので、他のことにも応用できる。仕事で頑張った結果が今のフィードバッグに繋がっているんだって良い風に解釈しました。結局は自己基盤という人格が重要なんですね。

 それで、認定取得後に勇気をふるって、有料でセッションをやってみませんかと20人くらいに声をかけてみました。最初のセッション料は2000円でした。すると18人が契約してくれました。それで、これならプロとしてやれると思えたことが大きな力になりました。

 クラスでは、4人の仲間のうち、1人が企業研修を依頼してくれました。びっくりです。
 彼曰く「その年でまだやるという、なぜそんなエネルギーがあるのだろう」と思っていたらしいです。それがきっかけで企業研修がスタートしました。

−それはありがたいですね。それで、会社を辞めることを決めてから、独立するための準備はどんなことをしたのですか?

 まず、「コーチングのコーチです」と言っても、知らない人には伝わらないので、コーチングを知っていたり、興味があったりという方にコーチングそのものを教えることでやっていこうと。それで講師養成講座を受けて講師になりました。
 併せて、先ほど言ったように、幸せになりたいけどうまくいかないとか人生がアンバランスで幸せを感じられないとか夢の叶え方がわからないとか。そういう悩みを持っている方に、その悩みを解決するコンテンツを考え、その解決手段としてコーチングを使おうと思いました。そこで講師業のほかに、その自分自身のコンテンツも考えました。
 自分なりのコンテンツの中にコーチングの要素を織り交ぜて、手段としてコーチングを使うビジネスです。作るのに1年半かかりました。ただ、コンテンツを作るのは難しく、講師とコンテンツ作りと両方にトライした1年半でした。

 そのほかには、マーケンティングも習いました。ブログの書き方とかFacebookやyoutubeなど、自分を発信しながらメルマガを書いたり、コンテンツに興味ある人にステップメールを読んでもらったりしました。そして、セミナーや体験会に来てくださった方にコンテンツを紹介して柔らかなセールスをしました。
 結構大変でしたが、まだ60才前半でしたからできました。

−60歳前半でそれまでとは違う分野のことを徹底的に学ぼうという意欲が素晴らしいです。 計画を立てて着実に行動されていたのですね。講師の方はやってみてどうでしたか?

 今までは自分と同じ金融関係や同じ業界で生きている人しか知らなかったのですが、世の中には老若男女、あらゆる職業の方が大勢いて、自分が知らない世界で生きている。そのことに感動しながらも、気づきやものの見方やコーチングを学ぶことで夢の叶え方を知るという生き方は不変だなと。つまり、夢は叶えるだけでなく、夢を未来に起き、それを活用して自分を育てるということですね。もともと伝えるのが好きなので、そういうことを人と一緒に考えるのが楽しかったです。
 そして、自分を信じて学んでくれる方がいることで自己肯定感が上がりました。その方々が後日個人でセッションを申し込んでくれたりもしました。色々な付き合いの幅が広がったので世の中を広く見られたし、気づきやものの見方を一緒に体験していく喜びを感じられ、自分の新しいステージを見るような不思議な感覚でしたね。

−夢に向かいながら自分を育てていくのですね。これで行くと決めた決意がとても固かったように感じます。

 皆さんからのフィードバックを聞いて、自分の生き方を再確認できて肯定できましたから。多くの人に問いかけることで気づきが生まれることも面白いし、ものの見方が変わるのも人生のベースだと思います。そういう人がどんどん増えるのが新たな社会貢献になっていいことだと思ったので迷いはありませんでした。

 それと、コーチングには人間関係が良くなるという副次的な効果があります。例えば近所のご婦人の話を聞いて「そうですか。どうしてそう思われたんですか?」などと聴くとたくさん話してくれるのです、終わった後に「あなたいい人ね。お互いによく喋ったわね」とか言うのですが、僕は何も話していないんです(笑)。そこで信頼関係ができていい人だと思ってくれる。やはり信頼関係の土壌はコーチングです。誰とでもそこそこ親しくなれる。モテるわけです。それもエネルギーの一つです。

インタビュー

好奇心と行動で見つける次のステージ

−今ご自分のペースでいい感じで仕事が回っているようにお見受けします。それをさらに発展させるとか今後やっていきたいことなどはありますか

 自分の考え方に共鳴してくれる人を増やして、そういう方に「幸せな成功者になるコツ」を伝承してもらいたいです。そのような影響を広められる人を増やしたいです。幸せなあり方とか、ものの見方とかは誰も教えてくれないですからね。そういうことを伝える学校的なものができたらと思っています。

 会社にずっと頼っている人は、老後を国に依存せざるをえないので例の2000万円問題が大きなテーマとなるかもしれませんが、フリーランスの人は生涯現役で、クライアントに感謝されながら生きているので、いつまで経っても生き生きと頑張れるのです。だから自立しているという意味で2000万円問題が起きないのです。人生100年時代だから60歳なら40年あるわけです。「自分の可能性を自分で育てる」、「最後まで夢を活用して自分も成長しつづける」。そういう人が増えると世の中も活性化すると思います。

−フリーで現役でいるためには身体の健康も必要だと思いますが、何かされていますか。

 朝7時から1時間、毎日4キロのウォーキングをして、簡単なストレッチもしています。掃除と断捨離も好きです。仏壇も捨てましたし、檀家も抜けました。自分も戒名もいらないと思います。ぽっかりスペースができると楽になるし新しいものを入れられます。

−それはいいですね。では最後に、中高年の方で、人生のセカンドステージをどんなふうにしていきたいか考えている方に何かメッセージがありましたら。

 大きく構えず小さいことで興味のあることをまず始めてみる。どんなことでもいいと思います。スポーツでも絵画でも。そして合わないと思ったら止めればいい。行動しているうちに続けたいことが見つかります。好奇心を持ってたくさんやってみる。繰り返しているうちに、向いているとか、人からすごいねとか言われるものが出てくると思います。

−とにかく行動してみれば何かが見えてきますね。 大勢の方が高野さんの話で勇気を持って行動してくださったら嬉しいです。今日はありがとうございました。

インタビュー

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Profile
高野 慎吾(たかの・しんご)コーチ
38年間公的金融法人に勤務。支店長、部長、関連会社取締役を歴任
管理職時代、8年間営業成績NO1(最高額170億)
その傍ら、離婚危機などを経験。ライフバランスの重要性を実感。コーチングを学ぶ
結果、部下200人の8割の「年間目標」、「昇進昇格」、「ライフバランス」をトリプルで実現
定年後の2014年、人生設計コーチとして独立。8か月間で20人と有料継続契約を締結
その後3年間で、100名の人生に悩むサラリーマンや経営者の相談から生まれた「幸せな成功」に必要な7つの要素を融合した「人生マネジメント7つの表現バランス」を考案。前東神田校講師
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