Coach Interview - 倉地修 コーチ(前編)

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 交渉学やお茶や演劇をやっていらっしゃるという日本橋校の倉地修さんから、コーチングとその異分野のことがどこで結びつくのかという、とても興味深いお話をうかがいます。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

交渉学に魅せられて

−現在はどんな活動をされていますか?

 3月末まで会社員をしていました。1年前からフルではなくて週に3日の勤務にしていたので、平日2日と土日を使ってコーチングの活動をしていました。今はコーチング専業で日本橋校の講師と中小企業の経営者の支援を主としていますが、他にも様々な形でのお役立ちを模索しています。

−それはお疲れ様でした。コーチングの活動のために勤務形態を変えてから退職されたのですね。

 そうですね。60歳過ぎて再雇用という選択肢もあったのですが、これからはコーチングを主にやっていきたいと思いまして。会社勤務と並行して副業という形にしたいと会社に話をしたら、週に3日勤務もできるということでそのようにさせてもらいましたが、会社では事例が無かったことなので、非常に感謝しています。
 GCSの講師養成講座はその前から受けていましたが、1年前のそのタイミングで日本橋校の講師としてデビューをして、昨年秋に国際資格のACCも取得しました。2023年10月からICF認定が必須になりましたので、正直あせりはありましたね。

−交渉学を学んでその関係でコーチングと出会ったと聞きましたが、その経緯はどんなことだったのでしょうか?

 前の会社にいた時のことです。自分の中ではそれなりに順当に昇進昇格をしているつもりでしたが、残念なことに部下だった者が上司になるという挫折を味わいました。それで若干仕事が身に入らない時があったのです。このままでは面白くないと思っていた時に会社で「交渉学」の講座をやると聞いて、何も知らなかったのですが学ぶことにしました。それがとても面白かったのでさらに学びを深めるために大学院で履修して、そこで補助講師をして、並行して会社の中でもメイン講師として交渉学を伝えていました。伝えることは楽しかったしやり甲斐もあったので、それ以降はこれを軸にしていけたらいいと思っていました。
 でも、50歳半ばに差し掛かった頃ですが、HD会社による米国株主の買収騒動などで、社内の雰囲気が一気に変化してしまい、何かタイミングみたいのものを感じ、次のことは何も決まってないまま、早期退職に応募して会社を辞めました。仕事がなかなか決まらないので、時間があるそのときに交渉学のコミュニケーション部分を強化しようとコミュニケーションというワードで調べていたらコーチングが出てきたのです。会社の管理職研修でもコーチングをやったことを思い出しましたがよくは覚えていませんでした。「なんか良さそうだ」と感じた反面「ちょっと胡散臭い」という感じも受けましたが(笑)、3つか4つあったスクールの中の、最初に行ってみようと決めた銀座コーチングスクールで体験講座を受けました。

−交渉学にとても惹かれていたのですね。コーチングとは違いも共通点もあると思います。どんなところにそれを感じますか?

 決定的な違いは、交渉学で定義する交渉は「自分の目的を達成させるため」、コーチングは「クライアントの目標達成のため」です。一方で、そのために用いるスキルには多くの共通点があります。例えば、どちらも「目的・目標」を明確にしていないと迷走するだとか、相手とのコミュニケーションで一番大事な事は傾聴することなど、親和性がとても大きいです。

−そもそも交渉学を深めたいと思ったのは、活用したい場面があったからですか?

 仕事に活かすとかは全く考えていなくて、たまたま見かけた交渉学という文字に惹かれて、受けてみたら面白かったからです。本格的に勉強するために社会人向けの大学院にも行きましたが、これを身につけてネゴシエーターとして活躍するぞという考えもありませんでした。 

−コミュニケーションを学ぼうと思って受講した体験講座はいかがでしたか。

 それが、体験講座で何をしたのかはあまり覚えていないのです。でも直感として「いい」と感じたのでクラスに進むことになりました。

−そうですか。その時は会社勤務を減らしてコーチングの活動をするような強い思いではなかったのでしょうか。

 その時点ではあくまでも交渉学を強化するためのコーチングでした。交渉学の中のコミュニケーション部分のエキスパートになろうという思いもあってコーチングを学びました。なので、クラスに進んでからも、この部分は交渉学ではこうだなと非常に親和性を感じながら進みました。全て交渉学に当てはめてクラスDまで進んだ感じです。コミュニケーションのスキルなので当然関係性が深いのですが、この2つがきれいに合うのです。
 でもクラスDでプロコーチとしてクライアントをイメージするところでは、コーチになるという意識がなかったのでクライアント像を想定していなくて苦労しました。

インタビュー

交渉学を一気に上回ったコーチングの魅力

−苦労しながらも全クラスを終えて認定を取得し、その後はどんなことをしたのですか?

 クラスを終えてから認定を取得して、そこから数ヶ月間はコーチングは一区切りという感じで、交渉学の講座の準備をしたりしていたのですが、せっかくコーチングをやったので何かできるかなと思って、GCSのホームページを覗いてみました。そうしたら林英利さんが「管理職のためのコーチング講座」というのを開催していたのですぐに申し込んで、同じく主催されている日本リレーショナルリーダーシップ協会JRLAで交渉学を取り入れようという計画があるということでそちらにも声を掛けて頂きました。
 そこからです。交渉学から入ったのにいつの間にかコーチングの魅力が上回っていったのは。コーチングをやりながら交渉学をやっていく中で初めてコーチ仲間との横のお付き合いも始まりました。仲間からいろいろな刺激をいただいて、コーチングでやっていくのもいいなと思い始め、その延長で講師を目指そうと思い始めたのです。

−コーチングの魅力が交渉学を上回ったというのは、どんなところにそれを感じたのですか?

 交渉学もとてもいいものですが、学んでいく上での継続性が小さい(そのような場所も少ない)ところがあります。コーチングはセッションを継続することでダイレクトにクライアントの満足が伝わってきますよね。学びたいし知りたいという人も増えていますし、何よりそのような環境も揃っています。
 令和になって人と人とのリアルなコミュニメーションというか、ぬくもりと継続が感じられるのがコーチングではないかと思うようになりました。そんなわけで気づいたら完全にコーチングがメインになっていたという訳です。
 それで今は日本橋校の講師をメインにしながら、蒔いたタネを刈ったり、新たにタネを蒔いたりしていきたいと思っているところです。

インタビュー

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Profile
倉地修(くらち・おさむ)コーチ
会社員時代に学んだ交渉学がキッカケとなり、私をコーチングへと導きました。
当初は、交渉学が主、コーチングは従という位置づけだったのですが、ビジネスやプライベートの対人関係を強化し、内面の成長にも寄与するコーチングの魅力に心を奪われ、現在は、プロコーチとして中小企業の経営者の支援、またコーチングの講師としても活動しています。
プライベートでは還暦を機に劇団に所属し、新たな挑戦と未知なる可能性を求めています。
スキルだけではないコーチングを学び、一緒に成長の旅に出かけましょう。
銀座コーチングスクール日本橋校講師
国際コーチング連盟(ICF)Associate Certified Coach(ACC)

講師をしている日本橋校では2024年1月から新体制で再スタートし、毎月2つのイベントを開催しています。一つ目は、私たちは"もっと愉快に!"をモットーにみんなが楽しく集まり、助け合いながら共に上達できる『コーチング道場』。二つ目は、毎回旬な内容のイベント・交流会の開催です。4月は「30秒で伝えよう!コーチ自己紹介」。これ以降も色々な内容を予定しています。GCSで学んだ方なら誰でも大歓迎です。
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