Coach Interview - 福澤博貴 コーチ(前編)目黒校代表

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フリーランスこそ自分自身に「良質な問いかけ」を

 2022年秋に目黒校を立ち上げた福澤博貴さん。あまり聞かない「フリーランスに特化したコーチングスクール」だそうです。日本のフリーランス人口は全人口の2割強だそうで、先進国の中では圧倒的に少ない。そこに光を当てようとする福澤さん自身の独立から開校までのお話をうかがいました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

大きなきっかけ

ーー 目黒校は2022年の秋に開校したばかりで出来立てホヤホヤですね。その目黒校は「フリーランスに特化したコーチ」対象だそうですが、スクールでは特化というのは初めてではないでしょうか。そのことも含めて活動のことを聞かせてください。

 15年ほど会社勤めをした後、2020年から独立して「フリーランスのマイコーチ」というパーソナルコーチングサービスを運営しています。主に個人事業をしている人、あるいは個人事業も視野に生き方を見つめ直したい会社員の方を対象としています。
 これからは会社員でも個人事業のような観点で働き方を見つめながら、自分の生き方をハンドリングしていく流れが加速していくのではないかと思っています。
 自分自身そうした主体的な生き方を選びたいと思っていたこともありますが、疫病をきっかけとした大きな変化もあって、社会的にもその流れがより強くなっているように感じます。

ーー そもそも、会社を離れて自分で生き方を選択する人をサポートしたいと思った、その考えのきっかけはどんなところにあるのですか?

 大きなきっかけになったのは、一人目の子どものことです。出産時のトラブルで重症新生児仮死の診断。すぐにNICUへ入院した娘は、医療の助けを借りながら、一度も病院から出ることなく1歳3ヶ月で空へと旅立ちました。 娘の入院中は、会社に勤めながら毎日病院に通っていました。そのときの静かな病室で子どもと向き合いながら過ごす時間が、自分の生き方やこれからの時間の使い方を考えるきっかけになったんです。
もし元気に生まれていたらどうなってたのかな。人が生きるってどういうことなんだろう。生きる意味って何なのか。このような答えのないことをたくさん考えたりしていました。

 それまであまり自分の生き方をしっかり見つめ直したりしたことはなかったんですが、なんとなくやりきっている気はしなかったし、何か物足りなさを感じていました。ただ、いまの生き方を選んでいるのは自分であることは間違いないなと。僕には自分で考えて決断して動ける体があるにも関わらず、もしも現状の物足りなさを環境のせいにしているのであれば、それはカッコ悪いなって。人生を充実させたいのなら、そこに向かって動くのも自分の責任だと思うようになりました。
 もう一つ「生きる意味を考えた」と言いましたけれども。ずっと医療の力を借りて自力では呼吸もできない状態の生きる意味ってなんだろうな、とか考えちゃったりもしました。もちろん意味ないなんて絶対に思いたくないわけですよ。そこで気づいたことは、この子はたとえ病院から出られないとしても、僕たち家族には大きな影響を与えてくれているということ。他にも先生や看護師さん、病院で知り合った他のご家族など、少しでも接点のある人たちを通じて影響のつながりが広がっていくのが人間社会なんじゃないかということ。
 そう考えると、やっぱり人は産まれた瞬間から必ず誰かに影響を与えているし、それだけで意味はあるよな、と思います。
 そしてこの子がいてくれた意味に彩りを与えていくのは、これからの自分次第とも言えるんじゃないかと。僕がこれから何か社会のためや人のためになることができたとして、それはこの子がいたからだ思えたら最高だなと。そう思って自分に正直に生きていきたいと思った。それが生き方を変えるきっかけになったんです。


