ティーチングにコーチングをプラス!

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 松本結花です。
先日、ティーチングとコーチングの違いについてお伝えしました。
今日は、ティーチング(教える)にコーチング(引き出す)を加える事例を紹介します。
仕事の中で、部下や後輩が
「(教えたのに)同じことを何度も聞いてくる」
「(教えたのに)同じ間違いを繰り返す」
ということはありませんか?
そのような時こそチャンスです。
ティーチングに「質問」と「傾聴」を加えてみましょう。
例えば、業務のやり方を一通り教えた後にこう尋ねます。
「ここまでの話をどのように理解したかな?」
⇒"相手が"どう受け取ったかを確認します。
「この一連の業務を〇〇さんが進めるとしたら、注意する点は何だと思う?」
⇒"相手に"シミュレーションしてもらいます。
「これをどのように進めていこうか?」
⇒ 教えた内容を踏まえ、"相手が"どう行動するかを一緒に考えます。
ポイントは、相手(=部下や後輩)を主役にする問いかけです。
注意点は2つあります。
(1) オープンクエスチョンで尋ねること
「分かったかな?」と尋ねると、相手は「分かりました」と言ってしまいがちです。
その時点では理解したつもりでも、実際には十分に整理できていないことも多いものです。
オープンクエスチョンをおくり、相手に考え、話してもらうきっかけをつくります。
(2) 質問を投げかけたら"待つ"こと
考え、答えをまとめ、言葉にするには時間が必要です。
考える過程で相手の頭の中が整理され、「こういうことか」「こうすればいいんだ!」という気づきが生まれます。
あなたの関わり方ひとつで、部下や後輩の理解と成長のスピードが変わる可能性があります。
ティーチングにコーチングをプラスして、あなたも双方向の対話を目指していきませんか?