Coach Interview -藤井 ゆか コーチ(後編)

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最後から生きて前向きに人生を総括する

自分らしいサポートを目指してコーチングを取り入れた行政書士の藤井ゆかさんから、よりよい人生のために最後を考えてから生きるという話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

子育てが終わった女性たちの未来を応援

−開業してコーチとしてセッションを運営するようになってどんなことを感じていますか。

 はい。コーチングのクライアントさんは、入り口は相続ではないのですが、私と同世代で子育てが終わって、これからどうしようというお悩みを抱えた方が多くいらっしゃいます。お子さんとの関係に悩む方は、一般論ですが突き詰めていくと自分のお母さんとの関係の問題もあることが多いです。

−公開できるエピソード的なお話はありますか。

 そうですね。自分が何をしていいかわからないという棚卸し的な相談が多いです。私から見たらとても魅力的で能力も高いのに、自分では気づいていない45歳から60代くらいの方が多いように感じます。「子育ても終わって何かしたいけれど何もできないとか、事業をやってみたいけれど勇気が持てない」とか。私もそうでしたが子ども時代に自分らしさを抑えて生きてきた方が多いからでしょうか。その方々はセッションを続けているうちに、生き生きして本当の能力を発揮したり、リーダーのようになったりする人もいます。それに気づくのもコーチングの力だと思います。

−わかります。何歳になっても「本当は何をすることが自分にとってよいのか」と探している方は多いですね。

 はい。コロナ禍を経て、今はどんなこともOKという時代の雰囲気になってきたように思います。自分らしく、何をしてもいいというふうに感じます。

−どんなこともOKとは、具体的にはどんなことだと思いますか。

今私が直面していることは、世相を反映しているのだと思いますが、「婚家の墓には入りたくない」とか「死後離縁をしたい」という相続のご相談が増えています。ご主人が亡くなった後に離婚して自分に戻りたいと。相続財産なども、ご自分が支援してきた、たとえば「動物愛護団体などに寄付する」とかです。子どもも成人したし、自分という個に戻りたいということです。お葬式も不要、散骨でもいい。死後はさらに自由という考えです。

−ちょっと驚きました。「死後離縁」という言葉は今まであまり聞いたことがなかったです。それは日本特有のことなのか。多くの女性が我慢して結婚生活を送っていたということですね。

 本当にそう思います。ずっと我慢していた蓋が半開きになってしまったような感じです。高度経済成長期を必死に走ってきた親と、その元で育ってきた子どもたち。自分よりまず人のことを考えるとか調和を乱さないとか、そういうことを大切にしてきた人たちが50、60代になって、社会が「もう何をしてもいいよ」って風潮になったときに、「え、私は何をすればいいの?」って。死後離縁を決意する方は、「もういいや」って振り切れたのだと思います。

インタビュー

遺言書のすすめ

−コーチングの他にブレインアナリストという資格をお持ちだそうですが、どんなことをするのですか?

 人は「私は何々だから」というネガティブな自己認識を抱きがちです。そして、それは性格的なもので変えることはできないという思い込みもあります。性格を変えるとか治すのではなく、脳の癖なので治す必要はないのです。 「あなたの気質は脳傾向がこうだからです。それをこう使うといい」と、脳傾向診断テストを受けていただいて客観視していただく手法です。それをセッションの時にして自分へのネガティブな思い込みを一掃してもらっています。

−それはいいですね。 そのようなスキルも活用しながら、今、対人支援をされていますが、それを通して藤井さんが最高の喜びを感じる時はどんな時ですか。

 人は「私は何々だから」というネガティブな自己認識を抱きがちです。そして、それは性格的なもので変えることはできないという思い込みもあります。性格を変えるとか治すのではなく、脳の癖なので治す必要はないのです。 「あなたの気質は脳傾向がこうだからです。それをこう使うといい」と、脳傾向診断テストを受けていただいて客観視していただく手法です。それをセッションの時にして自分へのネガティブな思い込みを一掃してもらっています。

−では、現在の活動からさらに発展させていきたいことはありますか。

 はい。相続に関係するのですが、「みんな遺言書を作ろう」ということを広めていきたいです。結婚したらすぐとか子どもが生まれたらとか、何歳でもいいのです。定形で書かないといけないこともありますが、最後に書く、「残された方への最 後の付言事項」というのが大切です。どうしてこのような財産分与にしたかという理由を「こういう事情で財産分与をしたのでみんな仲良くしてください」というように書きます。
 それが人生の総括だと思います。
 コーチングを学んで気づいたことがたくさんありますが、遺言書を書くことでわかることもたくさんあります。人は必ず亡くなります。最後を考えて最後から生きていということです。書いた本人も、亡くなってから読んだ家族も、翌日から視点が変わって生きていけると思います。
 もう一つは、逆縁で若い世代の方がご両親より先に亡くなってしまった場合、デジタル資産があってもご両親が全くわからないことが多いという事例もあります。そのためにも若い方にも遺言書を書いてほしいのです。

 行政書士の方もコーチングのクラアントさんも女性なのですが、何世代にもわたって女性の歴史があって、その中の一個人の想いとして、相続の仕事もコーチングも共通することが多いです。そのようなことのサポートができて今とても充実しているのを感じています。

−何よりです。避けてしまいがちな遺言書のこともよくわかりました。コーチングを学んでさらに仕事を深め、「最後から生きていく」ということを提唱されている藤井さんの貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
藤井 ゆか(ふじい・ゆか) コーチ
大阪生まれ
大学法学部卒業後、行政書士資格を取得する。
法律資格試験受験予備校で講師となる。
大手法律事務所にパラリーガルとして勤務。
20代後半に柔道整復師資格を取得する。
結婚後は家族の事業所で経理事務を担当する。
30代後半に手術をし身体のメンテナンスに悩む。
無事に出産し子育て一色の生活に入る。
平穏な生活が続くかと思いきや、家族が病に倒れ突然事業所を切り盛りすることになる。この経験が逆に自信となり行政書士事務所を開業する。
行政書士事務所の経営を軌道に乗せるためにコーチングを受ける。同時にメンタルコーチへの道を歩き出す。

【保有資格】
・行政書士(国家資格)
・柔道整復師(国家資格)
・銀座コーチングスクール認定コーチ
・JADA協会認定SBT1級メンタルコーチ
・ブレインアナリスト

https://fuji-shoshi.com

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