Coach Interview -福田雅人 コーチ(後編)

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コーチングベースのメンターとして

 建設業界やIT業界を経てコーチングと出会い、現在は企業の顧問職に就きながら、自由にやりたい活動をしている福田さん。何歳になっても自分次第で道は開けるという話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

思考整理の案内人

−「思考整理の案内人」と言われたというお話がありますが、なぜそのように呼ばれるようになったのですか。

 それは長く勤務していた通信建設の会社にいたときのことです。3年目で管理部門の責任者として移動して、人事、総務、法務、ISOマネジメントを担当するようになったのですが、人事に関する経験がなかったので、高齢者再雇用になった元人事部長だった方を私の部下につけてくれたのです。
 その方が私の働きぶりを見て「思考整理の案内人」と言ってくれたのです。会議の席で人の話を聞きながらメモしてマインドマップに書いて、一呼吸を置いたときに、「皆さんが話してきたことはこんなことですよね」と言っていたからです。
  「ここで言っていることと、ここで反応していることは、実は認識のギャップや意見のギャップがあって、議論が成立していません。こういうふうに考えましょうか」みたいに、感じたことをファシリテートしていました。その場でビジュアルに表現してファシリ テートするという仕事ぶりを見て、みんなが思考を整理するのをお手伝いする人のようだと言ってくれました。
 その当時はあまりピンと来なかったけれど、ずっと大事にしていて、コーチングを学んでみたら、ある意味思考整理の案内人と言えるかなと思って。その先輩社員メンターが私のことをそう呼んでくれたことをそのままコーチとしてのキャッチコピー的に使っています。

インタビュー

求めている人たちのために聴いて伝える

−そして、最後にこれからのことを伺いたいのですが、今やっている活動を広げるとか展開させていくとか、またさらに新しいことに挑戦するとか、ビジョンみたいなものをお持ちでしたらおしえてください。

 そういう意味では、純然たるプロコーチとしてそこにフォーカスして生計を立てるというよりは、仲間とやっているビジネス開発や、紹介されたお客様からの延長線上でコーチングをしたりしていきたいと思います。視点を変えると、メンターとしての活動はあるかなというふうに思っています。
 コーチングはティーチングしない、コンサルしない、アドバイスしないっていうのがあるけれど、世間にはコンサルやアドバイスを欲しがる人は多くいます。コーチングのクライアントにも、意外にそういう需要が大きいですし、社内コーチだったりすると、相手が明らかにメンタリングを要求してくるんです。
 コーチングベースのメンターというのは、企業では求められていると思うし、海外ではメンターという職能がちゃんと認知されています。アメリカだと、企業がメンターを対象者につけるということをコーチと同じようにやっている例はあるみたいです。世間的にはあんまりは認知されてないかもしれませんが、日本国内でも実際そういうことをやっている団体が少しあります。
 今、日本の企業がやっているのは、新入社員に対して先輩社員がメンターとしてつくメンター制度だけれど、それをしっかり人事の人間が理解して、メンティに対して教育しているかというと、そういうケースは多分少なくて、言葉のイメージだけで運用されているそうですね。
 ですので、これからの活動の延長線上で、コーチングベースのメンターというのはあり得るかなと思います。

−コーチングベースのメンターっていいですね。社会経験や人生経験が豊かだからできることですね。たまに「あの人が私のメンターです」と言っている人がいますが、人生全般に関わってもらえるメンターと出会いたいものですね。

 みんなそう思っているんじゃないでしょうかね。私が知っている方で月に一回、メンターに会いに行くという人がいます。かつて勤務していた会社の上司で今は別の会社だそうです。「上司としては嫌な上司でしたけどね」と言いながら毎月会いに行くそうです(笑)

−上司から本質的なことを学んでいるのですね。同じ世代の方々の先陣を切って進んでいるような福田さんのお話、前に向かって進もうとしている皆さんの活力になるといいです。 ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
福田雅人(ふくだ・まさと) コーチ
1955年/福岡県福岡市生まれ

海外プロジェクトで豊富な経験を持つ通信技術者であると共に、人事畑で豊富な知見を持つ先輩社員は、当時、経験のない新任人事部長である私の指南役。その指南役から観て、建設業界、IT業界を経て、通信建設業界にやってきた私は異質に映ったようです。最初の社内イベントでの動きを観察して付けてくれたタイトルが「思考整理の案内人」です。その後、10年近く、傍でメンターとして寄り添ってくれました。
7年ほど人事部長を務めながら、コーチングについては「一時期流行したビジネススキル」という程度の認識でした。

定年延長を満了して経営管理部門の責任者から再雇用シニアへと立場を変え、プロフィット部門で若手・中堅社員の育成プログラムを企画・運営するなかで、コーチングの必要性を感じ、基礎的な内容を学習。
そこで、コーチングは、いずれのステータス、専門分野に限らず、総ての社会人が共通して獲得すべき基本スキル、なにより自己基盤を高める手段と確信し、認定コーチを取得するに至ります。

GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定クラス講師
ICF認定コーチ(ACC)
GCS上野校講師



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