Coach Interview -岸朋香 コーチ(前編)

1.5時間でコーチングの全体像がスッキリ分かります!
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義務教育にも加えたい「聴くこと質問すること」

看護師の仕事をしながら4人のお子さんを育てている岸さんから、子育てとコーチング。そして人生半ばに来て遭遇したミドルエイジ・クライシスを乗り越えた話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

子どもと一緒にゴールを設定する

−岸さんとコーチングとの出会いはどのようなきっかけだったのでしょうか。

 私は看護師をしているのですが、会社員の夫の転勤について転々としている間に子どもが4人産まれました。現在45歳で、40歳になる頃に人生の折り返しに入り、子供が巣立った後のことを考えているうちに、現在はパートの看護師として勤務しているけれど、もっと違うことにも挑戦したいと思い始めたのです。それで、本やYouTubeでこれからの人生のためになるような学びの情報を仕入れ始めました。コーチングのことはいろいろなところで聞いていたので一度体験しようと思って、昨年GCSの名古屋校の体験講座を申し込みました。それがコーチングとの出会いです。


−本などで学んで、コーチングに少し触れていた時はどんなふうに捉えていましたか。

 それまで、コミュニケーションは得意だと思っていたのですが、あるとき、読んだ本で気づいたのですが、自分は話しているけれど相手の話は聞いていないのかもしれないと思ったのです。体験講座を受講して、今まで点で散らばっていたコミュニケーションの知識がそこで一つに繋がった感じがありました。


−相手の話を聞いていないという自覚があったのですか。

 はい。聴けるようになると、子育てに何かしらのメリットがあるのではないかと思いました。うまくいかないと感じていたのは、子どもが3人4人と産まれてきた時に、一番上の女の子の学校の勉強や宿題をもっとちゃんと見ないといけないと思いながら、下の子に手がかかって疎かになる。または、お姉ちゃんに勉強させているけれど下の子は遊んでいる。そんなふうに、バランスが取れていないことに悩んでいたのです。

 その頃夫の転勤が重なった時に4人目の子どもが産まれ、手伝ってくれる人は誰もいないし、夫も忙しくて休みの日は疲れて寝ている。あとからワンオペという言葉を知ってあれがそうだったのだと気づきました。それを2年くらい続けていましたが、当時は本を読んだり学んだりする余裕はありませんでした。体験講座を受講したのはそれから8年ほど経った、去年の2月です。


−そうですか。孤軍奮闘していたのですね。具体的にはコーチングを子育てにどんなふうに活用できるようになったのですか。

 子どもは、上が高二の女の子、その次が中二、小六、小五の男の子ですが、質問をするようにしています。子どもに質問するなど、それまでは考えたことがなかったのですが、「子どもの自立心を大切にしてまずやらせてみる」ということを心がけるようになりました。質問して相手に考えてもらう。これが子育てにはすごくいいと感じています。

 コーチングセッションでは、行動を起こすためにゴールを設定しますね。それで子どもと話すときにもゴールを意識するようになりました。例えば夏休みに学校の宿題以外に私も課題を出します。何ができてないか。どこが弱いところかとかを子どもと一緒にテストや通知表を見て確認しながら、「夏休みの間にここをやってみよう。30日かけてやるならこのペースだね」とか決めていくのです。克服してみるということを逆算して計画を立てます。

 男の子は漢字が苦手だったり、国語のテストがよくなかったりするので、関連した本を夏休みの課題図書にして、夏休み中に一冊読もうとか。6年生の漢字も今やっておけば、後で楽になるからとか。


−なるほど。お子さんは素直に合意しますか。

 はじめはちょっと嫌そうな顔をするのですが、いつやるとか、何日に何分やるとかを子どもの考えを聴きながら一緒に決めるようにすると、何時ならできるとか子どもが自分で予定を立てられるのでできるようになります。

 あとは、子ども同士のトラブルがあったときにもフラットに聴いて受けられるようになりました。例えば先生から連絡があって、「こんなことがありました」と聴いても、それを完全に鵜呑みにしないでまず受け止める。子どもに「先生から連絡があったのだけど一旦自分の言葉で話して」とまず聴きます。

 そうするとそこにずれが生じることもあるので、「先生はこう言っていたけどどうなの?」と聴きます。両方の話を聞いて、「お母さんはこう思ったけど、どうだった?どうしたらよかった?どうしてほしかった?」とか、そういうことを確認していきます。そして「このことを先生に伝えてもいい?」と確認します。
先生に言ってほしくないこともあると思うので毎回確認します。確認はコーチングのクライアントさんにもしますが、そうすると信頼につながると思っています。

 学校の先生は私の話をよく理解してくださるので、言ってもいいと思うことはアドバイスもします。そういうふうに対応するようになったので、困ったことが起きたら子どもは相談してくれるようになりました。


−いいですね。「自分の言葉で話して」という言い方は、心を開いてくれそうですし、「先生に言ってほしくないこともあるかもしれない」と、お子さんの気持ちを尊重しているのですね。

 子育てて一番大事なのは信頼関係だと思っています。

 普段それほどコミュニケーションをとっていなくても本当に困った時に相談される相手になれるし、子どもの変化は、自分で考えて動けるようになったことが1番だと思います。今何をしたらいいかとか、私は指示をしないで、何か聴いてきた時には、「どう思う?」と。すると、自分は何をしたらいいのかって考えられるようになったと思います。


インタビュー

後編は近日公開予定です!今しばらくお待ちください。

後編
・クラスで得られた多くのこと
・旅をしながらコーチングセッションを

Profile
岸 朋香(きし・ともか) コーチ
看護師歴20年以上、4児の母。夫の転勤に伴って専業主婦、ワンオペ育児を経験。ミドルエイジクライシス克服のため、コーチングを学ぶ。専業・兼業両方の経験から、女性が人生を楽しむためにはバランスが必要なことに気づき、コーチングで「自分自身を幸せにできる女性」を増やすための活動を開始。
GCS認定コーチ
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