Coach Interview -藤井 ゆか コーチ(前編)

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最後から生きて前向きに人生を総括する

自分らしいサポートを目指してコーチングを取り入れた行政書士の藤井ゆかさんから、よりよい人生のために最後を考えてから生きるという話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

大きく変化した「取り組む姿勢とお客様への提案」

−インタビューの依頼に快諾をいただきありがとうございました。

 こちらこそチャンスをいただきましてありがとうございます。毎月記事を拝見していまして、こういうインタビューを受けたいと思っていました。皆さんどうやって選ばれるのかなと思っていたところなのでとてもうれしいです。

−そうでしたか。シンクロが起きましたね。 では早速おうかがいしていきます。藤井さんは行政書士の仕事をしているということですが、仕事に活かすためにコーチングを学んだのですか。

 はい。2021年に行政書士として開業しました。行政書士は自分でクライアントさんを得て仕事をしていくのですが、とても領域が広くいろいろな種類の仕事があり、どの分野の仕事をするか考えていました。過去に勤めていたのは相続分野ですが、これでいいのかとか、クライアントさんにどのようにアピールしていこうかなど、迷うことがたくさんありました。
 それで、1カ月に1回4カ月の契約でコーチングを依頼しました。そうしたら3回目くらいの時に、「行政書士でやっていきたいと言っていますが、それは本当にあなたの望みですか?」とコーチに言われました。「本当の望みはそこですか?」と。入り口は営業を上手にやって利益を上げて事業として成立させていくということだったんですが、その質問を受けて「はっ!」と我に返った感じがしました。確かに事業として登録し、始めたからにはちゃんと利益を上げていかなくてはならないというミッションはありますが、本当にそれだけを目指すのか。もう一度考えようと提案されました。
 相続といっても切り口が多く、自分は何ができるんだろうとずっと思っていましたが、セッションが進んで、私しか持っていない経験を引き出してもらった時には本当に晴れやかな気持ちになったのです。これはすごい手法だなと感じて、このスキルなら行政書士の仕事にも役立つし、自分もコーチングを学んでできるようになりたい。そもそもの人生が違った視点で見られるようになるんじゃないか。そんなふうに思いました。
 それでGCSの門を叩いたのがコーチングを学ぶきっかけです。

−自分にコーチをつけたらいいと思ったのはどうしてですか。

 ちょうどコロナ禍で、まだ先が見えない時でしたが、オンラインミーティングが主流になってきた頃でした。人づてに「オンラインでコーチングが受けられるし、こういう先生もいる」と聞き、「それなら受けてみよう。迷いが解決するかもしれない」と思ったからです。

−セッションを受けたら、それまでやろうとしていたことや考えていたことに何か変化が起きましたか?

 大きく道が変わったことはありませんでした。でも、相続分野に取り組む姿勢やお客様に提案できることがとても変わったと思います。相続分野は勤めていた時から経験していましたが、一つの流れに沿って手続きをするだけではなく、コーチングの手法を使った対話で、本当に相手の方が望む最良の姿を聴き取りできる。そういうことができるようになったので、クライアントさんに満足していただけるようになりました。そこが大きく変わったところです。

−手続きだけではなく、お客様が本当に望むものまで見つけられるようになったということですね。大阪校で受講したのですか。

 ビジネスというキーワードで探していて、オンラインで受講できるというので、丸の内校の大石先生から学びました。

−丸の内校のクラスはどんな感じでしたか。

 オンラインならではでしょうか。大阪にいては出会えないような方々とご一緒できました。ビジネスパーソンが多く、リアルなビジネス最前線の話をたくさん聴けて、本当に刺激をたくさんいただきました。
 一緒に学んでいた方々は、企業の社長さんや大学の教授やこれから起業する方々がいらっしゃいました。そんな第一線のビジネスマンの頭の中を垣間見させていただいた感じです。法律は時代の後をついていくというか、私たち行政書士は市井の中の市民の法律家という立場なので企業のことはしないのですが、クラスで出会った企業の最前線の方々は決断が速く、コーチングの練習をしていても切り口の鋭さや、ハッと目が覚めるような発想をされることがありました。毎回、コーチング以外にもそのような刺激をたくさん受けて、集った仲間たちから引き出された部分もあったと思います

