Coach Interview -酒匂令子 コーチ(前編)

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人生全体の基盤を整える

 お子さんのために会社を辞めて個人事業主になり、コーチングを取り入れてから公私共に変化した酒匂さん。ご自分の強みや特性がわかると共に大事なことが見つかって、将来の素敵なビジョンも思い描いているそうです。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

スキルより大事なこと

−日本橋校の講師のほかにはどんな活動をしていますか。

 そのほかには、パーソナルコーチング、企業さん向けの組織開発の研修、外部講師などに関わらせていただいています。もともと個人事業主で活動していて、コーチングの資格をとってからコーチングのお仕事もしています。コーチとしは2021年から。比率としてはそちらの方が多くなっています。

−個人事業主として前職に関連する事業をしていたのですか。

 はい。マーケティングの仕事が長かったので、プロジェクト単位でマーケティング案件を担当させていただいたり、マネジメントの仕事を一部受託したりしていました。独立するまでは外資系のブランドで働いていました。

−独立したきっかけはどんなことからですか。

 2人目の出産がきっかけです。当時勤務していた会社がヨーロッパの会社なので、夕方から会議が始まったりしていました。そうすると子どもの早めのお迎えなども行けなくなってしまって、仕事と子どもどちらに重きを置くかと考えたのが会社を辞めて独立したきっかけの一つです。

−そうですか。マーケティングの仕事に、新たにコーチングも取り入れようと思ったのは何かきっかけがあったのですか。

 独立してからは何社かと業務委託としてプロジェクトに関わるお仕事をしていましたが、あるところは、マネージャーとメンバーの信頼関係が成り立っていない職場でした。コミュニケーションがうまくいってないのでメンバーのモチベーションも低かったのです。  私はマーケティングの戦略を提案するのですが、やはりどんなに戦略を考えてもやる人のモチベーションが低いと何もうまくいきません。それで、まずは社内の人間関係、コミュニケーションの改善じゃないかと思ったのがきっかけでコーチングを学ぼうと思いました。そうしたら会社が何か変わるかもしれないと思ったからです。

−メンバーの方たちのモチベーションとコーチングが繋がるかもしれないと感じたのですね。前からコーチングを知っていて?

 コーチングのことは少し知っていて、知り合いにコーチもいたのでお試しセッションは受けたことがあるくらいです。変わるかもしれないと思いましたが、学んでからコーチングがわかったという感じです。GCSの日本橋校を紹介してくれた知り合いがいて、それからずっとそちらで受講しました。

−授業で学んでからわかったというのはどんなところがですか。

 最初は人を変えるような気持ちで始めたのですが、結果としては自分が一番変わったと思います。自分は人の話を聴けていなかったし、コミュニケーションのあり方についても、内省することがなかったということがわかりました。将来に立った視点で見るとか全体を俯瞰して見るというようなことがなく、自分自身について深く考えたこともなかった。自分の人間性みたいなことを認識したりリソースをみつけたりし始めて、いろいろなことが起こりました。

−それはどんなことでしょうか。

 まずはイライラしなくなりました。たとえば会議などで自分の意見に対してちょっと反対の意見が出た時にはまず感情が先に出てしまって、「え!拒否された」とか思っていました。コーチングを学んでからはそういうところにワンテンポ置けるようになったり、ちょっとネガティブなことを言われても、「その発言の裏には何かあるのかもしれない」とか、「この人には何か思うところがあってこういう発言をしたんだろうな」と思えるようになったりしました。
 大きく捉えると穏やかになったということでしょうか。
 あとは、コーチとして活動をしていく中で感じたことですが、学び始めた頃は、人の話が聴けて質のいい質問ができればコーチングの仕事って成り立つのかなと思っていました。でも実際に活動をしていると、大切なのはそこだけではなく「あり方」が大事なのだと思うようになりました。コーチとしてロールモデルになれるように、自分を高めたり内省したりすることを習慣にするようになりました。

