Coach Interview - 妻鹿由佳子 コーチ(前編)神戸校講師

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ママたちの自信と自立と子どもとの関係が社会を変える

 かつては、楽しいのかどうか感じることもなく、言われたことをやっていたという妻鹿由佳子さん。子育てをしながら起業し楽しさをめいっぱい感じながら大きな変化をとげていったお話を語っていただきました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

子育て中のママも夢を語って

ーー 最近の活動についてお聞かせください。

 パーソナルセッションと講座ですね。GCS神戸校で講師もしてますし、ほかにも心理学を学んでいるので、一般の方向けにコミュニケーションの講座をしたり、子育て中なのでママ友つながりでお母さん向けに子どもとのコミュニケーションのとり方をお伝えする講座などしています。
 あとはママ達が自分の夢を語るイベントを主催している会社を事務局として手伝っています。夢を語るという意味ではコーチングとすごく親和性が高くて皆さんすごい笑顔で帰っていかれます。その事務局兼実行委員を姫路でしたのがご縁で「ママの夢サミット」のお仕事が始まりました。
 でも、ママが夢を語るというとどこか特殊なんですね。ママって家族の夢とか子どもの夢を持ってても自分の夢は一旦脇に置いていますから。私もそうだったんですけれど。それを自分で語ってみんなで応援し合うっていう。パーソナルセッションとなると個人事業主とかサラリーマンの方多くて。どうしてもお母さんたちは自分にお金をかける意識がまだ、とくに地方では薄いって私は感じています。姫路のお母さんたちが自分にお金と時間をかけることが家族がより幸せになることにつながるので、姫路で起業している複数名で、お母さん向けの任意団体をつくっています。私はコーチングとかコミュニケーションをメインに、みんなそれぞれの得意分野を伝えています。企業さんからご依頼いただいたら報酬は出ますけど、まだ基本ボランティアですね。

ーー そうですか。賛同してくれる企業さんが増えるといいですね。

 そうですね、それとお母さんたちも子どもから手が離れて社会に出たときに、今まで何もやってませんでしたって言うより、イベント開催のサポートをしましたとか、企業さんとコラボでこんなことしましたとかって言うのが伝えられたら仕事の可能性がすごく広がると思うんです。そうやって外でやりがいを感じていれば、家の中で家族にもやさしくできるんですよね。

ーー 本当ですね。地方での話ですがご主人の反対があってコーチングの受講をキャンセルしたという話も聞きました。

 私も大阪生まれで東京で就職したので、自己投資はありだって感覚だったんですが、結婚・出産して姫路という地方に来て周りを見るとこういう感覚なんだって知って驚きました。お金をかけることへのハードルが違うことを知りました。

ーー ご主人としては、家のことより外の何かに興味を示す妻になってほしくないというのもあるみたいです。ゆくゆくは、お母さん本人も家族のためにもなって、その先に社会のためになることですよね。ところで、コーチングをやろうと思ったきっかけはどんなことですか?

 子どもを預けられるようになって働き始めたときに、NPO で本部事務局の仕事をしていたんです。最初は良かったんですがだんだん理事長と各支部のいざこざが起きてきて私も巻き込まれてしまったんです。そうすると私と理事長との間のコミュニケーションも少しずつずれてきて、パワハラって言ってもいいと思うんですけれど、ものすごく心ない言葉を投げつけられたりして。私も、これはなんなんだろうと思って、コミュニケーションをもう一度ちゃんと学ぼうって。その時に浮かんだのがコーチングだったんです。実は大学時代にもコーチングをちょっと学んでいたんですが、その時は2003年頃でまだインターネットやズームでしゃべるってことがなくて電話会議の形式だったんですね。そして就職活動とかいろいろと重なって、電話会議だと顔が見えないし、毎回講座に来る人や講師が違ったりして、孤独感を感じて挫折してしまったんです。それで、電話会議形式でなくて対面のところを探していてたまたま姫路に銀座コーチングスクールがあるのを見つけたんです。これなら続けられるかもしれないって受けました。

ーー 体験講座で対面で練習してみてどうでしたか。

 そうですね。挫折した時から10年近く経っていたので、こんなんだったっけって驚きがありました。理論は頭に残ってたけど、実際に「認める、聴く、質問する」スキルを身の回りで使いこなせている方はすごく少ないって気づきました。1対1だったからコーチと私がしゃべるっていう関係だったので、このコミュニケーションはすごいって思いました。その頃はやはり上司の顔色を見ながら物申してたっていうところがあったので、ここまで言ってもいいんだ。これも話しちゃっていいんだっていう、なんかこう心のドアが自然と開く感じでした。それがすごく心地よかったです。それでそこで学ぶことを即決しました。 そのあとのクラス Aと B は私以外にもう一人女性の受講生がいらしてその方もすごく話しやすかったので、学校で学ぶような一方的な講座じゃなくて自分も参加してる感がありました。講座を作り上げている要素の一つとして私が入っている感覚があったんです。少人数というのも良かったです。相手を見てお話できるってこういうことなんだなってことをすごく納得しました。

ーー クラスを受講してる間はどんなことを感じていましたか。新たな気づきとかありましたか。

 NPOの仕事で毎日心無い言葉をかけられていたので、受け始めた頃は自己基盤がガタガタで自己承認ができなくなっていました。自分軸とか自己基盤とかいろいろな言葉で表現されますけれど、そういう時期に受けた私にはそれがわからなかったんです。なんか自分の意見を貫き通す人のことかなってあいまいな感覚でした。自分に軸なんかないなーって過ごしてましたね。でもあるとき、クラスのセッション練習で、その理事長との関係性についても話すタイミングあったんですね。話せるようになったっていうのも、今思えば自己理解とか自己開示ができるようになったからだって思いました。そういうことも後になって気づきました。
 自分がプロとしてやっていこうと思ってもやっぱり揺らぐ瞬間はその都度あって。軸とか基盤て多分その瞬間瞬間にできるのではなくて、後で振り返って初めて、前より固まってきたって気づくようなものなんだろうなって今すごく実感してますね。

ーー 固まっていたというのはどういうことですか。

 自己基盤って一生かけてつくっていくものだと思っています。そういう意味では何が完成型かは死ぬまでわからないけれども、日々薄く漆を塗っていくように、しっかりしたものが1日1日少しずつ塗り重ねられて固まっていくのだろうって。

インタビュー

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Profile
妻鹿由佳子コーチ
GCS神戸校講師
GCSプロフェッショナル認定コーチ
ICF認定コーチ(ACC)
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
イクメンコンサルタント
ISD個性心理学マスターインストラクター
周りと比べて一喜一憂、相手の顔色見ては言いたいことを我慢、仕事のイライラを持ち帰り、家でも不機嫌で家族にあたっては自己嫌悪。コーチングはそんなモヤモヤした日々から私を解き放ってくれました。今では人がどう思うか考えるかではなく、自分はどうありたいか・どうしたいのかを意識することで、家族も自分も大切にできるようになりました。 2017年からはプロコーチとして起業し、個人セッションのほか、自分の心と家族の心を整えるツールとしてコーチングとカウンセリング講座なども開催しています。

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