相手の可能性を拓くマインド


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銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
 

「オリンピックに出たい。そのために仕事を辞める」という人がいたら、あなたはどう思いますか?


私は、地方公務員をしている時にコーチングを学び始めたのですが、ある時、人に「仕事を変えたいと思う」と話したところ「絶対にやめた方がいい」と言われたことがあります。

この人なら分かってくれるだろうという相手だったので、ショックが大きく、「二度と話すもんか」と決意したのを覚えています。


その時に考えました。

「オリンピックに出たい」という人が、全てオリンピックに出られる訳ではない。

けれど、本気でオリンピックを目指した人は、たとえそれが叶わなかったとしても、そこから自分で道を切り拓いていくのだろうと。

先日、体験講座で「コーチングとは?(対話の仕組み等)」について説明を受けた受講者の方から質問がありました。

「理論的には分かりました。けれど、コーチングってよほどのマインドがないとできないですよね?」

「そうなんです!だから、GCSでは、スキルを学ぶと共にコーチングマインドやマインドの基となる自己基盤も身に付けていただきます」とお伝えしたところ、大きく頷いていらっしゃいました。


コーチングマインドとは、

・答えはクライアントの中にある

・コーチは、クライアントの最大の理解者、応援者である

・クライアントの無限の可能性を信じる

というマインドです。


「自分で答えを出すことができる」と信じていないと、答えを待つことができず、口出ししてしまったりします。

「深いを理解しよう」と思っていないと、「それはよくない」「それは違うよ」と決めつけてしまったりします。

「転んでも立ち上がることができる」と信じていないと、失敗しないように、誘導してしまったりします。


私自身、スキルを実践する中で、マインドが足りないと実感する出来事がたくさんありました。

一方で「人は自分で考え、自分で決めて進んでいけるのだ」「自分が思うやり方・進み方と、相手が思うやり方・進み方は全然違うのだ」ということを体感し、マインドを育てていけたのも実践練習を通してでした。

『マインドがないとスキルは使いこなせない、コーチングは機能しない』ということを知らなかったら、「コーチングって使えないじゃん」と挫折していたと思います。


人の可能性を拓くのは、人のマインド。

心から相手の思いを尊重する
人はすべての体験から学び、成長していくことができる
相手の可能性を信じ、私も一緒に伴走する

こうしたマインドが備わった先には、どのような人生が待っていると思いますか?