−それはよかったですね。学んだコーチングのスキルについてはどんなふうに感じましたか。

 自分は人と話すことに慣れていると思っていましたが、話すよりも聴くことの難しさを改めて感じました。私たちの仕事は相手の話から法律要素をピックアップして、それに当てはめて答えていくという定型がありますが、相手の方は法律のことはプロではなく感情でお話しすることが多いので、その感情をうかがいながら大切な部分を聴き取っていくスキルが必要とされています。それを自分ではできていると思っていたのですが、学んで深めて行ったら、日常業務でも話を聴いている時でも、相手の方からスッキリした感覚を得ていると感じられるようになりました。とてもスムーズに進むようになったと思っています。GCSのメソッドは体系立てて作られているのでわかりやすかったです。
 それと、余談ですが、失敗談もあります。最初の1年くらいは、ストラクチャーに沿って聴かなければならないということに陥ってしまって、ちょっと硬直していたセッションだったなと感じていました。こうでこうだから次はこうしないといけないって。そこから少し中庸に戻していって今はいい感じです。基礎を固めた上で自分なりのニュアンスを出していく。経験を積んでだんだん良くなるので、心配しないでストラクチャーを身につけていけばいいと思えるようになりました。

インタビュー

突然の家族の病を経験して開業を決意

−プロフィールに、「家族が病に倒れ、突然事業所を切り盛りすることになる」とありますが、どんなことがあったのですか?

 2020年の9月の連休に突然主人が倒れてしまい、かなり重症の肺炎ということで即入院になりました。急に「明日は覚悟をしてください」と言われて、「え?命が?」と本当に驚きました。それまでは、ちょっと体調が悪いと言っていただけでしたので。主人の仕事は歯科のクリニック経営なので、院長が不在で休業が続くと運営できなくなってしまいます。まさに足元が崩れるとはこのことです。最初は途方に暮れていましたが周囲の方々が助けてくださり、代診をしてくれて、2カ月間クリニックを守ることができました。
 主人は、2週間挿管したまま眠っていましたが、その後2カ月の間に回復して退院し、後遺症もなく、今は昔より元気なくらいです。この経験を通して、明日自分もどうなるかわからないと思ったのと、待っていてくれた地域の患者さんたちに何か恩返しできないかと思ったこと、そして2カ月耐え忍んで、なんとかクリニックを閉じないでやれたという自信もできて、行政書士として開業する決意が固まりました。
 当時主人はまだ若く、何の準備もしていませんでしたが、いつ何が起きるかわからないので、年齢に関わらず準備をしておいた方がいいとそこで改めて思いました。

−回復されてよかったです。年齢に関係なくまさかの事態の準備をしておいた方がいいということがよくわかりました。

インタビュー

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Profile
藤井 ゆか(ふじい・ゆか) コーチ
大阪生まれ
大学法学部卒業後、行政書士資格を取得する。
法律資格試験受験予備校で講師となる。
大手法律事務所にパラリーガルとして勤務。
20代後半に柔道整復師資格を取得する。
結婚後は家族の事業所で経理事務を担当する。
30代後半に手術をし身体のメンテナンスに悩む。
無事に出産し子育て一色の生活に入る。
平穏な生活が続くかと思いきや、家族が病に倒れ突然事業所を切り盛りすることになる。この経験が逆に自信となり行政書士事務所を開業する。
行政書士事務所の経営を軌道に乗せるためにコーチングを受ける。同時にメンタルコーチへの道を歩き出す。

【保有資格】
・行政書士(国家資格)
・柔道整復師(国家資格)
・銀座コーチングスクール認定コーチ
・JADA協会認定SBT1級メンタルコーチ
・ブレインアナリスト

https://fuji-shoshi.com

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