Coach Interview -岸朋香 コーチ(後編)

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義務教育にも加えたい「聴くこと質問すること」

看護師の仕事をしながら4人のお子さんを育てている岸さんから、子育てとコーチング。そして人生半ばに来て遭遇したミドルエイジ・クライシスを乗り越えた話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

クラスで得られた多くのこと

−お子さんとの会話に大いに役立っているコーチングですが、受講したクラスにはどんな感想を持っていますか。

 対面の授業で話しやすくて、お互いに行う演習もすごくよかったです。コーチングはビジネスをしている人が学ぶものだと思っていた時期があったのですが、演習では日々の生活に溢れているライトな話題をテーマにするのでクラスメートとも仲良くなれました。嶋崎先生のおかげもあって毎回とても楽しいクラスでした。人の話をもっと聴くとか、受講前に自分で学んで実践していたことが間違っていなかったことがわかったので、これでよかったという確信を得られました。それが小さな成功体験に繋がったと思います。自分でやっていたことを体系立てて説明してもらえたからとてもよく理解できて、さらに深めていきたいと思うようになりました。
 それで、人と話をしている時に、話を遮らずに聴いてみたら、今まで知らなかった相手のことがとてもよくわかるようになりました。「こういうバックグラウンドがあったからこういう考え方をしている」。そういうことがよく見えてきて、人に興味が持てるようになりました。自分の中ではそのことが大きな変化です。クラスで学んだことを子どもにも早く使いたくてワクワクしていました。
 そのほかのスキルでは、その通りにやれば核心を引き出せて相手の行動まで促すことができるストラクチャーが面白かったです。ストラクチャーの凄さを感じました。クラスBの受講中にfacebookのグループでセッションの練習をして、たくさん大きな失敗をしたのですが、そのあとのクラスCで、うまくいかなかった理由がわかったことも面白かったです。それを面白いと思う自分を知ることもできました。失敗すると思っていないのに、やってみたらうまくいかない。その理由がわかって試してみたらうまくいくというPDCAを自分で回すような感覚です。これをずっと面白いと感じていて、副業としてコーチングをやっていこうという気持ちが湧いてきました。ペルソナを決めるとか、自分が普段何を考えているのかとか、内面を掘ることもできる。聴かれたら自分の口から出てくるということをクラスDの時に強く体感しました。質問してもらうこととそれをよく聴いてもらうということは、義務教育でやってほしいくらいです。

−それはよかったですね。コミュニケーションのスキル面でのたくさんの気づきがあったということですが、自分自身への気づきはいかがでしたか?

 どちらかと言うと、自己開示はもともとできるタイプだと思っていましたが、自己基盤を意識した時に、私は「自分を何とかしなきゃ。ちゃんとしなきゃ」と思ってしまうミドルエイジ・クライシスだと気づきました。
 自己基盤は人によって定義が違うかもしれませんが、コーチングを実践していけば相手に誠実に対応することになる。聴くだけじゃなくて忖度のないフィードバックをするには自己基盤が整っていないとできないと思いました。セッションを重ねていくと自分の自己基盤も整っていく。クライアントとコーチは対等で、お互いが成長し合えるというところがとてもいいと思います。そこのところもコーチングを仕事にしていこうと思った理由です。

インタビュー

旅をしながらコーチングセッションを

−すでにコーチングに関連する活動をしていると聴きました。どんなことをしているのですか。

 親が実践していれば、コーチングを子どもに伝えられると思います。その練習になるので、研修として学校でやらせもらえないかと小学校の校長先生にお願いしたことがあります。むしろ練習させくださいという感覚でした。校長先生とは仲良くさせてもらっているので了承をいただいて実現することができました。自分が経験したことをどうやったら伝えられるかとか、何時間もかけて学んできたことを30分や1時間の中で、どのように伝えられるかとかそれを考える過程も勉強になりました。
 「日常で使える子どもに対するコミュニケーションスキル」というテーマで、グループワーク形式でやってみました。参加者は4人で、聴いてもらう体験やこういう時にはどうしているかとか、事例を出してもらいながら、みんなで考える経験もして進めました。
 「聴くというのは意識しないとできない」「聴いているつもりでも実は聴けていなかった」などのフィードバックをいただき、とてもいい経験になりました。

−認定コーチになって日が浅いにも関わらず、先生にお願いして研修をする勇気と意欲を尊敬します。その他の活動もおしえてください。

 「予祝インタビューをする会」というのをオンラインでしています。
 「予祝の説明」から入って、「目標を達成しました」というところから質問をしていきます。予祝で明確にしたイメージを行動に移せるようにします。実際に達成するためにもこれは継続していこうと思っています。参加者からは「なんとなく思い描いていたことがリアルになってとてもよかった」という感想をいただいています。

−「予祝インタビュー」というネーミングも楽しそうです。 いずれ子育てが手を離れることもあり、看護師さん以外のこともしていこうとコーチングを学んだということですが、そうなったら岸さんの時間の使い方も変わってくると思います。これから先、どんなことをしたいと考えていますか。

 旅行が好きなので、長期の旅行をしたいです。看護師の仕事を続けながらは難しいので、旅先でもできるコーチングセッションの仕事ができたらと思います。旅先で今日は仕事をするとか、今日は美術館に行くとか。将来的には自由にそんなことをしていきたいです。

−いいですね。リモートでセッションができるので実現しそうですね。または地方のクライアントさんに呼ばれていくとかもあるのでは。

 それが夢です。どちらかというと大勢に一度にというより、一人が近くにいて変わっていく様子を見る。人の成長に伴奏することがとても好きです。

−コーチングが本当に好きで、さまざまな場面で生かしたいという岸さんの気持ちが伝わってきました。お子さんとの関係をより良くしながら初体験のことにも積極的に挑戦していく。これからさらにどんなことをしてそれがどう花開いていくのかが楽しみです。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
岸 朋香(きし・ともか) コーチ
看護師歴20年以上、4児の母。夫の転勤に伴って専業主婦、ワンオペ育児を経験。ミドルエイジクライシス克服のため、コーチングを学ぶ。専業・兼業両方の経験から、女性が人生を楽しむためにはバランスが必要なことに気づき、コーチングで「自分自身を幸せにできる女性」を増やすための活動を開始。
GCS認定コーチ
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