Coach Interview - 井上 俊介 コーチ(前編)

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コーチングは夢を叶える特急列車

 上司とのコミュニケーションに悩みコーチングを学び始めたけれど、思いがけず自分自信が本当にやりたいことを考えるきっかけになったという井上さん。痛みを乗り越えて自由に仕事をする人生を獲得した話を伺いました。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

質問者の気持ち次第で変わること

ーー 起業してコーチングやコンサルティングをされているとのことですが、どのような事業をされているかお話しいただけますか。

 大きく分けて二つありまして、一つは飲食業の経営者の方にコーチングとコンサルティングをしています。このコロナ禍の中でお店を休業せざるを得ない、長く休まなくてはいけないという状況に追い込まれて、経営者は心にぽっかりと穴が開いてしまったよう状態に陥っています。事務処理などをやることはたくさんあるけれどもやる気が起きない。そのような方々にある程度コロナが収束したらどうやって立て直していくかのイメージを描いてもらい、行動に移してもらうというようなコーチングをしています。 小さいお店は家賃や人件費がそれほどかからないのでほとんど休業していますが、大きなお店は家賃が高いのでたとえ補助金が出ても大幅にマイナスになってしまうという現状です。

ーー もう一つは?

 物販のサポートですね。以前は質屋に勤務してIT企業に転職したのでその経験を活かして中古ブランド品の転売事業をやり、ノウハウをお伝えするコンサルをやり始めています。主に週末起業をしている方向けですが、これはとても地道な作業なので挫折してしまう人も多いのです。それで、コーチングを活かし成功したその先はどうしたいかを明らかにしていき、ありたい姿を明確にしてもらっています。

ーー コーチングをしっかりやっていくと、そもそもやりたいことは別にあったというようなことが出て来ることがありますね。そのようなケースにも直面することはありますか?

 それは、自分自身にあてはまりました。コーチングを学んで人生を深く考えるようになって、なぜ自分はこれをやっているのかと考えるようになりました。それで独立できたのでクライアントというより自分自身が本当にやりたいことに気づいたということですね。

ーー そもそもコーチングを学ぼうと思ったきっかけは?

 サラリーマン時代、憧れの会社に転職できたのですが、上司とのコミュニケーションがうまくいかなったんです。それがうまくいかないと仕事が進まないので、なんとかしたいと思っていた時、その会社に入る前にコーチングのことを聞いたこのを思い出して、コミュニケーションスキルを上げるにはコーチングがいいと思うようになりました。どんなことをするかはほとんどわかっていませんでしたけれど。それでコーチングを教えているところを探してGCSの体験講座を見つけて新宿校に行きました。

ーー 体験講座で会話の実践をしてみてどうでしたか。

 いい意味で苦しかったです。というのは、質問されたことをすごく考えさせられたからです。それは、職場で上司から受ける質問と似ていたのです。 例えば「あなたはどう思うの?」みたいな。そういう、自分がどう思うかという質問はその会社ではよく聞かれていました。でもその上司はとてもきつい口調でした。その苦しかった時とクラスでの質問が似ていたのです。その上司も部下に質問をするという意味では、コーチング的な質問をしていたんです。でも、自己基盤もコーチングマインドも信頼関係もない。ただスキルだけの質問をしていたのだなってその時にわかりました。「認める」ということはまったくなく、逆に見下すような態度でした。今思えばパワハラだと言えると思います。

ーー そうだったのですか。投げかける質問は同じようなことでも、相手への気持ちは全然違っていたから受け取る方の感情も変わるということなんですね。それに気づいてからはどんな変化がありましたか。

 そういう痛みを乗り越えて、コーチングをしっかりマスターして上司や部下とのコミュニケーションをとっていきたいと思いました。ちょうどクラスBの前半が終わったときに部下が相談をして来たので、それまで学んだことを活かして対話をしたら、部下から「相談してよかったです」と言ってもらえました。今までにはなかった気づきを得てもらうことができたようです。
 自分で言うのもおかしいですが、クラスBの途中でも結構レベルの高いコーチングができたのではないかと思います。

ーー 上司とのコミュニケーションはどうなりましたか。

 上司との関係は改善されませんでした。基本的に結果を出さないと見向きもしないようなところがあったので。コーチング以前に合わなかったのだと思います。それで、自分の将来のことを深く考えるようになりました。自分が何をやっている時が一番楽しいのか、何をしている時が人生が輝いていると感じるのかと。転職したときに3年くらい勤めたら独立しようかと思っていましたが、やっぱり自分の時間に好きなことをした方が楽しいし幸せを感じられると思うようになって独立することにしました。コーチングを学びながらマイコーチをつけてそう決めました。そうしたら半分の1年半で独立することができました。
 この経験から、「コーチングって何ですか」って聴かれたら、僕は「夢を叶える特急列車」って言っています。

ーー 素敵な言い方ですね。クラスが進んでいく中で少しずつ自分への理解も深まっていったということでしょうか。自分がどうしたいのかが明確になった、大きなきっかけがあるとしたらどんなことでしょうか。

 一番印象に残っているのはクラスBの後半でした。ストラクチャーを学んで練習をしますね。アシスタントの方がクライアントになってくれてセッション練習をしたのですが、最初は緊張して汗だくになってしまいましたが、その方のありたい姿や叶えたい夢を引き出すことができて、「すごくよかった」とフィードバックをもらいました。
 やりたいことや夢が見つかってワクワクしてくる。コーチングの凄さというのをはっきりと感じました。とてもうれしかったのでコーチングを仕事にしたいと思いました。

ーー そういえば、体験セッションでも感動的なエピソードがあったと聞きました。

 はい。クライアントが言うには「前に受けたコーチングでは、決めつけられて命令のように言われた」とのことでいい印象ではなかったようでした。ですが、僕のコーチプロフィールを見て共通点があると感じて申し込んでくれました。30分の体験でその方は職場でのことをずっと話し続けて時間が来てしまったのですが、クライアントを100%幸せにするという気持ちを持って寄り添い続け、延長料金なしでそのまま話していただきました。すると最後に「コーチングってこうだったんですね。本当にうれしかったです。うれしくて感動しました。」と涙声でコメントしてくださいました。

ーー よかったですね。そうして、ご自分の中にあるものもはっきりして来たので起業を決めたのですね。

 そうです。上司に毎回命令されることなく起業して自分で好きな時に働きたいと思いました。そのためにスキルや強みがわかっていた方がいいと思って、それでセルフコーチングをしたりして見つけました。

ーー スキルや強みはどんなことだったのですか。

 やはりこれまでやってきたことです。12年間質屋で働いていたこととか、IT 企業に勤務していたときの経験です。コーチングでそれを活かして二つの事業をやっていこうと思いました。それで平成31年に起業しました。自分自身は、素直で真面目というリソースを持っていると思います。

インタビュー

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Profile
井上 俊介(いのうえ しゅんすけ)コーチ
GCSプロフェッショナルコーチ
ICF認定アソシエイトコーチ(ACC)
合同会社Winning Coach代表
大学卒業後。新宿歌舞伎町ホスト、信用金庫、家電量販店、質屋と様々な企業で様々な職種を経験。
37歳の時に某IT企業に転職。
上司とのコミュニケーションがうまく取れなかったことがきっかけでコーチングを学ぶ。コーチングを学んでいく内に、自分が本当にやりたいことはプロコーチになり、1人でも多くの人の目標達成・課題解決を行い、
そして人々を幸福にすることが自分のミッションであると気づきプロコーチの道を志す。 現在、週末起業をしている方に物販を生かしたコーチング、飲食業経営者に向けてメンタルコーチングを提供しています。

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