Coach Interview -嶋崎良迦 コーチ(前編)名古屋校講師

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言葉を超えたセッション

 改名してますます運気上昇している嶋崎良迦さんから、ここ数年の出来事、変化について、そしてまた今チャレンジしていることなどもうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

身体の声を聴きながら

−前回、嶋崎さんからお話をうかがったのは5年前でした。その時は、コーチングと出会うまでのいくつかの仕事のこと、初めて部下ができて指導に悩んだことでコーチングと出会ったこと。その後ご自分が大きな変化を遂げたというお話をうかがいました。メイクコーチをしながら仕事の幅を広げていき「楽しそうかそうじゃないか。好きか嫌いか」という視点で物事を選んでいいとおっしゃっていたことが印象的でした。 そして月日が流れ、その間にさらにいろいろな変化があったとお見受けします。すぐにわかったのはお名前が変わったことです。

 はい。起業して3年目に、嶋崎真紀から嶋崎良迦に名前を変えました。
 メイクレッスンを提供している中で「観相学」という学びに出会い、メイクで外見を整えるだけでなく、顔からその人の内面や運気を読み取り、より良い人生に変えていけるアプローチにとても惹かれました。
 学んでいくうちに、観相学が仏教の教えと深く繋がっていることを知って、遠い存在だった仏教が一気に身近になった感覚があります。
 観相学を学んだ協会では、上級クラスまで学ぶと名前をいただける仕組みがあり、私もご縁をいただいて「良迦」という名前を授かりました。
 名前の意味としては「良は"より良い"、迦は"巡り合い"という意味が込められている」と教えてくださり、より多くの方とより良い巡り合いを重ねていけるのだと思うと、とても感動したのを覚えています。
 元々はビジネスネームをつけるつもりはありませんでしたが、この名前をいただいてから、もっと多くの方に自分の活動を届けて、良いご縁をつないでいきたいと自然に思えるようになったのです。


−より良い巡り合いとは、まさにぴったりの素敵な名前です。 周囲からの反応はいかがでしたか?

 珍しいので「これは本名ですか」と気に留めてくださる方が増えました。
 そして実際により良い巡り合いがどんどん増えて、私自身もフットワークが軽くなりました。

−フットワークが軽くなって、新しいことが始まりましたか。

 はい。実は観相学は、禅宗を開かれた達磨大師の禅の仏教と深く関わりがあります。それまで禅については聞いたことがある、という程度でしたが学びを深める中で「頭で考えるだけでなく、実際に坐禅体験してみたい」という思いが次第に強まり、坐禅の体験会へ参加し、その後さまざまなお寺での坐禅会にご縁をいただき、ただただ坐るということを繰り返しました。
 静かに坐り呼吸に意識を向けるその時間は、思考ばかりに偏っていた私にとって大きな転換期でした。余計な考えを手放していくと、自分の身体の声を聴けるようになる感覚があって、「ああ、もっと身体の感覚に信頼を置いていいのだ」と思えたのです。
 この「身体の声を聴く」という姿勢は、今も私自身が日常の中で大切にしていて、コーチングの時間にも深く関わっています。
 この体験があったからこそ、今私が開発している「身体で感じるコーチング」という新しい形に自然と繋がっていったのだと思います。

−いいですね。ご自分のサロンもできたと聞きました。

 はい。私にとって「場所を持つ」というのは、ただ物件を借りたということではなくて、「環境が人に与える影響」を強く感じた出来事でした。
 コーチングやメイク、ボディセラピーを届けるときに、どんな空間でその時間を過ごすかは、私自身にも、来てくださる方にもとても大きな影響があると感じています。
 実際に、メイクレッスンではさまざまな素敵なサロンさんに伺うことがあり、空間が整っているだけで身体も心も自然とほぐれていく感覚がありました。
 それを体感してからは、「場所=環境」が自分を作り、自分の身体の反応にも現れると気づいたのです。
 それで、2021年には念願のセミナールーム兼サロンをオープンしたのですが、その後すぐに乳がんが見つかりました。とても大きなショックでしたが、同時に身体が「もう少し自分を労わって」というメッセージをくれたのだと思っています。
 どこまでも頑張ろうとしていた私に、「環境を整えるのと同じように、自分自身の身体と心も整えていいんだよ」と教えてくれた出来事でした。
 おかげさまで術後は順調で、今も「場所を整えること」と「身体で感じること」を大切にしながら、人が本来の自分に戻れる空間をつくっています。


