Coach Interview - 新島マキコ コーチ(後編)秋葉原校講師

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成功者が思い描いていた未来は、明確なありたい姿

 秋葉原校の講師として最近復活した新島マキコさんに、コーチングをきっかけに探求している教育方法や長く携わっている統計学を基にしたセッションについておうかがいしました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

成功者の共通点を知って

ーー コーチングを学んでそちらにも興味がわいてきたんですね。コーチングはどんなきっかけで始めたのですか。

 以前から興味があったんですが、学ぼうと思った理由は二つあります。一つは、かつての職場に残念な上司がいたということ。二つ目は、雑誌記者時代、著名人をインタビューした際に、これが《セルフコーチング》かと感じた経験からです。

ーー 残念な上司というのどんな上司ですか。

 わかりやすいんですが、部下のやる気を削ぐ上司です。感情的で人の話を聞かず、人格を否定するような怒り方をしてしまうんですね。それで部下は反発するし、その上司の言うことなど聞きたくなくなって、当然部内の雰囲気も悪くなります。一方、隣の芝生が青いではないですが、他のチームには、正反対の素敵な上司がいるわけです。部下の話をちゃんと最後まで聴いた上で、冷静に自分の意見を伝えてくれる。自分のチームとの、雰囲気やモチベーションの違いを、手に取るように間近に見ていたわけです。そのときはそれがコーチングとはわからなかったですけれども。その後コミュニケーションを中心にいろいろ検索してみると、上司との関わりが部下のやる気にすごく影響することがわかったんです。その時にインプットされたのが大きかったですね。

ーー 上司が違う対応してくれていたら全然違うのにって感じていたんですね。

 そうですね。チームでやっているので全体の士気が下がってしまう。上司の関わり方が重要だなと強く感じました。一方、雑誌記者の仕事で、俳優やスポーツ選手にインタビューする機会があったんです。その中で皆さんの不遇の時代を振り返っていただくわけですが、みなさん共通点して「何年後にあの舞台に立つ」とか、「何年後のあの大会の表彰台の真ん中に立つ」など、無名時代の目標設定がすごく明確なんです。つまり今が成功してるという事なのですが。腐ることなく、今はこうだけれども必ず何年後にはこうなるんだという、ありたい姿やめざす姿がものすごい明確で、それを忘れずに努力し続けたということですよね。そういう人が今残ってるんだなって。それが後から、これがセルフコーチングなんだということに気づいたんです。

ーー 成功者たちが不遇の時代にセルフコーチングをして、未来のビジョンを具体的に描いていたってことですね。

 はい。もちろんその時はセルフコーチングという言葉は知らなかったんですけれど。これって何なんだろう。なんでみんな売れてないのに根拠のない自信を持っていたんだろうってずっと考えていました。でもそれは根拠がないわけではなくて、信念みたいなものがそうなる自分しか描かせなかったんだなって、コーチングを勉強してそれがすごく大事だって思ったわけです。ほぼ全員にそれは共通してました。期限ももちろんはっきりしてるし、どこにいるとか何々賞を取っているかとか、何々大会で優勝したとか。そういうビジョンです。ぼんやりしてないんですね。

ーー そのはっきりしたものを描けるのはどうしてなんでしょう。

 自分を信じる力がある。そしてそれを成功するまでやめなかったからだと思います。

ーー そういう経験を経て体験講座へ?

 はい。体験講座に行ったら面白くて、深く学んでみたいと思いました。先生が楽しそうなのも刺激になったし、コミュニケーションという意味でも、役立てられるかなと。クラスAに進んで、実際にやってみたら、普段からコーチング的に関わることがいかに難しいかを実感しました。セッションをしても自分本位の会話になっていて、最初の頃はここで質問しなきゃなど、型にとらわれ過ぎていましたね。

ーー コーチングを学んでその後どう使おうと思っていましたか。

 アシスタントにたくさん入って、とにかく研鑽を積んだ後、森代表の講師養成講座を受けました。教えることが得意というか好きで、その人に合わせてわかりやすく伝えることを昔からよくやっていましたので。

