「準備」と「用意」との違いを知ることで

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 村井大輔です。
お仕事の時、チームや部下にこんな声をかけることはありませんか?
「プロジェクトの『準備』はできているか?」
「明日の商談の『準備』は万全か?」
もちろん、市場調査、提案書の作成、何度も重ねた社内ミーティング......
時間と労力をかけて万全の「準備」をして本番に臨んでいると思います。
ですが、成果を出し続けるビジネスパーソンや強力なチームには、もう一つ欠かせない視点があります。
それが「用意」です。
「準備」と「用意」は何が違うのか?
同じように使われがちな2つの言葉ですが、ビジネスにおける「時間軸」と「状態」に違いがあります。
・準備(じゅんび)=「プロセス(経過)」
成果に向けて、時間をかけて戦略を練り、資料を作り込み、スキルを高めること。
・用意(ようい)=「直前の状態(即座に動ける)」
必要なものを揃え、「スタート」の合図がかかった瞬間に100%のパフォーマンスを出せる状態にすること。
陸上競技のスタートで「よーい、ドン!」と言いますが、「じゅんび、ドン!」とは言いません。
ビジネスにおける「用意」とは、「いつでも100%で走り出せる状態を作る」ということです。
何週間もかけて「準備」を重ねてきても、いざ本番直前の「用意」が雑だと、始まった瞬間手も足も出なくなったり、予期せぬトラブルで本来の力を出せずに終わったりします。
逆に、「用意」だけが得意でも、日々の「準備」が不足していれば、厳しいビジネスの現場で勝ち続けることはできません。
「準備」で実力を高め、
「用意」で実力を発揮する。
この2つのステップを明確に区別してメンバーに伝えると、個人のセルフマネジメント意識と本番への集中力が高まります。
メンバーにこう問いかけてみてはいかがでしょうか。
「ここまでの『準備』はやり切った。あとは本番、合図とともに100%で動ける『用意』はできているか?」
問いかけを変えることで、場の空気が締まり、メンバーの目の色が変わるかもしれません。
「準備と用意の違い」のように、リーダーの「言葉の選び方」や「関わり方」で、メンバーのモチベーションや本番での成果は変化します。
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