Coach Interview - 向川 敏秀 コーチ(前編)銀座一丁目校代表

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 11年前にコンサルタントとして起業し、クライアントのモチベーションを上げるためにとコーチングを学んだ向川さん。ご自身もキャラが激変したというくらい、コーチングとの出会いが大きかったそうです。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

「やらされてる感」から「能動的行動」へ

ーー 向川さんはすでに起業していらっしゃいますが、どのようなことをしているのでしょうか。

 事業戦略の支援とプロジェクトメンバーのモチベーションアップやチームワーク形成などをやっています。元々、戦略のコンサルタントをしているのですが、いろいろな企業さんとお会いする中で、プロジェクトメンバーが「やらされてる感満載」という雰囲気が少なくなかったのです。そうなるとがんばって戦略を立てても実行フェイズでなかなか能動的になれずに、絵に描いた餅で終わってしまうことがありました。こういう状況を打破したいと思っていたときにコーチングに出会い、モチベーションアップとリーダーシップを引き出すために、ひいてはチームワークを作るためにコーチングを活用するようになったのです。それ以外では、2年前からGCSの銀座一丁目校を運営したり、公開講座や企業研修をしています。

ーー コンサルの仕事にコーチングがいいと思ったのはどんなところですか?

 プロジェクト会議の場が皆さん指示待ち状態だったんです。それだと強い意欲を持って行動できない。つまり、やる気を引き出したかったんです。それでその方法を、ワークショップとかアセスメントとかいろいろ考えた末に、コーチングと出会いました。GCS新宿校の体験講座に行って、「あ、これだ」って思って、最短で認定をとろうと思って、横浜と東京本校で受講して2013年に認定コーチになりました。

ーー そうでしたか。体験講座での「あ、これだ」と思ったのは何を指してですか?

 ふだんはコンサルタントとして答えを用意していたんですが、それをしなくてよいということ。「聴く」「質問する」の練習。それと、答えはクライアントの中にある。コーチングピラミッドなどですね。体験講座の講師が、「コーチングを学んで私は怒らなくなりました」とおっしゃってましたが、僕も、自己主張しないし、考えてもいないと感じられたクライアントによく怒っていたんですね。それではいけない。自発的行動ができなくなってしまうのではないかと、その講師のお話から感じ取ったんです。その後、認定をとってから、わかっているのになかなか切り替えができなくて、「しまった。答えはクライアントの中にあるんだ」って、自分の中で反省を繰り返していました。

ーー ご自分の変化を感じたのですね。コーチングを取り入れて、クライアントさんはどんなふうにおっしゃっていますか?

 これはコーチングもコンサルも同じなんですが、スッキリしたって言うのが一番ですね。いろいろなことを考えていくつかの行動オプションを引き出してその中でどれが一番自分たちにとって必要かつ重要なのかを意思決定する。皆さん端的に物事を見ることができるようになり、自信を持って行動できるようになったという感じです。整理できてスッキリしたとおっしゃる方が多いです。

ーー 具体的にはどんな変化がありましたか?

 ひとり一人の考えや意向を最初に聴くようにしました。プロジェクトのキックオフのときに、このプロジェクトをどんな形にしたいのか、これを通して自分はどんな成長を遂げたいのか。どのプロジェクトでもそれを聴くようにしています。あと、受け身の人たちが多いプロジェクトの場合は、同時に個人セッションを2、3回ずつ行っています。そもそもこの会社でどういうキャリアを積みたいのかとか、どういう存在になりたいのかとか、会社の枠を越えてどんなふうにキャリアアップしていきたいのか等を聴いています。それを具体的にイメージしてもらって、今回のプロジェクトはどんな価値があるのかを考えてもらい、それをきっかけに能動的な行動をおこしてもらう。そんな投げかけをしています。そうするとまず皆さん、発言が増えます。あとはプロジェクトへの想いを共有することによって自然とチームワークが生まれます。お互いの想いを受け容れられるようになって。

ーー そういう変化を感じた向川さんはどんなご気分でしたか。

 しかめっ面していた向川が、ニコニコしてコンサルするようになりました(笑)。全然キャラが変わりました。以前は難しい顔をするのがコンサルと思っていたんですが、いろいろな考え方があっていいんだと、とにかく受けとめられるようになりました。それまでは違う意見に対して対立の構造を描いていたけれど。 あとは、前はよかれと思ってアドバイスや提案をしていたんですが、それが激減しました。求められたらするけれど、単に聴いてほしいと言う方には余計なことは言わなくなりました。見下すような態度もしていたかもしれませんが、同じ目線でコミュニケーションできるようになりました。同じベンチに坐って同じ景色を見るというのを実践で活かすようにしています。基本的には相手の感情を尊重するようになりました。とにかく、 人生の色が変わりました。「情熱理論型」から、自分ではまるで似合わないと思っていた「親しみ・安らぎ型」というふうに、キャラが激変してしまいました。人としての魅力や人間力がもてるようになったというか、やさしくなったと周囲の人から言われます。ちょっと照れますね。昔もやさしかったはずですが。肩に力が入って力みっぱなしでしたから。

インタビュー

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Profile
向川 敏秀
コーチ
銀座コーチングスクール銀座一丁目校代表
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定講師
北海道札幌市出身 慶應義塾大学商学部卒 趣味は旅行
シナプス・マーケティング・カレッジ代表
ブランド・マネージャー認定協会 認定トレーナー
1990年積水ハウス入社。マンションの企画・営業に従事。その後、ITベンチャーにて事業部長として新規事業立ち上げに従事した後、松下電器産業(現:パナソニック)に入社。通信機器のマーケティング戦略、コーポレートブランド戦略に携わる。
2008年、経営コンサルタントとして起業。戦略策定を中心に経営指導。
2013年、GCS認定コーチを取得。組織のチームワーク形成、リーダーシップ育成にコーチングを取り入れる。
2015年、ビジネススクールの運営責任者に就任。研修講師として活躍の場を拡げる。
2017年、GCS銀座一丁目校を開講。

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