 現在行なっている、転職者向けの面接対策では、自己アピールしきれてない人にたくさん会うんですよね。せっかくいい資質をお持ちなのに、それを面接で伝えきれていない。その人の魅力や、ご経験から培ってきたものなどを、棚卸しした上でわかりやすく言語化するためのお手伝いをすることに、すごくやりがいを感じています。

 リソースとか強みというのは、コーチのサポートによってこんなにも引き出せるとか、あるいはコーチング的な関わりをすることでその人の自信に繋がって、ひいてはキャリア形成になるのだとわかりました。 強みを強みと思えなかったり、経歴を過小評価している方の考えを整理したり、それを視覚化や言語化して、正しく自分のことを伝えられるようになるのを目の当たりにした時はうれしいですね。

インタビュー

資質を認めて発揮してもらうことに感じるやりがい

―新島さん自身はコーチングをやる前と後ではどんなふうな変化がありましたか?

 決してコミュニケーションが得意な方ではなかったんです。自分が本当に言いたいことがうまく言えなかったり、反対に言い過ぎたり。また人との距離感を間違えてしまうこともありました。どんなに親しい人であっても踏み込んではいけないラインがあるわけで。自分でもそうされた経験もあれば、してしまったこともあります。コミュニケーションというのは、やはり長年課題だったような気がします。言葉として発したことはもう取り消せないので。自分の価値観が全てじゃないっていうこともコーチングを学んですごくよくわかりました。ついつい相手も同じ考えだろうと思いがちですが、それは大きな間違いでした。

ーー 本当ですね。親しい人でしょっちゅう話をしていて共感し合ったりしていると、いつのまにか同じ価値観だと思い込んでることってありますよね。

 近い人ほどそうかもしれない。仲がいいから価値観が同じとは限らないですからね。違いを認めるということをコーチングから学びました。今もそれは継続中です。まだ自分が完全にできているわけではないし。

ーーその、資質を発掘することをさらに発展させるような、何か思い描いていることはありますか?

 秋葉原校は「子育て特化」と謳っており、保護者向けのプログラムや子どもに関わる大人のためのセミナーを行ってきた経緯があります。それは今後も続けていきたいですね。また自己分析や自己 PRなど、日々自分を見つめるためのセルフコーチングを実践するためのコンテンツも提供できればいいなと考えています。

 個人としては、統計学の観点から自分の本質や資質を知った上で、やりたい事と融合させるというサポートがしたいですね。将来のビジョンを決めていったり、自分のコミュニケーションのとりかたの癖を知ったり、適性・適職など...。それを統計学を使いながら提供していきたいです。

ーー他のものと合わせるコーチングって楽しそう。

 必勝運命学コーチという名前をつけて行なっていたのですが、きちんと形にしたいというのはあります。コーチングをやったことでできる伝え方があると思うので、その人に合わせるということが私には一番重要ですね。同じ言い方でも人によっては全然響かない。その人の思考や表現方法、価値観などに合わせた伝え方をしていきたいと思っています。

 コーチングでこれから何かしようと思ったら、自分が興味あることを突き詰めていくのも大事だと思いますし、やはり誰かをサポートしたいということになると思うので、誰がどう変わってくれたら嬉しいか? そういう視点で考えると自分がさらにめざすコーチングが見えてくるのだと思います。

ーーアクティブラーニングや統計学を融合させたコーチング。新島さんならではの発信のこれからが楽しみですね。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
新島マキコ(にいじま・まきこ)コーチ
GCS認定講師
GCS認定プロフェッショナルコーチ
2010年認定コーチ資格取得後、GCS講師を務める。その後、教育改革を見据えた子どもの考える力にフォーカスし、アクティブラーニングを長年実践する教師とのコラボセミナーを開催。また企業・学校向けコーチング研修、個人セッション、自主性を育むオンリーワンスクールの運営などに従事。2016年より、大手人材派遣会社にて障害者向け面接対策セミナーなどを年間約100回開催、毎年400名強の転職をサポートする。雑誌記者経験を活かした、その人ならではの資質を引き出し、気づきを具現化するセッションには定評あり。 秋葉原校講師、個人コーチング、アクティブラーニングをとりいれたコーチング、私立中高一貫校、学校の教員向けコーチングセミナー運営、企業の研修、就活セミナー・職務経歴書セミナー講師(人材派遣会社にて)、個人の面接対策

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