Coach Interview - 飯山 晄朗コーチ(3)

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さとり世代のやる気に火をつけるには?

ーー 著書も出版されるそうですね。

 2015年4月に秀和システムさんから出版します。まだ仮題ですが『さとり世代の心に火をつける 50の言葉』になる予定です。内容としては、高校野球部でのメンタル指導経験を元に、コーチングの技術やメンタルトレーニングの技術をビジネスの指導現場でどう活かすかということが書かれています。上司のための部下指導の本になります。

ーー さとり世代にはどのように火をつければいいのでしょうか?本の中身を少し知りたい気もします。

 さとり世代の特徴は、何もやっていないのに、やった結果が見えている、と勘違いすることだと思います。先が見えているから頑張ろうという気になれないんですね。要するに当事者意識が欠けているということです。当事者意識を取り戻して、彼らにやる気を持ってもらうためには、目標までのアプローチの仕方を変えなければいけません。  高校野球の場合は、勝ちたいという願望は皆が共有しているのです。しかし、やっぱり温度差はあります。たとえば、ベンチに入れない生徒に対して甲子園を目指そうといったところで響きません。では、どうするかといえば、「君たちの応援次第で選手たちのプレーが変わる」というイメージを共有してもらう。一方、選手たちには「スタンドで一生懸命、応援してくれる人たちがいるのだから、手を抜くわけにはいかない」というイメージを共有してもらう。こうすることで甲子園を目指すという目標が全員で共有できるのです。

ーー それは、もう監督の仕事ですよね。

 本来は監督の仕事です。ただし、そういうことができる人はいいのですが、中にはなかなか難しいと感じている監督もいます。そういう監督が何をするかというと、最終的には恫喝や体罰で言うことを聞かせようとする。しかし、これでは何の解決にもなりません。

ーー 一流の選手が一流の監督になり得ないという事例も数多くありますよね。スポーツ界の体罰問題もクローズアップされていますから、今後はオファーが増えそうですね。

起業は「やる勇気」を持つことが大切

ーー 起業した当初は不安はありましたか?

 サラリーマン時代は、資金繰りや設備投資の相談を多く受けていたんですけれども、「やっぱり資金繰りって大切なんだ」と実感しました。住宅ローンも抱えていましたし、子どもも小さくて、貯金もゼロだったんです。

ーー それもまた無謀ですね(笑)。しかし、起業した当初から飯山さんのことを知っていますが、全く不安なんか感じているように見えなかったですね。

 どう見られるかは常に意識していますから(笑)。そう見られないようにすることは気をつけていました。結局、コンサルタントであってもコーチであっても、できる人という雰囲気がないと、お客さんとしては仕事を依頼しづらい。起業したばかりですがお願いしますという人には仕事は来ないですよね。ですので、最初はお金をもらわなくてもいいくらいの気持ちで、実績をつくるところからスタートすることが重要です。

ーー 飯山さん自身は、起業後、コーチをつけていたのですか?

 はい。コーチは自分がやりたいことの少し先を行っている人がオススメです。もちろん、あまりにも先を行っている人だと話している内容が自分とかけ離れてしまうので、3年ぐらい先にいるイメージですね。当初はセミナーを開催することも初めてだったので、コーチに質問してもらいながら、オリジナルのセミナーを作り上げていきました。  よく「前に進めない」という人がいると思うんですけれども、実行できないというのは、その人にとって実行することのハードルが高く感じられるということです。だから、もっと低いハードルをコーチと話し合って決めれば前に進めることができると思います。階段をつくってあげるのがコーチの仕事ですね。

ーー あまり自信がないとか、イマイチどうやっていいかわからないとかという人は、飯山さんみたいに、自分よりもちょっと先に行くコーチを雇ってみるということですね。

 たとえば私だったら9年間コーチでやってきたという実績がある。起業したてでコーチをつけるということは、その9年間の時間を買うという意味もあるんです。  その後は自分のステージに合わせてコーチを変えていく感じですね。ただし、気をつけなければいけないのが、コーチングに入る前に目指すべきゴール設定を明確にすることです。言ってみれば、ゴール設定をするのがコーチの役割でもあります。

ーー 自分に合うコーチを探すためにぜひGCSを活用していただきたいというのはあるのですが、飯山さんは、コーチを選ぶときに、自分に合っているかどうかという基準のようなものはあるのですか?

 先ほども言いましたが、自分より先に行っている感じがするコーチに依頼することが基本ですね。もっと言うと、こんな人になりたいなという気持ちで選ぶのもいいかもしれませんね。

ーー 長時間、ありがとうございました。最後に会報誌を読んでいらっしゃる読者にひと言お願いします。

 「"やる"という勇気を持つこと」をメッセージとして伝えたいですね。もっと言うと「決断」をしてくださいということです。決断をしないと、恐れや不安に悩まされ、結局、自分のやりたいことが中途半端になってしまいます。それではストレスを溜めるだけです。"やる"と決断をして、ぜひ一歩を踏み出してください。

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Profile
飯山 晄朗
コーチ
家電メーカーの流通部門にてSE、商品政策、大手量販店の商談を担当、トップセールスマンとなる。その後、中小企業経営支援機関にて財務改善や経営革新、後継者育成等の経営支援業務に従事。11年間で5000件超の相談をこなす。2006年に経営コーチとして起業後、講演、研修講師は延べ1600時間、受講者6000名を超える。金なし、コネなし、学歴なしの状態から日本一を実践。金メダリスト、全国優勝、志望校合格、業績目標達成を続々と輩出してきた脳力開発手法を伝えるとともに、潜在意識に着目した独自のコーチングスタイルを確立。一般社団法人 人財開発フォーラム 理事長>>コーチプロフィールページ

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