部下の成長は「振り返り」で変わる

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
部下が仕事で経験を積んでいるだけで、
成長しているように感じますよね。
でも、実は「経験したこと」と「そこから学んだこと」は少し違います。
同じ仕事を経験しても、そこから何を学ぶかによって、
その後の成長は変わっていきます。
じつは上司や先輩側が部下や後輩の振り返りをサポートすることは
彼らの成長を促進する上で欠かせない要素になっています。
たとえば、部下が仕事で失敗したとき
「次は気をつけよう」
「もっと早めに確認しよう」
で終われば、次回への注意点は見つかります。
でも、そこでもう一歩ふみこんで
「今回、何が起きていたと思う?」
「そのとき、どんなことを考えていた?」
「他にどんな選択肢があったかな?」
「次に同じ状況になったら、どうしてみたい?」
と問いかけると、振り返りがもう一段深くなります。
自分の行動だけでなく、考え方や判断のクセ、
見えていなかった選択肢に気づくことができるからです。
ここで大切なのは、上司が「答え」を教えすぎないこと。
「こうすればよかったんだよ」と教えることは、
もちろん必要な場面もあります。
でも、本人が自分で振り返り、
自分なりの答えを見つけることで、
その経験はより自分のものになっていきます。
コーチングは、まさにこの「振り返りの質を高める」ことに役立ちます。
何を質問するかだけではなく、
相手の話を聴き、考える時間をつくり、
本人の中にある答えを一緒に探していく。
その関わりが、部下の「経験」を「学び」に変えていきます。