Coach Interview - きむら いずみ コーチ(前編)上野校講師

1.5時間でコーチングの全体像がスッキリ分かります!
「コーチング無料体験講座」詳細と開講日程

コーチをつけてわかる「気持ちの動きからやれる状態」になるまで

 クライアントとしての経験が、コーチングを学ぶきっかけになったというきむらいずみさんに2回目のインタビューをお願いしました。最近の変化や実際に日常生活で活きているコーチングのことなどをうかがいます。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

共有し合う介護の現場で活かされるコーチング

ーー 前回は、小笠原流礼法を軸にしたワークショップをしたいとおっしゃっていて、その後開催されましたね。それはいかがでしたか。

 はい、七夕の節供と重陽の節供に、一度ずつ開催しました。
 「自分のことを大切に振り返る時間になった」「癒された」という声が多くありました。
 節供の由来やそのときにおこなわれる行事の話を紹介したり、季節の和菓子を味わいながら、節供にちなんだテーマでセッションをしました。
 七夕の節供のときは、「七夕の願い」についてセッションして、短冊に書いて笹の葉に飾っていただきました。また、重陽の節供のときは、「菊の被綿」の朝露にちなんで「あなたを輝かせるもの」についてセッションしました。一人がシェアしたことを参加者全員でフィードバックしてエールを送るという、皆さん同士のつながりを感じられるようなワークショップができたと思います。

ーー 節供を軸に自分のことを振り返るというのはいいですね。遠い世界の話ではなくて日常生活とつながっているっていうところが。

 日々過ごしていると、節供などは日常生活に紛れて忘れてしまいますよね。自分自身にとっても、参加者の方にとっても、それを思い出す機会になったと思います。
その時に「間(ま)をもつ」ということも紹介したのですが、間をもって自分のことを振り返る。節供をそんな機会にしてほしいと思います。こういうワークショップは、またいずれ再開したいと思っています。

ーー そういうことが体にしみ入っていると、軸がぶれないような気がします。何か、常に動いているとやっているような気がしてしまうけど、静かに考える時間を持つことも大事ですね。その礼法の考え方とコーチングが共通点があるというお話しでしたね。

 礼法とコーチングに限ったことではないと思いますが、形だけでも、心だけでもいけない、両方が大切だと思います。たとえば、礼儀作法通りにふるまえればいいとか、コーチングもストラクチャーだけできていればいいとかではないですよね。逆に、思いがあっても、形として表せないと伝わらない。両方のバランスをとることが大切なのかなと。
 それに、本来は相手があってのことなのに、自分の思いが勝ってしまうこともありがちだと思います。「こんなに思っているのに」とか「私が考えているからいいはずだ」とか。そこを、自分を控えるというか、謙虚になるという気持ちも大切だと感じています。その点も共通していると思っています。
 そういえば、先日、礼法のお稽古で、前に立って話す機会があり、そのときにもらったフィードバックが「落ち着いた雰囲気がある」「穏やかな笑顔」といったものでした。
 自分としてはうれしく意外だったのですが、「どう見られるか」ではなく「今できることをやってフィードバックをもらおう」と意識を外に向けられていたからかなと思いました。そんなふうに意識を変えられたのは、コーチングを勉強したおかげです。コーチングの考え方を自分の中で活かせるようになってきたのかなと思います。

ーー 自然に活かせていたのですね。

 それから、今、母の介護をしているのですが、介護関係の方と接することが多くなったので、いろいろ考えたりストレスを受けたりときには与えたりすることも増えました(笑)。でももしコーチングを学んでいなかったら、もっと大変だったと思います。
 自分がこうした方がいいと思うことに固執していたと思うし、母や弟の考えをまず聞こうという気持ちになれているのは、やっぱり勉強したからだと思います。
 そして、仕事や礼法のお稽古を辞めずに続けていられるのも、やはり勉強したおかげだと思います。

 でもどうやら、介護している家族同士の横のつながりはないみたい。話しにくい内容かもしれないけど、それができたらみんなすごく楽になるんじゃないかなって思います。

ーー 介護をしている当事者同士のつながりですね。そのようなシステムができたらいいですね。介護はどうしても孤独になりがちで、女性の役割になってしまうし。

 今、弟やヘルパーさんと時間のやりくりができています。外部のサポートを受けようという気持ちになったのもコーチングの学びが関係していると思います。

インタビュー

後編ヘ

Profile
きむら いずみコーチ
GCS認定講師(上野校講師)
GCS認定プロフェッショナルコーチ
国際コーチ連盟ACC
Points of You(R)・アドバンストレーナー認定/Explorer認定
東京外国語大学ペルシア語学科卒業。通信ソフトウェア会社にてシステムエンジニア、通販会社にて営業サポートを経験したのち、2000年にコーチングと出会い、2001年からコーチとして活動をはじめる。
自己基盤にフォーカスしたコーチングセッションでクライアントの自己実現やキャリアアップをサポートすると共に、コーチング研修のプログラム作成や運営サポートを行う。コーチングの学びの一環として、『Points of You(R)』『異文化感受性発達理論』を学び、GCSカンファレンスのグループ活動などで紹介を行う。
また、小笠原流礼法を通して日本の伝統的な精神と文化への学びを深める。

[きむら いずみコーチの担当クラス一覧]

全国30箇所以上でコーチング無料体験講座を開講中!

オンラインクラススケジュール一覧対面クラススケジュール一覧

北海道・東北エリア首都圏城北・城東エリア東京都心エリア
首都圏城南・城西エリア神奈川・伊豆エリア北陸エリア
中部エリア関西エリア中国・四国・九州・沖縄エリア

※対面・オンラインのいずれにつきましても、開催予定が表示されていない、あるいは都合の良い日程がない場合は、
コーチング無料体験講座 日程リクエストフォーム」よりリクエストください。

ms_banner.png