−それは大変でしたね。でも早く回復してよかったです。 今はお元気で、以前とは違う気持ちで過ごしているのですか。

 はい、おかげさまで今はとても元気に過ごしています。
 乳がんは胸にできる腫瘍です。それは身体からの「溜め込まずに感情や思いを外に出して」というメッセージだったのではないかと感じています。実際、その頃は仕事や予定を詰め込みすぎて、自分の心や身体に耳を傾ける余裕がほとんどありませんでした。
 今は、自分の身体の声をもっと大切にしながら、仕事での移動もひとつの楽しみとして感じられるようになり、おかげさまで「遊ぶように楽しむ」気持ちで取り組めています。

−そうでしたか。今は、ご自分のサロンで、楽しみながら講座やレッスンやセッションをしているのですね。

 はい。2022年7月には現在のセミナールーム兼サロンへ移転し、広さを活かしてコーチングクラスの開講はもちろん、ボディセラピーやメイクレッスン、パーソナルセッションも提供しています。
 コーチングは本当に多様な分野と掛け合わせられるツールで、例えば身体感覚を活かしたボディセラピーとの融合や、メイクを通じて自己表現を引き出すことなど、多くの可能性があります。
 「自分には何もない」と思っている方も多いですが、実は可能性はたくさんあり、自分の得意や興味を活かしてもっと自信を持って行動できると伝えたいですね。

−ボディに関わる施術はいろいろありますが、嶋崎さんのボディセラピーとはどんなことをするのですか?

 私のボディセラピーは、単なるリラクゼーションではなく、身体を整えながら心も整えていく時間です。呼吸や筋肉のこわばりをゆるめたり、滞っているエネルギーの流れを整えたりして、身体の声を聴きながら、心に溜め込んでいるものを解放していくことを大切にしています。
 身体は心の鏡なので、心で考えているだけでは気づけなかったことも、身体をゆるめることで自然と気づきが生まれたり、言葉が出てきたりします。
 セッションでは、その気づきをコーチングで一緒に深めていくこともあります。
 だから、「身体から心へアプローチするコーチング」とも言えるかもしれません。

−いいですね。コーチングも会話だけでなく、コーチ、クライアント双方の健康状態も関係すると思うので、身体にアプローチするのはとても有効なのではないでしょうか。

 身体に触れることで、セッションで言葉を使って語っていたことよりさらに深い部分、溢れる思いが伝わってきます。

インタビュー

メイクを通して在り方を伝える

−長く続けているメイクコーチのことをお聞きします。メイクというと外見のことのようですが、単に表面を飾ることではないという側面もあると思います。それについてどんなふうにお考えですか?

 はい、私のメイクは「作り込んでいる感じがないのに、見た目が大きく変わる」というところが特徴だと思っています。正直、自分ではそこを強みとは思っていませんでしたが、周囲の方から指摘されて気づきました。
 実際にメイク方法をお伝えすると、同じ道具を使っているのに、変化の大きさに驚かれることが多いです。アイテムの使い方や手順もありますが、一番大切なのは「自分が楽しく取り組んでいるかどうか」だと思っています。角度はこうしなければいけないとか、似合うパーソナルカラーに縛られたりなど、メイクに正解・不正解を求めてしまったりしがちです。でも実はポイントだけ押さえれば十分な場合もあります。人はそれぞれ違うので、正解も不正解もなくみんなが学んできたやり方に共通点である一方で、必ずしもそれに縛られなくていいのです。
 だからこそ、もっと自由に、もっと自分自身を輝かせるためのメイクを楽しんでほしいと、メイクを通じてお伝えしています。