インタビュー

自分に正直に生きられる

ーー 大きなきっかけがあったのですね。 そこから、それまで思い描いていた仕事の選び方も変わったのですね。

 変わりましたね。自分にしかできないことで社会に繋がっていきたいという思いが強くなってきて探し始めたのです。当時はコーチングのことを知らなかったのですが、自分のことを振り返った時に、いろんな人の話を聞くのが好きなところ、自分と違う考え方とか価値観に触れると新鮮に感じて興味を持ちやすいところに気づきました。あと得意なことはなんだろうかと思った時に、人から無意識的に褒められることとして、サポート的な役割を果たすときに感謝される事が多かった。その好きと得意の二つが自分の特徴だとしたらどんな仕事が合うかなと探していたらコーチングというものがあるらしいと。それで学んでみたいと思いました。

ーー コーチングのどんなところがいいと思いましたか。

 人とフラットに触れ合うところですね。自分もOK相手もOKという意識の中で作られる協働関係。そこが好きなところで、心地よさを感じるところです。
 それで、2019年の夏頃に銀座一丁目校の体験講座に行きました。もとから仕事にするつもりで参加していたのですが、最初はやはり日常の会話とは異なるコミュニケーションにぎこちなさを感じました。説明を聞く限りでは難しいことは言ってないはずなのに、実践してみると「あれ、ちょっと難しいぞ」と感じたのを思い出します。


ーー そして認定をとってからはどのように?

 認定をとってからは、すぐに独立して個人向けにコーチングセッションを始めました。そこから1年半くらいは特に講師を目指さずに、セッションをしながら書籍や学びの場に参加したりしてコーチングを探求していました。
 そして既にコーチングに惚れ込んでいたので、もっと世の中に広めたいという思いが強くなっていきました。
 そんな中、セッション中に「チームのメンバーとうまく関わるにはどうすればいいか教えてほしい」と相談されたことがありました。その時は話の聴き方やコーチングマインドなどのエッセンスを解説しただけでしたが、とても納得された様子で感謝を伝えられたことがありました。
 また、セッションを提供している中で、コーチングを理解している人の方がコーチングをより効果的に使うことができる、ということにも気づいていきました。
 そうして徐々に見え方も変わってきて、コーチングを教えることもインパクトあるし楽しそうだと思うようになりました。

 目黒校は、必要な学びや準備を終えて、2022年9月に開校しました。
 コーチング自体を伝えるのはやっぱり楽しいですね。対話を構造的に捉えて探求することに興味があるので、GCS以外のコーチングや体系理論などいろいろなものに触れています。そうやっていろいろ触れたものを実践で確認しながら、自分が納得したものをお伝えできる場なので、すごく楽しいです。


ーー 受講生からはどんなフィードバッグがありますか?

 まだ受講生はそんなに多くないのですが、そんな中でも「対話が多くて理解が深まった」、「ロジックで説明してくれるのがわかりやすかった」、「コーチとしてのリアルな話が参考になった」などの声を頂いています。

ーー スクールの特徴がはっきりしている感じですね。

 はい。セッションでフリーランス系の方のお話をよく伺っていますし、自分自身もフリーランスコーチとして活動しているから提供できる情報がたくさんあります。またクラスとしてフリーランス特化を謳うことで同じ境遇の受講生が集まりやすくなれば、フリーランスとしてのコーチング活用イメージが深まりやすい場が生まれる効果も期待できますし、クラスを終えた後にも生きる継続的なつながりが生まれたら面白そうだと思っています。

インタビュー

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Profile
福澤博貴(ふくざわ・ひろたか) コーチ
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定クラス講師
ICF認定コーチ(ACC)
目黒校代表
「フリーランスのマイコーチ」として、主体的に生きる個人を支援する現役コーチ。個人の強みで勝負するフリーランスが、「事業強化」と「自己実現」の両方に役立つコーチングが学べるクラスを運営。大手通信企業2社で15年間にわたり営業、企画、事業開発を経験した後、子どもとの別れをきっかけにコーチとしての生き方を選び、独立。奄美大島の血を引く小江戸川越生まれ、東京在住。人間味あふれる自然体な生き方を好む。


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