Coach Interview - 橋本ゆり香 コーチ(前編)日本橋校 代表

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夫婦一緒に関係を更新していく

 2024年に日本橋校の代表として就任した橋本ゆり香さんに、仲間と共に開けた学びの場を作る楽しさや、最も近い人間関係「夫婦」のコーチングの話などをうかがいます。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

悩み多き女性たちを救うために

−まず現在の活動についてお聞かせください。

 コーチングを使った人材・組織開発の会社を経営しています。2024年からは銀座コーチングスクール日本橋校の代表を引き継ぎ、コーチの育成やコーチコミュニティの運営にも力を注いでいます。人と人の関係性に興味があるので、コーチとしては個人向けだけでなくチームや夫婦向けにコーチングセッションを提供させていただいています。

−コーチングを学ぼうと思ったのはどんなきっかけがあったからですか?

 物理的なきっかけで言うと、子どもが生まれた時ですね。転勤族の夫と赤ちゃんを抱えて再就職することに現実味が感じられないと思ったのです。子どもが小さい状況で家庭を優先しながらやりがいのある仕事をどう見つけていけばいいのか、会社に戻るとか会社の希望に沿いながら働くのは難しいと思いました。それで自分にできることはなんだろうって探したことがきっかけでした。

 それで、自分を知ろうと強み診断を受ける中で、人間関係やコミュニケーションの中に自分の強みが発揮されるということがわかりました。ちょうど、自分の年齢と同じくらいのお友達が二極化していくような感じがあって、一つは家庭を持って家族のために忙しくも楽しそうにしている人たち。もう一つは仕事をバリバリしているものの、プライベートは上手くいかず悩みや愚痴を話せる相手がいないという人たち。

 後者はある意味こじらせている「こじらせ女子たち」ですが、実はそういう人が友人以外にも大勢いるのではないかと思って、はじめは愚痴聞き屋をやろうと思ったんです。社会の中で何かしらの自分の力をお金に変えられるんじゃないかと。

 実際やってみると、話を聞いたその時はすごく楽になったとかやる気が出て来たとか感謝されるんですが、数ヶ月後に会ったらまた同じ愚痴を言っているんです。それに気づいた時は愕然としました。彼女らの役に立ちたいと思って一生懸命に話を聞いたのにほとんど役に立っていなかったことを知ったのです。

 人が本当に幸せになっていくとはどういうことなのか。人に対してどういうふうに支援していけばいいのか。そこで初めてコミュニケーション自体を学び始めてコーチングに辿り着き、こんなにも体系だった人を支援できる方法があるのかと感動しました。

 他者支援のために学び始めたコーチングですが、学ぶ中で自分への理解が深まりました。理解が深まったことですごく自分らしく生きられるようになったと思います。

インタビュー

自分への癒しと人への癒し

−以前のコミュニケーションとご自分の自己理解についてはどんなふうに関わっていたのですか?

  そうですね。コーチとしてのマインドセットって「相手の中に答えがある」が大前提ですが、それまでの自分は、コミュニケーションというのは自分の思いを通すためにどう関わっていくかっていう自分主体の交渉或いは操作だという認識でした。

 例えば、安心してもらいたいとか嫌われたくないとか自分の要望を通したいとか、そういう思いで関わっているので相手にはなるべく負荷をかけないように、そういうコミュニケーションをとってきたことに気づきました。コーチングではよく「他には?」って聞きますよね。そんな小さな問いかけにすら心理的なハードルを感じました。相手が答えているのにさらに聞くのは失礼じゃないかって。

 質問も相手がなるべく考えないで答えられるようにクローズドクエスチョンを多用していました。それがコーチとしては逆に相手が深く考えるための質問をし、見えてなかった答えを出していく。これまで得意と思っていたコミュニケーションではやってこなかったことこそが成長には大事だとわかったのです。相手の成長を願いながら自分本位なコミュニケーションをとっていた根底には、相手に嫌われたくないとか負荷をかけたくないとか、そう思っている自分がいたことに気づきましたね。

−なるほど、聴くことで相手から嫌われたり負担をかけたりすると思っていた。逆の発想だったんですね。

 はい。どこか他者評価に依存するところがあったのだと思います。人と人を繋ぐことが好きで、誰もが安心してそこにいられるような居場所づくりに力を注いできましたが、なぜそこにこだわるのかというところです。自分への理解が進む中で、実は自分自身が誰とも繋がれず居場所がないように無意識に感じていたことに気づきました。よくあることかもしれませんが、自分が満たされない部分を人に提供することで自分を癒していたんだなって。そこに気づけたことも人生の中で転換点になったと思います。そこから、誰かに認められたり誰かの役に立てたりしなければ自分の価値がないというところに立っていた自分についても「そんなわけない」というふうに思えてきて。それからはやることが変わりました。誰かの役に立つではなくて、自分が何をしたいのか。自分の力でどんな貢献ができるのかというように軸が自分に戻った感じがしていますね。誰かが喜んでくれるからでやるのではないということです。

−わかります。誰かに喜んでもらわなくてはという気持ちはどこから発生するかということですね。

インタビュー

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Profile
橋本ゆり香(はしもと・ゆりか)コーチ
人と関係性の専門家として、個人の成長やチームの関係性向上のためのセッション及び研修を提供する。愛と厳しさのあるコーチングスタイルに定評あり。大阪出身、2022年に東京から神奈川西湘エリアへ移住。旅とワインと猫が好き、海と自然がエネルギーの源。

ICF Professional Certified Coach (PCC)
Organization and Relationship Systems Certified Coach (ORSCC)
Leadership Circle認定プラクティショナー(TLCCP)

銀座コーチングスクール日本橋校 代表
https://www.ginza-coach.com/school/area02-02/nihonbashi.html
Cheer Coaching合同会社 代表社員
https://cheer-coaching.com/
Facebook
https://www.facebook.com/yurikams
Note
https://note.com/cheer_coaching/

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