−先ほどの観相学と関連していることはありますか。

 観相学を学んでからは、メイクを通してマインド(心のあり方)を伝えることが増えました。以前はテクニック中心でしたが、今は「心の持ちよう」を大事にしています。
 例えば、まずは鏡をきれいにすることや、メイク道具を丁寧に扱うことなどです。
 物は自分の内面を映し出す鏡のようなものなので、アイテムひとつひとつを丁寧に扱うことは、自分自身を大切にすることに繋がります。
 まずはそこから、自分を写す鏡を整えることを心掛けてほしいと思っています。

−おっしゃる通りですね。そういえば主催したイベントでプロのメイクさんを呼んでお客様にメイクをしたことがあるのですが、その時はとてもきれいになって喜んでいらっしゃっても、翌日からはまた自分流のメイクに戻ったり、ノーメイクだったりという方が結構いらっしゃってちょっと残念でした。

 そのお気持ち、よくわかります。私もメイクレッスンの後、楽しかったけれど数日経つと元に戻ってしまうことを経験しています(笑)。
 それはやはり「あり方」に繋がっているのだと思います。
 コーチングのセッションでも"問いを持ち続けること"が成長につながるのと同じように、メイクを通しても自分自身に問いを持ち続けてほしいのです。
 外見は内面から自然に現れるものですから、上手い・下手ではなく、「いかに自分と向き合ってメイクしているか」が大切なポイントだと思います。

−自分と向き合って老化も認めていかないとですね。

 そうですね、老化こそが人生のスパイスだと思っています。
 年齢を重ねるごとに人はさらに輝いていける。
 お誕生日が来るのをあまり喜ばない方もいらっしゃいますが、歳を重ねること自体が素敵なことですし、奇跡だと思うのです。

−嶋崎さんが思う何歳になっても素敵な人とはどんな人ですか。

 イギリスの女優、ヘレン・ミレンさんの言葉で「歳を重ねることはオールド(古いこと)ではなく、ゴールド(価値があること)よ」という言葉にとても感銘を受けました。
 若作りをするのではなく、年齢を重ねても堂々と輝き続ける。
 年齢を経た美しさを、自信を持って表現できる人こそが素敵だと思います。

−素敵です。内面が自立しているということでもありますか。

 はい、その通りです。
 メイクを通したコーチングは、単に外見を整えるだけでなく、「自分自身としっかり向き合い、自分の価値や魅力を自分で見つけて輝かせる力」を育てることができます。
 他人の評価に左右されるのではなく、自分で自分に光を当てられる人になる。
 たとえば、鏡を見るたびに「今日の自分、好きだな」と感じられるような、自信と自己肯定感に満ちた自分になれるのです。これはセルフマネジメントの一環であり、人生の様々な場面で自分らしく輝き続けるための土台になります。
 見た目だけでなく、心の内側からも整い、自分の人生を自分の手で切り拓ける人を増やしたいと思っています。

インタビュー

後編は近日公開予定です!今しばらくお待ちください。

後編
・問いを持ち続けるクライアントと共に
・身体で感じるコーチング

Profile
嶋崎 良迦(しまさき・りょうか) コーチ
国際コーチング連盟(ICF)認定コーチ(PCC)
シックスセカンズジャパン国際認定資格ブレインプロファイラー
銀座コーチングスクール(GCS)名古屋校講師
人と関わることの難しさと深さに魅了され、コミュニケーションの専門家を志す。飲食・アパレル・美容・不動産など多様な現場経験を経て、現在は企業研修講師として、感情マネジメントやチームビルディング、アサーショントレーニング研修なども担当。相手の気持ちを大切にしながらも、自分の軸を保てる対話の在り方を伝えている。
「コーチングは、人との関わり方を変えるだけでなく、自分自身との関係を変える力がある」 そんな想いで、これまで数百名の変化の一歩に伴走している。

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