−大きな変化ですね。コミュニケーションがうまくいってなかった会社の方はどんなふうになりましたか。

 みなさんと1on1などをするようになったので、コミュニケーションが良くなったのは肌で感じるようになりました。私と相手の方のコミュニケーションは良くなったと思いますが、チームとして一つにまとめられたかと思うとあまりうまくできなかったと思います。まず、マネージャーの方達にコーチングを学んでほしくて、少しアピールもしたのですが、私自身は事業戦略を立てる立場だったので、人事関連の取り組みに対してあまり提言はできませんでした。

インタビュー

日本橋校は一つの小さな組織

−クラス講師としてもやっていこうと思ったのはどんな気持ちからですか。

 コーチングをやる中でクライアントの方に、コーチングに対する知識をさらに高めていただいて、受けるだけではなく学んでほしいと思いました。コーチングを深く知ることで受けることの効果も高まって、理解も深まるのでもっと知ってほしいと思ったのがきっかけです。

−セッションを受けることの効果は大事ですね。以前、日本橋校の皆さんにも、クラスの授業以外にも様々な試みをしていると聞きました。

 こんなにバラエティ豊かなメンバーがいる学校も珍しいと思います。6人みなさん、キャラ、経歴、属性、年齢とかバラバラなのですが、だからこそいろいろな視点で見られるし、一つの組織としてどうやっていくかと自ら実験してチャレンジしているところです。
 組織としてのあり方や進め方は、ミッション・ビジョン・バリューのような軸をみんなでを作ってそれに沿って活動するという面白い試みをしています。新しい会社を立ち上げたつもりでやっています。みんな個人事業主の集まりで、日本橋校のブランディングをどうするかとか、もっと活発にするにはとかに取り組んでいます。全員コーチなので反対意見も普通に言い、それを建設的に捉え、失敗したら次に活かそうと前向きなので、とてもやりやすく働きやすいチームです。

−それはいいですね。無料体験講座のところに、「営業・商談・育成に活かす」とか「組織を動かすコーチング」など専門分野が書いてありますが。

 「他とどこが違うのですか?」という質問をいただいていることもあって、受講生さんが誰の講座を受ければいいのかと迷った時に、講師の得意分野がわかって決める目安の一つになればいいと思って書き足しています。

−それぞれ特色を打ち出していくのは、受講生さんにもわかりやすくていいですね。

インタビュー

後編は近日公開予定です!今しばらくお待ちください。

後編
・人生全体の基盤を整えるために
・クライアントさんからのギフト

Profile
酒匂令子(さこう・れいこ) コーチ
1978年/北海道室蘭市生まれ
夫と娘2人と都内暮らし
森林浴・サウナ・旅行・ベリーダンス・読書・ワイン・友人たちとの食事が大好き。

立教大学在学中にフランスブルゴーニュ大学に留学し、人生を思い切り楽しむフランス人の生き方に感化される。
帰国後は(株)ワコール入社 営業や販売企画を経験。
その後、リシュモンジャパン株式会社「ピアジェ」に転職、スイス本社とのやり取りをしながら、国内のマーケティング業務推進に従事。

2019年、2人目の娘の出産を機に会社員と育児の両立に限界を感じ、独立。
独立後はブランディングやマーケティング案件の業務委託で中小様々な企業と仕事で関わるようになる。
色々な企業の内部を知るうちに、社内のコミュニケーションや社員各々のモチベーションが組織の実績や成果に大きな影響を及ぼすことを実感するようになり、銀座コーチングスクールにてコーチングを学ぶ。

コーチングの資格を取得したのち、プロコーチとして個人起業家やビジネスリーダー、アスリートをサポート。
現在は銀座コーチングスクール日本橋校にて講師も務めながら、
個人起業家さんのビジネスを加速させるサポート、若手リーダー層のキャリアアップと組織牽引のサポート、企業の組織開発やメンバーのエンゲージメントアップなどのサポートをしながら活動をしています。

【資格】
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定講師
ICF認定コーチ(ACC)
サンタフェNLP発達心理学協会認定プラクティショナー
SBTメンタルコーチ3級


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